189 / 270
露呈
しおりを挟む
宴が後半に入ると、ワタシは完全に出来上がってしまった。
もうこの辺りのことは完全に記憶になく、また、思い出したくもないんだけど、相当酷かったらしい。
なので…
以下、ワタシの記憶ではなく、後から聞いた話を元にお知らせ致します。
「西村クンて、本当に綺麗な顔してるね
女の子でも通るんじゃない?」
大石係長がワタシに話しかけてきた。
「えーっ、そうですか?
ありがとうございますう。」
「恋愛対象は男?女?」
「あ、付き合っている彼女がいるらしいですよ。」
ここは、すかさず冴木さんがフォローを入れてくれた。
「なんだ、そうかあ。
俺のカンが外れたかあ。」
「えーっ、大石係長のカンなんてハズレまくりなんだから、気にすることはないですよ。」
「西村クンてこういうキャラだったの?
毒吐くね」
大石係長は苦笑いしてワタシを見つめた。
「あ、でも、ワタシ
大石係長の事は尊敬しています
いつも色々教えていただいてありがとうございます」
「ちょいちょい、一人称がワタシってなるんだね」
大石係長は苦笑いをして、冴木さんの方を見た。
冴木さんは、何も言わずに大石係長に微笑み、頷いた。
自分の事を「私」と呼称するのは、何もおかしなことではない。
でも、ワタシの「私」は、イントネーションていうか、言い方が違うらしく、女性が自分の事を呼称するときの「私」のトーンらしい。
カンの悪い大石係長ですら、その事に気付いてしまったらしい。
それでも、冴木さんが何とか間に入ってくれて、その場を収めてくれた。
その後もワタシは、ボロを出しまくり、今後のサラリーマン生活に不安を残す結果となってしまった。
そして、ワタシは寝てしまった。
酔い潰れて…
もうこの辺りのことは完全に記憶になく、また、思い出したくもないんだけど、相当酷かったらしい。
なので…
以下、ワタシの記憶ではなく、後から聞いた話を元にお知らせ致します。
「西村クンて、本当に綺麗な顔してるね
女の子でも通るんじゃない?」
大石係長がワタシに話しかけてきた。
「えーっ、そうですか?
ありがとうございますう。」
「恋愛対象は男?女?」
「あ、付き合っている彼女がいるらしいですよ。」
ここは、すかさず冴木さんがフォローを入れてくれた。
「なんだ、そうかあ。
俺のカンが外れたかあ。」
「えーっ、大石係長のカンなんてハズレまくりなんだから、気にすることはないですよ。」
「西村クンてこういうキャラだったの?
毒吐くね」
大石係長は苦笑いしてワタシを見つめた。
「あ、でも、ワタシ
大石係長の事は尊敬しています
いつも色々教えていただいてありがとうございます」
「ちょいちょい、一人称がワタシってなるんだね」
大石係長は苦笑いをして、冴木さんの方を見た。
冴木さんは、何も言わずに大石係長に微笑み、頷いた。
自分の事を「私」と呼称するのは、何もおかしなことではない。
でも、ワタシの「私」は、イントネーションていうか、言い方が違うらしく、女性が自分の事を呼称するときの「私」のトーンらしい。
カンの悪い大石係長ですら、その事に気付いてしまったらしい。
それでも、冴木さんが何とか間に入ってくれて、その場を収めてくれた。
その後もワタシは、ボロを出しまくり、今後のサラリーマン生活に不安を残す結果となってしまった。
そして、ワタシは寝てしまった。
酔い潰れて…
6
お気に入りに追加
75
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/sf.png?id=74527b25be1223de4b35)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる