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100日目④
しおりを挟む腰砕けになり、ベッドに倒れ込んでしまった俺に瞬が覆い被さってきた。
瞬は右手で俺の左の乳房を荒々しく揉み、右の乳首を口に運んだ。
その度に俺の背中からお尻にかけて
あの電気のようなものが二回、三回と走った。
そう… 俺はかなり前から気付いてたんだ。
自分の体がこんな風になってしまっていることを…
だから、俺は自分の体に意識的に触れなかった。
現実を知るのが怖かったから。
けれど、この瞬という男によって、俺が辛うじて守り続けてきた「男」という最後の膜のようなものを破られてしまった。
もう自分では、どうにも止められないところまで堕ちた俺は、瞬の唇を激しく求め
舌を絡め合うことに大きな歓びを感じた。
勢いに乗った瞬は俺のパンティを剥ぎ取り、裸にして再びベッドに転がした。
ここに来た当初の半分以下のサイズにまで萎縮した男性器は俺の熱い血液がどんどん流入し、小さいながらもパンパンに膨れ上がっている。
瞬は左手をゆっくりと下に移動させ
それを握りしめた。
「あっ、あっ、ああ~っん!」
わざとかと思われるくらい俺は大きな喘ぎ声を上げ、その声に反応して、瞬の呼吸が乱れてくるのが感じ取れた。
そして、何か大きいものに緩やかに包まれるような感覚になった俺は、全身を震わせて果ててしまった。
男のときに経験していたイクという感覚に似たものだったが、それよりも遥かに気持ち良く、また、一気に冷めたりもせず
まだまだ貪欲に「男」を求めていた。瞬はズボンとパンツをおろすと、俺の口元に自分のモノを近づけてきた。俺は抵抗することなく、自ら瞬のモノを口に含んだ。
瞬の息がさらに荒くなり声が出始めると、俺も同じように乱れた呼吸と共に声を出した。
瞬のモノは今の俺より三倍以上大きく、口に含みながら舌を使うのに苦労した。
しかし、俺には瞬のツボが手に取るようにわかり、そこをどんどん突いていった。
あっという間に瞬は果て、俺の口の中に生ぬるいものが溢れ出た。
俺はそれを一滴残らず吸い尽くした後、瞬の腰にぎゅっとしがみついた。
ジンジンと体の芯がまだ痺れるような感じがして、自分が男であるということをすっかり忘れてしまっていた。
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