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深紅の世界
しおりを挟む俺はなんでここにいるんだろう…
塀の中か?
全員銃のようなものを持っているな。
アジア系か…
でも日本人ではないようだし。
俺と同じように訳も分からず、ここに連れてこられた二十人くらいの人間はみな日本人みたいだな…
しかし、この刑務所みたいな施設は一体何なんだよ。
暑い…
喉が乾いた…
こんな炎天下にいつまで立たせておく気だ?
…
あ!
思い出した!
俺がヘタ打ってしまったために、犯人を捕まえるチャンスを逃し…
今 、被害者の一人となってここにいるんだった…
腕時計を見ると14日午後12時25分と表示がされている。
あれから丸二日も経過したということか…
そうだ
二日前、俺は久しぶりの非番を
彼女の美優とドライブを楽しんでいたんだ。
車の中では、警官一年生でドジばかりしていた俺を美優が励ましてくれてたっけ。
ホント美優は優しい女だ。
そのときだった…
カーラジオから、あのニュースが流れてきたのは。
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