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プレゼント
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「はい、これ。」
社長はカバンの中から白くてとても小さな紙袋を出して俺に差し出した。
「え?」
「プレゼントだよ。」
「えっ?えっ?えっ?」
俺はすっかり平常心を失ってしまった。
「気に入るかどうかわかんないけどね。」
「開けていいですか?」
「どうぞ」
俺はドキドキしながら、袋からキレイにリボン掛けされた箱を取り出し、ゆっくりと開けてみた。
中身はネックレスだった。
しかも
「社長… これダイヤじゃないですか!? ダメですよ。 こんな高そうなものいただけません!」
「気に入らなかったかな?」
「いえ。すごくステキです!」
「なら良かった。」
嬉しかった。ダイヤがついたネックレスなんてちょっと前の俺なら何の感情も湧いてこなかっただろう。
でも、今の俺はどの服と合わせようか?
とか、自分に似合うだろうか?などとすぐに頭に浮かべてしまう。
「ユキ、別に他意はないんだよ。キミがよく頑張ってくれたおかげでお客さんも増えて
店も以前より繁盛してるんだ。だから、ほんの気持ちだ。受け取ってくれよ。」
「社長… ありがとうございます。」
「うん。」
「すごく嬉しいです。ちょっと付けてみていいですか?」
自分でも驚くほどの変わり身の早さ…
俺はネックレスを手に取り、ドキドキしながら付けてみた。
「どうですか?」
「ああ。よく似合ってるよ」
社長はニコッと笑って俺を見つめた。
「ホントに似合います?」
俺は褒められてさらに調子に乗り、立ち上がってポーズを取ってみせた。
社長は笑いながら何度も頷いた。
社長はカバンの中から白くてとても小さな紙袋を出して俺に差し出した。
「え?」
「プレゼントだよ。」
「えっ?えっ?えっ?」
俺はすっかり平常心を失ってしまった。
「気に入るかどうかわかんないけどね。」
「開けていいですか?」
「どうぞ」
俺はドキドキしながら、袋からキレイにリボン掛けされた箱を取り出し、ゆっくりと開けてみた。
中身はネックレスだった。
しかも
「社長… これダイヤじゃないですか!? ダメですよ。 こんな高そうなものいただけません!」
「気に入らなかったかな?」
「いえ。すごくステキです!」
「なら良かった。」
嬉しかった。ダイヤがついたネックレスなんてちょっと前の俺なら何の感情も湧いてこなかっただろう。
でも、今の俺はどの服と合わせようか?
とか、自分に似合うだろうか?などとすぐに頭に浮かべてしまう。
「ユキ、別に他意はないんだよ。キミがよく頑張ってくれたおかげでお客さんも増えて
店も以前より繁盛してるんだ。だから、ほんの気持ちだ。受け取ってくれよ。」
「社長… ありがとうございます。」
「うん。」
「すごく嬉しいです。ちょっと付けてみていいですか?」
自分でも驚くほどの変わり身の早さ…
俺はネックレスを手に取り、ドキドキしながら付けてみた。
「どうですか?」
「ああ。よく似合ってるよ」
社長はニコッと笑って俺を見つめた。
「ホントに似合います?」
俺は褒められてさらに調子に乗り、立ち上がってポーズを取ってみせた。
社長は笑いながら何度も頷いた。
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