223 / 264
十年の重みと四年の苦しみ
しおりを挟む
久美子は十五でニューハーフとなり、もう十年以上女として生きている。
これまでに色々な出来事があった。
辛い事もあったが、それでも周りの人達に恵まれ、久美子は幸せを感じて生きることが出来た。
一方で、悲しい別れもあった。
心から愛し、結婚の約束をした樹陽介の死が、その最たるものだ。
いろんな苦労や困難を乗り越えてきた久美子も、さすがにそのときは、立ち直れず、生きる気力を失った。
しかし、それを救ったのも、周りの温かい人達であった。
今、自分の乳房を揉み、吸い付いているジローもその一人だ。
彼らがいてくれたからこそ、立ち直り、また芸能生活を送ることが出来ている。
芸能人として頑張るのも、周りの人達に報いるためでもあり、今回はいけるところまで突っ走ってみようと、久美子は心に誓っていた。
そんな、久美子の気掛かりは、勿論、四年前に行方不明になった恭子の事であり、この事件を解決、若しくは恭子が救出されるまで、絶対に諦めない!
これも、やはり強く心に誓った事だ。
きっと、生きている!
ソ連の超能力者も生きていると言ってくれた。
今はそれを信じるしかない。
久美子はそんな事を考えながらも、ジローにいつものように激しく犯され、バックから挿入された。
そんな心の内とは別に、セックスの快感は襲ってくるわけで、久美子は
「ひあっ!あっ!あはんっ!
あああっ!」
と、挿入されたまま、体を反り返らせて吠えるような喘ぎ声を出した。
「相変わらずスゲー締まりだ…
イクッ!」
ジローは挿入して三分ほどで果ててしまった。
勿論イキやすい久美子も、その時すでにイッテおり、ヒクヒクと体を痙攣させながらベッドに体を突っ伏した。
最近、特に疲れを感じるようになっていたジローは、息を切らしながら仰向けにぶっ倒れ、ハァハァいいながら天井を見つめていた。
しばらく、そんな状態が続いていたが、ようやく呼吸が整ったのか、うつ伏せでぐったりする久美子に覆い被さるように抱きつき、その耳元で
「愛してる…」
と、呟いた。
そんなジローに、久美子は顔を向け
「ワタシも愛してるっ!」
と、言って激しいキスをした。
これまでに色々な出来事があった。
辛い事もあったが、それでも周りの人達に恵まれ、久美子は幸せを感じて生きることが出来た。
一方で、悲しい別れもあった。
心から愛し、結婚の約束をした樹陽介の死が、その最たるものだ。
いろんな苦労や困難を乗り越えてきた久美子も、さすがにそのときは、立ち直れず、生きる気力を失った。
しかし、それを救ったのも、周りの温かい人達であった。
今、自分の乳房を揉み、吸い付いているジローもその一人だ。
彼らがいてくれたからこそ、立ち直り、また芸能生活を送ることが出来ている。
芸能人として頑張るのも、周りの人達に報いるためでもあり、今回はいけるところまで突っ走ってみようと、久美子は心に誓っていた。
そんな、久美子の気掛かりは、勿論、四年前に行方不明になった恭子の事であり、この事件を解決、若しくは恭子が救出されるまで、絶対に諦めない!
これも、やはり強く心に誓った事だ。
きっと、生きている!
ソ連の超能力者も生きていると言ってくれた。
今はそれを信じるしかない。
久美子はそんな事を考えながらも、ジローにいつものように激しく犯され、バックから挿入された。
そんな心の内とは別に、セックスの快感は襲ってくるわけで、久美子は
「ひあっ!あっ!あはんっ!
あああっ!」
と、挿入されたまま、体を反り返らせて吠えるような喘ぎ声を出した。
「相変わらずスゲー締まりだ…
イクッ!」
ジローは挿入して三分ほどで果ててしまった。
勿論イキやすい久美子も、その時すでにイッテおり、ヒクヒクと体を痙攣させながらベッドに体を突っ伏した。
最近、特に疲れを感じるようになっていたジローは、息を切らしながら仰向けにぶっ倒れ、ハァハァいいながら天井を見つめていた。
しばらく、そんな状態が続いていたが、ようやく呼吸が整ったのか、うつ伏せでぐったりする久美子に覆い被さるように抱きつき、その耳元で
「愛してる…」
と、呟いた。
そんなジローに、久美子は顔を向け
「ワタシも愛してるっ!」
と、言って激しいキスをした。
2
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説


会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。


女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』
コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ”
(全20話)の続編。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211
男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は?
そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。
格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる