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「ねえねえ、俺さあ、昨日もここに来たんだけど、その時相手してくれた子がすごく良くてさあ、また会いたいと思ってね。」
店の玄関先で、昨日恭子を当てがってくれた年増の女に、江藤が話しかけると
「あら、そう。
こちらのお兄さんは?」
と、ジローの方に視線を向けた。
「えっ、俺?
俺もコイツに聞いて付いてきたんだけど…
いい子いる?」
「いるわよ。
でも、昨日の子は今日は休みなのよ。」
「休み?」
江藤は、まさかの答えに、思わずジローと顔を見合わせた。
「ウチは女の子の数だけはヨソの店には負けないのよ。
もっといい子を紹介するわ。」
商売上手な年増女は、二人を奥へと案内した。
恭子の保護に失敗し、少し困った表情を浮かべる二人だったが、ここで帰ると余計に怪しまれると思い、テキトーに時間を潰して帰ることにした。
一方、その事を知らない久美子は、店から少し離れた場所から、心配そうに様子を窺っていた。
そのときである。
黒塗りの車が二台やって来て、春蘭の前で停車した。
中から、合計五人の男が降りてきて、店に入っていった。
江藤は、座敷に通させると、恭子とは別の女と致し方なく喋っていた。
女はリカと名乗った。
「お客さん、初めて?」
「いや、昨日が初めてでね。
若くて可愛い子でさあ、優子ちゃんだっけ?「」」
「へえ、二日連続で来るって事は、その子のことを相当気に入ったんだね。」
「まあね…
キミ、その子とは仲良いの?」
「えっ?
まさか。
あの子、ヤク中だし、話が通じないもん。」
「そっかあ。
ここにいつから働いてんの?」
「私が2年前に来た時にはもういたよ。
その時からかなりイカれてたけどねえ。
自分の名前もよくわかんないし、今と全然変わんない感じだったよ。
そんな事より、お客さん、時間もったいないよ。
早くヤろうよ。」
「あ、いや、話だけでもいい?
お金はちゃんと払うから。」
「えーっ、そういうのが一番傷つくわ。
私には勃たないってことでしょ?」
「いや、そういうわけじゃないよ。」
「オツムがプッツンしたのを相手しても怖いだけだよ。
なんで優子がいいかねえ。」
リカが不満を述べたところで、徐に部屋の襖が開いた。
江藤は、慌てて振り返ったが、驚いたのは江藤だけではなく、リカもビクッとして、顔を上げた。
リカは、襖を開けたのが、見知らぬ男二人だったので、さらなる恐怖心をもって見つめたが、江藤はさして驚かなかった。
何故なら、二人のうちの一人は
「梁川…」
だったからだ。
店の玄関先で、昨日恭子を当てがってくれた年増の女に、江藤が話しかけると
「あら、そう。
こちらのお兄さんは?」
と、ジローの方に視線を向けた。
「えっ、俺?
俺もコイツに聞いて付いてきたんだけど…
いい子いる?」
「いるわよ。
でも、昨日の子は今日は休みなのよ。」
「休み?」
江藤は、まさかの答えに、思わずジローと顔を見合わせた。
「ウチは女の子の数だけはヨソの店には負けないのよ。
もっといい子を紹介するわ。」
商売上手な年増女は、二人を奥へと案内した。
恭子の保護に失敗し、少し困った表情を浮かべる二人だったが、ここで帰ると余計に怪しまれると思い、テキトーに時間を潰して帰ることにした。
一方、その事を知らない久美子は、店から少し離れた場所から、心配そうに様子を窺っていた。
そのときである。
黒塗りの車が二台やって来て、春蘭の前で停車した。
中から、合計五人の男が降りてきて、店に入っていった。
江藤は、座敷に通させると、恭子とは別の女と致し方なく喋っていた。
女はリカと名乗った。
「お客さん、初めて?」
「いや、昨日が初めてでね。
若くて可愛い子でさあ、優子ちゃんだっけ?「」」
「へえ、二日連続で来るって事は、その子のことを相当気に入ったんだね。」
「まあね…
キミ、その子とは仲良いの?」
「えっ?
まさか。
あの子、ヤク中だし、話が通じないもん。」
「そっかあ。
ここにいつから働いてんの?」
「私が2年前に来た時にはもういたよ。
その時からかなりイカれてたけどねえ。
自分の名前もよくわかんないし、今と全然変わんない感じだったよ。
そんな事より、お客さん、時間もったいないよ。
早くヤろうよ。」
「あ、いや、話だけでもいい?
お金はちゃんと払うから。」
「えーっ、そういうのが一番傷つくわ。
私には勃たないってことでしょ?」
「いや、そういうわけじゃないよ。」
「オツムがプッツンしたのを相手しても怖いだけだよ。
なんで優子がいいかねえ。」
リカが不満を述べたところで、徐に部屋の襖が開いた。
江藤は、慌てて振り返ったが、驚いたのは江藤だけではなく、リカもビクッとして、顔を上げた。
リカは、襖を開けたのが、見知らぬ男二人だったので、さらなる恐怖心をもって見つめたが、江藤はさして驚かなかった。
何故なら、二人のうちの一人は
「梁川…」
だったからだ。
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