泥々の川

フロイライン

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すれ違い

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「えーっ!
何で帰って来れへんのよ!
約束したやん。一緒に成人式行こって。」

電話口の向こうで恭子ががなり立てた。


「だから謝ってるやん、ごめんて。
テレビと雑誌の取材が入ってて、どうしてもこっちで出なあかんて言われたんよ。」

久美子も少しエキサイトして言い返した。


「やっぱり、離れてるんがあかんのやね、私ら。
早よ就職してそっちに行きたいわ。」


「そやかて、恭子はまだ卒業まで二年あるやないの。
ここは我慢するしかないよ。」


「いーや、そんな悠長な事言うてられへん。
アンタ、最近さらに女っぽくなってへん?
テレビ見ててそう思てん。

見てられへんわ、ホンマ。」


「しゃあないねん。
今、ワタシは危うい立場におるねん。

恭子も知ってるやろ、松永友美子さん。」


「ニューハーフとか言われてる人やろ

その人と袮留が何の関係があるんよ」


「すごい人気やねん。その松永さんが。

事務所も危機感覚えてて、ワタシももっと露出を増やさなあかんのよ。」

「そんなんに対抗せんでええやないの。
袮留は男の心を持ってるのに、暗示にかけられて女を演じてるだけやねんで。
ええ加減に目を覚まし。」


「そんな事ないよ。
ワタシ、もう心のほとんどが女やねんて。
男やった時の気持ちなんて覚えへんもん。」


「だから、それが暗示や言うてんの。」


「暗示とちゃう。
実際に去勢して女性ホルモン続けてるんやから、そうなってもおかしないて。」


「いつもこの話になったら埒が明かへん。
これ以上話してケンカになりたくないし、もう言えへんけど、私は袮留の事を心から愛してるって事は忘れんとって。

私があなたを救ってあげる。」

恭子は、言いたい事が言えたのか、ようやく電話を切った。


久美子はため息をついて受話器をそっと置いた。



「また、カノジョか?」


「うん。」


「そろそろ本当の事言った方がいいと思うぞ。
俺は。
ワタシが好きなのはマンコじゃなくてちんちんだってな。」


そう言うと、陽介は久美子の乳を後ろから荒々しく揉んだ。


「もう、陽介クン
電話してる時は触らんといてよ。

声出そうになったやん。」


「いやいや、裸で抱き合ってる時に電話で水を差される身にもなってみろよ。
たまらんべ。」


「それはそうなんだけど…」


「それにしても
久美子の胸はデカすぎだろ?

あり得ねえ大きさだぜ。」


陽介は久美子の右乳首を舌で転がし、左乳首を右手で摘んだ。


「あああんっ!」


久美子の喘ぎ声が部屋の中に響き渡った。
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