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決意
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ミツルは相変わらず可愛く、あのときよりもさらに女っぽくなっていた。
「ミツルさんも変わりましたね。」
私の病室の椅子に腰かけたミツルに声をかけると
「キミほどは変わってはないよ。正直言って驚いた…
その胸はシリコンでも入れられたの??」
私の胸の存在に気づいて、驚きの声を上げた。
「いえ、ホルモン注射だけです。新薬の実験台にされたんですよ。その結果がこれです。」
私は力無く笑って答えた。
「そっか… アソコも切られたんだって?色々大変だったね。」
「ええ… ミツルさんはあれからどうしてたんですか?? 」
「ホント最悪だったよ。総統って呼ばれてた小さいオッサンのとこで酷い目にあってさ…」
「そうだったんですか…」
「うん。昼間は踊りを見せたり、給仕をしたりして、夜は夜でオッサンに抱かれる毎日だった。
私は一番気に入られちゃってさ、いつもそばに居させられたから、めっちゃキツかったよ。」
ミツルも色々大変だったんだな。
私はそこに送り込まれなかっただけマシと思わないと…
「ミツルさん、これからどうするんですか?」
私は自分が今一番悩んでることをミツルに聞いた。
「そうだね… 私の場合、アソコは付いてることは付いてるけど、当然 もう役に立たないし、 吉岡ちゃんみたいに性適合手術受けてみようかなって思ってるよ。」
「えっ! マジですか!?」
「うん。
で、戸籍の性別変更の申請をして、名実共に女になるっていう算段だよ。
私達の場合、特例ですぐに申請が通るみたいだし…
とりあえず、そうするしかないと思ってる。
後天的に植え付けられたものだとしても、実際気持ち的には女の割合の方が大きくなってるしね。」
それは私も同様だった。無理矢理女性に性転換させられたにも関わらず、男性のときの心象はあまり残っていない
やっぱり洗脳されてしまったからなのか…
よくわからないけど、私が同じ立場だとしてもミツルと同じ選択をするだろう。
「ミツルさんも変わりましたね。」
私の病室の椅子に腰かけたミツルに声をかけると
「キミほどは変わってはないよ。正直言って驚いた…
その胸はシリコンでも入れられたの??」
私の胸の存在に気づいて、驚きの声を上げた。
「いえ、ホルモン注射だけです。新薬の実験台にされたんですよ。その結果がこれです。」
私は力無く笑って答えた。
「そっか… アソコも切られたんだって?色々大変だったね。」
「ええ… ミツルさんはあれからどうしてたんですか?? 」
「ホント最悪だったよ。総統って呼ばれてた小さいオッサンのとこで酷い目にあってさ…」
「そうだったんですか…」
「うん。昼間は踊りを見せたり、給仕をしたりして、夜は夜でオッサンに抱かれる毎日だった。
私は一番気に入られちゃってさ、いつもそばに居させられたから、めっちゃキツかったよ。」
ミツルも色々大変だったんだな。
私はそこに送り込まれなかっただけマシと思わないと…
「ミツルさん、これからどうするんですか?」
私は自分が今一番悩んでることをミツルに聞いた。
「そうだね… 私の場合、アソコは付いてることは付いてるけど、当然 もう役に立たないし、 吉岡ちゃんみたいに性適合手術受けてみようかなって思ってるよ。」
「えっ! マジですか!?」
「うん。
で、戸籍の性別変更の申請をして、名実共に女になるっていう算段だよ。
私達の場合、特例ですぐに申請が通るみたいだし…
とりあえず、そうするしかないと思ってる。
後天的に植え付けられたものだとしても、実際気持ち的には女の割合の方が大きくなってるしね。」
それは私も同様だった。無理矢理女性に性転換させられたにも関わらず、男性のときの心象はあまり残っていない
やっぱり洗脳されてしまったからなのか…
よくわからないけど、私が同じ立場だとしてもミツルと同じ選択をするだろう。
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