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stripper
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マキと百恵、ナオミの三人は全裸のまま舞台の上にいた。
「じゃあそっちの娘、名前なんやったっけ?」
「百恵です」
「百恵ちゃんから行こか。
音に合わせてやらしい感じで踊るねん。
ここの場所でな。」
ナオミは舞台の中央を指さして言った。
「百恵ちゃん
アンタは胸が大きいから、踊りの途中で胸を揉むのんを取り入れた方がええなあ。」
「わかりました。
こんな感じですか?」
百恵は豊満な乳房を自らの手で揉みしだいた。
「そうそう。
アンタ、中々素質あるやん。
次はマキ
アンタは大人の色気があるから、踊りの時、足をこうやって広げて、こんな感じでしな垂れてみて。」
ナオミは自ら演技指導をし、マキにはより丁寧に教えた。
「うんうん。上手い上手い
さすがやね。
大阪ナンバーワンのレディーボーイは一味違うね。」
ナオミは教え上手て褒め上手だった。
二時間ほどの指導で、二人はなんとかカタチになりそうなレベルまで持ってきた。
「オッケー
ここまでにしとこか。」
ナオミは二人に合格点を与え、即興の指導を終えた。
マキと百恵はナオミに礼を述べ、服を着込んだ。
「ナオミさん、明日からよろしくお願いします。」
「まあ、頑張って。
タチの悪い客もおるけど、そんなんは気にしたらあかんよ。」
「はい。
ありがとうございます
ところで、ちょっと聞いてみたい事があるんですが、いいですか?」
「どないしたん?」
「いや、大した事や無いんですが、この辺に春田食堂っていうお店がありますか?」
「春田食堂?
いや、そんな名前の店、聞いた事あらへんけどなあ。
ちょっと待ってや。
なあ、みっちゃんとアケミ
こっち来て」
ナオミは他のキャストを呼んだ。
「春田食堂っていうお店やねんけど、ここらで聞いたことあるか?」
だが、ナオミの質問に、二人は顔を見合わせて首を傾げた。
その後、裏方の男性スタッフなどにも確認したが、誰もそんな店は知らないという事だった。
「わかりました。
すいません、しょうもない質問してしもて。」
百恵は謝意を述べ、マキと共にストリップ劇場を後にした。
「どうする?百恵
ひょっとしたら春田食堂っちゅー名前と違うんとちゃうか。」
「ワタシもそう思います。
でも、どっから探してええか…」
「とりあえず、商店街の方に行ってみよや。」
「はい。
姉さん、すいません。
ウチのために…」
「アホ、そんな事で遠慮すんな。
早よ行くで。」
二人は信号を渡り、大通りから一つ向こうの筋にある商店街に向かった。
「じゃあそっちの娘、名前なんやったっけ?」
「百恵です」
「百恵ちゃんから行こか。
音に合わせてやらしい感じで踊るねん。
ここの場所でな。」
ナオミは舞台の中央を指さして言った。
「百恵ちゃん
アンタは胸が大きいから、踊りの途中で胸を揉むのんを取り入れた方がええなあ。」
「わかりました。
こんな感じですか?」
百恵は豊満な乳房を自らの手で揉みしだいた。
「そうそう。
アンタ、中々素質あるやん。
次はマキ
アンタは大人の色気があるから、踊りの時、足をこうやって広げて、こんな感じでしな垂れてみて。」
ナオミは自ら演技指導をし、マキにはより丁寧に教えた。
「うんうん。上手い上手い
さすがやね。
大阪ナンバーワンのレディーボーイは一味違うね。」
ナオミは教え上手て褒め上手だった。
二時間ほどの指導で、二人はなんとかカタチになりそうなレベルまで持ってきた。
「オッケー
ここまでにしとこか。」
ナオミは二人に合格点を与え、即興の指導を終えた。
マキと百恵はナオミに礼を述べ、服を着込んだ。
「ナオミさん、明日からよろしくお願いします。」
「まあ、頑張って。
タチの悪い客もおるけど、そんなんは気にしたらあかんよ。」
「はい。
ありがとうございます
ところで、ちょっと聞いてみたい事があるんですが、いいですか?」
「どないしたん?」
「いや、大した事や無いんですが、この辺に春田食堂っていうお店がありますか?」
「春田食堂?
いや、そんな名前の店、聞いた事あらへんけどなあ。
ちょっと待ってや。
なあ、みっちゃんとアケミ
こっち来て」
ナオミは他のキャストを呼んだ。
「春田食堂っていうお店やねんけど、ここらで聞いたことあるか?」
だが、ナオミの質問に、二人は顔を見合わせて首を傾げた。
その後、裏方の男性スタッフなどにも確認したが、誰もそんな店は知らないという事だった。
「わかりました。
すいません、しょうもない質問してしもて。」
百恵は謝意を述べ、マキと共にストリップ劇場を後にした。
「どうする?百恵
ひょっとしたら春田食堂っちゅー名前と違うんとちゃうか。」
「ワタシもそう思います。
でも、どっから探してええか…」
「とりあえず、商店街の方に行ってみよや。」
「はい。
姉さん、すいません。
ウチのために…」
「アホ、そんな事で遠慮すんな。
早よ行くで。」
二人は信号を渡り、大通りから一つ向こうの筋にある商店街に向かった。
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