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真相
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「週に一度、あそこのビルにある山下美容外科でホルモン注射を打ってるの。」
ユウさんは窓から見える雑居ビルみたいなのを指差しながら言った。
「それでおっぱいが膨らんでくるんですか!?」
「まあね。個人差はあるけど、ワタシの場合はなんとなく体に合ったみたいね。」
俺は全身に電気が走るくらいの衝撃を受けた。シリコンか何かを入れていると思っていたユウさんの胸は、薬の力を借りているとはいえナチュラルなものだったのだから…
とにかく衝撃を受けずにはいられなかった。
そして、次の瞬間には言葉に出してしまっていた。
「ユウさん、ワタシも注射打ちたいんですけど。」
と…
「ユキちゃん、あなたアルバイトでしょ。ホルモン注射って色々副作用とかあって怖いんだよ。」
「でも、ワタシもおっぱいが欲しいです。」
「だから、さっきも言ったけど注射打ったからって胸が膨らむとも限らないのよ。現にミカ先輩なんて何年も注射打ってたけどほとんど変わらなかったんだから。」
「それで豊胸手術したんですね…」
「そう。ユキちゃんだってどうなるかわからないわよ。まあ自己責任でやることだし、ワタシはユキちゃんがすることに対して肯定も否定もしないけど。」
「じゃあ、病院を紹介していただけますか?」
俺は半ば強引に頼み込み、ユウさんも少し呆れながらではあるけど、翌日一緒に行ってくれる約束してくれた。
生まれつき深く考えずに直感的に動く俺の癖が出てしまった。それが災いするときも沢山あったんだけど… 今回もそうだった。
女性ホルモンを体に入れるってことがどういった影響を及ぼすか 、大して深く考えてなかった。
それよりも欲しかったおっぱいが簡単に手に入れられる方法が見つかった喜びに包まれていた。
ユウさんは窓から見える雑居ビルみたいなのを指差しながら言った。
「それでおっぱいが膨らんでくるんですか!?」
「まあね。個人差はあるけど、ワタシの場合はなんとなく体に合ったみたいね。」
俺は全身に電気が走るくらいの衝撃を受けた。シリコンか何かを入れていると思っていたユウさんの胸は、薬の力を借りているとはいえナチュラルなものだったのだから…
とにかく衝撃を受けずにはいられなかった。
そして、次の瞬間には言葉に出してしまっていた。
「ユウさん、ワタシも注射打ちたいんですけど。」
と…
「ユキちゃん、あなたアルバイトでしょ。ホルモン注射って色々副作用とかあって怖いんだよ。」
「でも、ワタシもおっぱいが欲しいです。」
「だから、さっきも言ったけど注射打ったからって胸が膨らむとも限らないのよ。現にミカ先輩なんて何年も注射打ってたけどほとんど変わらなかったんだから。」
「それで豊胸手術したんですね…」
「そう。ユキちゃんだってどうなるかわからないわよ。まあ自己責任でやることだし、ワタシはユキちゃんがすることに対して肯定も否定もしないけど。」
「じゃあ、病院を紹介していただけますか?」
俺は半ば強引に頼み込み、ユウさんも少し呆れながらではあるけど、翌日一緒に行ってくれる約束してくれた。
生まれつき深く考えずに直感的に動く俺の癖が出てしまった。それが災いするときも沢山あったんだけど… 今回もそうだった。
女性ホルモンを体に入れるってことがどういった影響を及ぼすか 、大して深く考えてなかった。
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