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get over
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「お帰り」
帰宅した久美子を、ジローは優しげな表情で出迎えた。
「ただいま
ジローちゃん、ごめんね
ご飯はちゃんと食べた?」
「ああ。
いつもの焼き鳥屋で飲んで、少し食ったよ。」
「それやったらお腹すいてるんとちゃう?
何か作ろうか」
「食べ盛りの学生でもねえし、俺みたいなジジイは少し食えば十分だよ。
食いすぎると逆によくねえしな。」
「そう?
なら、ええんやけど。」
久美子はそう言うと、ようやく少しだけ笑った。
「行ってきたのか?」
「えっ」
「赤坂だろ?」
「…うん
行ったってどうってことあらへんのにね。」
「まあ、気持ちの問題だよな。
それで、久美子の気持ちは少しはラクになったのか?」
「うーん…
どうなんやろ。
でも、たまたま通りかかった陽介のマネージャーをしてたっていう竹内さんて人にお会いして、少し話を聞いたの。」
「ほう」
「ワタシの知らなかった話も聞けたし、イマイチわかっていなかった真相の部分についても知る事が出来て、その点については行ってよかったって思ってる。」
「そうか…」
「ワタシも前向いて生きんとあかんて、ホンマに思たし、今は恭子の事に全力を注がなあかんて、そう思てるの。」
「そうだな。
俺も少しでも役に立てるよう頑張るからな。」
「ありがとう、ジローちゃん」
久美子は、ジローに抱きついた。
ジローも華奢な久美子の体を包み込むように抱きしめた。
久美子はジローの腕の中で安心感を得ると、そのままキスを求めて顔を近づけた。
ジローも勿論断る理由もなく、激しいキスをした。
そして、キスを終えると、ジローは
「おいおい、そんなに激しく舌を絡めるなって。
ヤリたくなるじゃねえか」
と、言って笑った。
「えっ、せえへんの?
ジローちゃんのおちんちん大きくなってるよ」
久美子は、ジローの股間を触りながら言った。
「するする
したいです!」
ジローは照れた表情で白旗を上げた。
裸になった二人は、激しく体を絡み合い、お互いの欲求をぶつけ合った。
大きく美しい乳房を上下に揺らせながら、久美子はジローのペニスをフェラした。
新しい恋はまだ無理かもしれない
だが、自分を必要としてくれる人がいて、自分も大切に思える人は存在している。
だったら応えたい
それこそが自分自身の傷を癒す唯一の方法なのだから
久美子はそんな事を思いながら、ジローの体に縋り付いた。
帰宅した久美子を、ジローは優しげな表情で出迎えた。
「ただいま
ジローちゃん、ごめんね
ご飯はちゃんと食べた?」
「ああ。
いつもの焼き鳥屋で飲んで、少し食ったよ。」
「それやったらお腹すいてるんとちゃう?
何か作ろうか」
「食べ盛りの学生でもねえし、俺みたいなジジイは少し食えば十分だよ。
食いすぎると逆によくねえしな。」
「そう?
なら、ええんやけど。」
久美子はそう言うと、ようやく少しだけ笑った。
「行ってきたのか?」
「えっ」
「赤坂だろ?」
「…うん
行ったってどうってことあらへんのにね。」
「まあ、気持ちの問題だよな。
それで、久美子の気持ちは少しはラクになったのか?」
「うーん…
どうなんやろ。
でも、たまたま通りかかった陽介のマネージャーをしてたっていう竹内さんて人にお会いして、少し話を聞いたの。」
「ほう」
「ワタシの知らなかった話も聞けたし、イマイチわかっていなかった真相の部分についても知る事が出来て、その点については行ってよかったって思ってる。」
「そうか…」
「ワタシも前向いて生きんとあかんて、ホンマに思たし、今は恭子の事に全力を注がなあかんて、そう思てるの。」
「そうだな。
俺も少しでも役に立てるよう頑張るからな。」
「ありがとう、ジローちゃん」
久美子は、ジローに抱きついた。
ジローも華奢な久美子の体を包み込むように抱きしめた。
久美子はジローの腕の中で安心感を得ると、そのままキスを求めて顔を近づけた。
ジローも勿論断る理由もなく、激しいキスをした。
そして、キスを終えると、ジローは
「おいおい、そんなに激しく舌を絡めるなって。
ヤリたくなるじゃねえか」
と、言って笑った。
「えっ、せえへんの?
ジローちゃんのおちんちん大きくなってるよ」
久美子は、ジローの股間を触りながら言った。
「するする
したいです!」
ジローは照れた表情で白旗を上げた。
裸になった二人は、激しく体を絡み合い、お互いの欲求をぶつけ合った。
大きく美しい乳房を上下に揺らせながら、久美子はジローのペニスをフェラした。
新しい恋はまだ無理かもしれない
だが、自分を必要としてくれる人がいて、自分も大切に思える人は存在している。
だったら応えたい
それこそが自分自身の傷を癒す唯一の方法なのだから
久美子はそんな事を思いながら、ジローの体に縋り付いた。
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