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karma
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今日は珍しくユウさんもワタシもオフの為、、お昼から合流して、買い物したりお茶したりしてすごしていた。
唯一のお友達だから、こうやってタイミングが合うと嬉しい。
「へえ、ママに会えたんだ。
どうだったの?」
ユウさんはブラックのコーヒーを一口飲むと、心配そうに私に言った。
「当たり前なんですけど、あまり元気はなかったです。
少しだけ笑顔も見れましたけど、ノーメイクで髪も後ろで束ねてるだけで、全然セットもしてないし、あの洗練された美人のママをいつも見ていただけに、なんかショックで。」
「そうだよね。
ママはしっかりしてて頼りになる存在だったけど、ワタシとかとは違って、真面目というか、男関係の噂も全く聞いた事なかったし…そんな中であんな酷い事件が起きたわけだし」
「ワタシは一緒に拉致されたけど、ママみたいにクスリ打たれたり暴行されなかったし、全然平気なんですけど、おかしいですか?」
「まあ、なかなかのタマではあるね
タマ無しのくせに」
ユウさんはそう言って笑った。
「それどころか、ママが犯されてるとき、不謹慎なんですけど、お尻が疼いちゃって、なんかすごく興奮したんです。」
「極限の中でそういう気持ちになる事もあるのかなあ。
まあ、よかわからんけど」
ユウさんは呆れた様子でまた笑った。
「ところで、ユウさん
風俗用のアカウントをXに作ってるじゃないですか。」
「あ、そうだったね。
ワタシは放置してるけど」
「ワタシは予約空き情報とか、お客様にいただいた差し入れなんかをupしたりするのによく使ってるんですけど、最近DMが頻繁に来るんです。」
「まあ、そうだろうね
ユキちゃんてめっちゃ可愛いやん
なのにニューハーフだから、見てる方は本物の女より声かけやすいっていうか、ワタシらを一個下に見てるからね。」
「えっ、そうなんですか
知りませんでした。」
「まあ、こっちの受け取りようだから、それはいいんだけど…
で、DMがどうしたって?」
「あ、そうそう
そこに、AVの関係者みたいな人がいて、ワタシに出てもらえないかって、何度も聞いてくるんです。」
「あー、ワタシも何度か誘われた事あるよ。
お店のお客さんでもそんなのいたし、ショーパブにも来たよ。」
「で、迷ってるんです。
出てみようかなって」
「うーん…
その辺は人それぞれの自由だし、ワタシから言う事はないんだけど、あの業界も今、飽和状態で、昔と違ってギャラもビックリするくらい少ないって聞くけどね。
下手したら、風俗の仕事の一日分にも満たないかもしれないよ。」
「ワタシもギャラには期待してないんですけど、興味があって…」
ワタシがそう言うと、ユウさんは爆笑した。
唯一のお友達だから、こうやってタイミングが合うと嬉しい。
「へえ、ママに会えたんだ。
どうだったの?」
ユウさんはブラックのコーヒーを一口飲むと、心配そうに私に言った。
「当たり前なんですけど、あまり元気はなかったです。
少しだけ笑顔も見れましたけど、ノーメイクで髪も後ろで束ねてるだけで、全然セットもしてないし、あの洗練された美人のママをいつも見ていただけに、なんかショックで。」
「そうだよね。
ママはしっかりしてて頼りになる存在だったけど、ワタシとかとは違って、真面目というか、男関係の噂も全く聞いた事なかったし…そんな中であんな酷い事件が起きたわけだし」
「ワタシは一緒に拉致されたけど、ママみたいにクスリ打たれたり暴行されなかったし、全然平気なんですけど、おかしいですか?」
「まあ、なかなかのタマではあるね
タマ無しのくせに」
ユウさんはそう言って笑った。
「それどころか、ママが犯されてるとき、不謹慎なんですけど、お尻が疼いちゃって、なんかすごく興奮したんです。」
「極限の中でそういう気持ちになる事もあるのかなあ。
まあ、よかわからんけど」
ユウさんは呆れた様子でまた笑った。
「ところで、ユウさん
風俗用のアカウントをXに作ってるじゃないですか。」
「あ、そうだったね。
ワタシは放置してるけど」
「ワタシは予約空き情報とか、お客様にいただいた差し入れなんかをupしたりするのによく使ってるんですけど、最近DMが頻繁に来るんです。」
「まあ、そうだろうね
ユキちゃんてめっちゃ可愛いやん
なのにニューハーフだから、見てる方は本物の女より声かけやすいっていうか、ワタシらを一個下に見てるからね。」
「えっ、そうなんですか
知りませんでした。」
「まあ、こっちの受け取りようだから、それはいいんだけど…
で、DMがどうしたって?」
「あ、そうそう
そこに、AVの関係者みたいな人がいて、ワタシに出てもらえないかって、何度も聞いてくるんです。」
「あー、ワタシも何度か誘われた事あるよ。
お店のお客さんでもそんなのいたし、ショーパブにも来たよ。」
「で、迷ってるんです。
出てみようかなって」
「うーん…
その辺は人それぞれの自由だし、ワタシから言う事はないんだけど、あの業界も今、飽和状態で、昔と違ってギャラもビックリするくらい少ないって聞くけどね。
下手したら、風俗の仕事の一日分にも満たないかもしれないよ。」
「ワタシもギャラには期待してないんですけど、興味があって…」
ワタシがそう言うと、ユウさんは爆笑した。
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