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後片付け
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深夜0時を過ぎた。
「ユキちゃん、疲れたでしょ?
そろそろ寝よう」
霜田さんはワタシの事を気遣って、寝る事を提案してくれた。
霜田さんはこのように嬢に対して偉そうにすることもなく、気配りが出来て優しい。
それでいてお金も沢山使ってくれるから、人気が高い。
ワタシが入店する前は他の人の常連さんだったみたいなんだけど、ワタシが来てからはずっとワタシだけをリピートしてくれている。
故にワタシは鞍替えされた人から憎しみの目を向けられているのだ。
「まだ元気よ
もう一回しよっ」
ワタシが言うと、霜田さんは首を横に振った。
「いやいや、ユキちゃんが疲れてるのが見ててよくわかるよ。
全然大丈夫だから、寝ようよ」
「気を遣ってもらってありがとうございます。
じゃあ、霜田さん、うつ伏せに寝てもらえます?」
「えっ、うつ伏せに?」
霜田さんはワタシに言われて、素直にベッドにうつ伏せに寝た。
ワタシは霜田さんの太腿の辺りに跨り、腰のマッサージを始めた。
「最近、マッサージの勉強を始めたの。
霜田さんを最初の実験台にしちゃお」
ワタシが言うと
「えっ、いいの?
それは嬉しいなあ」
霜田さんはマジに喜んでくれた。
普段、90分とか120分のロングな予約をしていて、すぐにイッてしまって、そのまま回復せずに残りの時間を無為に過ごすお客様が多々いる。
そんな人とは添い寝してイチャイチャしたりしてお茶を濁す事が殆どなんだけど、嬢の中には、リラクゼーションマッサージの仕事をした経験がある人がいて、そんな時間にマッサージをしてあげると、すごく喜んでくれるんだとか。
本格的なオイルマッサージをオプションに入れてる嬢もいて、人気も上々みたい。
ワタシも指名を増やす為に、最近、独学でマッサージを勉強してるんだけど、力の加減とかが実戦を積まないと、よくわからない。
だから、優しい霜田さんを第一号にした。
「あっ、上手だね、ユキちゃん
めっちゃ気持ちいい」
「ホント?
力の入れ具合とかどう??
痛いとか、物足りないとかあったら言ってね」
「いやいや、丁度いいよ
マジで気持ちいい、最高」
霜田さんは満足そうに枕に顔を押し付けながら呟く様に言った。
ワタシは一時間ほどマッサージを行い、午前1時過ぎに霜田さんに密着して、眠りに就いた。
激しいプレイをした影響か、二人共ぐっすり眠り、6時くらいまで目を覚まさなかった。
起きてから、少しイチャイチャして、一回だけやって、お風呂に入った。
こうして、ワタシの初めてのステイは終了した。
何事もなく無事に終わって幸いだけど、これは多分霜田さんだから上手くいっただけで、他のお客様とだと、こうも上手くはいかないと思うし、これから先、色んなトラブルが出てくると思う。
「ユキちゃん、疲れたでしょ?
そろそろ寝よう」
霜田さんはワタシの事を気遣って、寝る事を提案してくれた。
霜田さんはこのように嬢に対して偉そうにすることもなく、気配りが出来て優しい。
それでいてお金も沢山使ってくれるから、人気が高い。
ワタシが入店する前は他の人の常連さんだったみたいなんだけど、ワタシが来てからはずっとワタシだけをリピートしてくれている。
故にワタシは鞍替えされた人から憎しみの目を向けられているのだ。
「まだ元気よ
もう一回しよっ」
ワタシが言うと、霜田さんは首を横に振った。
「いやいや、ユキちゃんが疲れてるのが見ててよくわかるよ。
全然大丈夫だから、寝ようよ」
「気を遣ってもらってありがとうございます。
じゃあ、霜田さん、うつ伏せに寝てもらえます?」
「えっ、うつ伏せに?」
霜田さんはワタシに言われて、素直にベッドにうつ伏せに寝た。
ワタシは霜田さんの太腿の辺りに跨り、腰のマッサージを始めた。
「最近、マッサージの勉強を始めたの。
霜田さんを最初の実験台にしちゃお」
ワタシが言うと
「えっ、いいの?
それは嬉しいなあ」
霜田さんはマジに喜んでくれた。
普段、90分とか120分のロングな予約をしていて、すぐにイッてしまって、そのまま回復せずに残りの時間を無為に過ごすお客様が多々いる。
そんな人とは添い寝してイチャイチャしたりしてお茶を濁す事が殆どなんだけど、嬢の中には、リラクゼーションマッサージの仕事をした経験がある人がいて、そんな時間にマッサージをしてあげると、すごく喜んでくれるんだとか。
本格的なオイルマッサージをオプションに入れてる嬢もいて、人気も上々みたい。
ワタシも指名を増やす為に、最近、独学でマッサージを勉強してるんだけど、力の加減とかが実戦を積まないと、よくわからない。
だから、優しい霜田さんを第一号にした。
「あっ、上手だね、ユキちゃん
めっちゃ気持ちいい」
「ホント?
力の入れ具合とかどう??
痛いとか、物足りないとかあったら言ってね」
「いやいや、丁度いいよ
マジで気持ちいい、最高」
霜田さんは満足そうに枕に顔を押し付けながら呟く様に言った。
ワタシは一時間ほどマッサージを行い、午前1時過ぎに霜田さんに密着して、眠りに就いた。
激しいプレイをした影響か、二人共ぐっすり眠り、6時くらいまで目を覚まさなかった。
起きてから、少しイチャイチャして、一回だけやって、お風呂に入った。
こうして、ワタシの初めてのステイは終了した。
何事もなく無事に終わって幸いだけど、これは多分霜田さんだから上手くいっただけで、他のお客様とだと、こうも上手くはいかないと思うし、これから先、色んなトラブルが出てくると思う。
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