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情
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俺が家に帰ってくると、圭太が近づいてきて神妙な顔つきで言った。
「ユキヒロ、さっきは変な事言ってすまん。
忘れてくれ…」
「いや、別にいいよ…」
俺の方はぎこちない言い方で返事した。
すると
「ホンマにすまん。俺ら受験生やもんな… これからも今まで通りに頑張ろや。」
圭太は笑顔で言った。その笑顔がなんとなく寂しげだったからか…
次の瞬間、俺は自分でも信じられない事を言ってしまった。
「でも、このままだと、お前のモヤモヤした気持ちが治まらないんだろ?」
「えっ?」
圭太は驚いて目を見開いた。
「いや、だからさ、何回も言ってるけど俺はホモじゃねーし、何をするってわけじゃねえど… えっと…あれだよ。
見るくらいなら別に構わねーよ。」
「え、ええんか?…」
「見るだけだったらな。」
一体俺は何を言ってるんだろう… 今から考えたらそう思うけど、そのときの俺は不思議な感情に包まれていて、ついつい言ってしまったんだ。
「別に男同士だし、言わばヤローの体だ。
見たけりゃいくらでも見ろよ。」
俺はわざと堂々と、そして勢い良く服を脱いでブラのフロントホックを外し上半身裸になった。
めちゃめちゃ恥ずかしい…
圭太は何も言わず、俺の乳房に顔を近づけて見つめた。
「ほら、ちゃんと見たら大した事ねえだろ?男の胸見ても嬉しくもねえよな…」
「いや、やっぱり女の胸や… 信じられへん… ちょっと触ってもええか?」
圭太の呼吸が少し荒くなっているのがわかった。
「バ、バカ、見るだけだって言ったろ!」
「だって、男同士だから気にせーへんて言うたやん。」
図々しい事言いやがって…
結局、許可する前に圭太の手が俺の胸に伸びてきた。
「!!」
背中に電気が走った。
いや、快感が走った。
そう、すっかり男としての性欲が落ちてしまった俺だったが、この膨らんだ乳房だけは感度が飛躍的に上がっていたんだ。
思わず声が出そうになるのを必死に我慢し、圭太の手を払いのけた。
「何触ってんだよ…」
また顔が熱い。多分真っ赤になってんだろうな…
「ユキヒロ、さっきは変な事言ってすまん。
忘れてくれ…」
「いや、別にいいよ…」
俺の方はぎこちない言い方で返事した。
すると
「ホンマにすまん。俺ら受験生やもんな… これからも今まで通りに頑張ろや。」
圭太は笑顔で言った。その笑顔がなんとなく寂しげだったからか…
次の瞬間、俺は自分でも信じられない事を言ってしまった。
「でも、このままだと、お前のモヤモヤした気持ちが治まらないんだろ?」
「えっ?」
圭太は驚いて目を見開いた。
「いや、だからさ、何回も言ってるけど俺はホモじゃねーし、何をするってわけじゃねえど… えっと…あれだよ。
見るくらいなら別に構わねーよ。」
「え、ええんか?…」
「見るだけだったらな。」
一体俺は何を言ってるんだろう… 今から考えたらそう思うけど、そのときの俺は不思議な感情に包まれていて、ついつい言ってしまったんだ。
「別に男同士だし、言わばヤローの体だ。
見たけりゃいくらでも見ろよ。」
俺はわざと堂々と、そして勢い良く服を脱いでブラのフロントホックを外し上半身裸になった。
めちゃめちゃ恥ずかしい…
圭太は何も言わず、俺の乳房に顔を近づけて見つめた。
「ほら、ちゃんと見たら大した事ねえだろ?男の胸見ても嬉しくもねえよな…」
「いや、やっぱり女の胸や… 信じられへん… ちょっと触ってもええか?」
圭太の呼吸が少し荒くなっているのがわかった。
「バ、バカ、見るだけだって言ったろ!」
「だって、男同士だから気にせーへんて言うたやん。」
図々しい事言いやがって…
結局、許可する前に圭太の手が俺の胸に伸びてきた。
「!!」
背中に電気が走った。
いや、快感が走った。
そう、すっかり男としての性欲が落ちてしまった俺だったが、この膨らんだ乳房だけは感度が飛躍的に上がっていたんだ。
思わず声が出そうになるのを必死に我慢し、圭太の手を払いのけた。
「何触ってんだよ…」
また顔が熱い。多分真っ赤になってんだろうな…
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