泥々の川

フロイライン

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寄り添う心

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滅多にないシチュエーションに、よっぽど興奮したのか、二人共互いの口の中に射精してしまった。


「姉さん、ウチ嬉しいわあ。

ウチの口でイッてくれたやなんて。」


「フフッ
アンタも同時に出したやないの。

でも、やっぱりタマ無いし、ちょびっとしか出えへんやないの。」


「そうなんです。
お客さんで、たまに出して欲しいって言わはる人がおられるんですけど、こっちは先ず勃たすんに苦労しますから…

そっから射精や言われてもなかなか。

頑張って出しても透明な液がちょろっと出るだけです。」


「せやなあ。
ワタシも似たようなもんや。
プロやからなんとか応えはするけど。」


「でも、今日のはウチ、興奮して出してしもたんですよ、姉さんに口でされて…

姉さんのも頂けたし

ご馳走様です。」


「何やの、アンタ

ホンマいつからそんなにやらしい子になったんよ?」


「姉さんの教育の賜物です」


百恵は嬉しそうに笑って答えた。


「もう満足したし、寝よか」


「はい。
滅多に射精なんてせえへんから、なんか一気に疲れました。」


「去勢してんのに出すだけ立派やで。」


マキが言うと、百恵は頷き、裸のまま抱きついてきた。


「今日はこうやって寝てもいいです?」


「うん、ええよ。」


マキは百恵を包み込むように抱きしめ、背中を摩った。


百恵はまるで小さな子供のようにマキにくっつき、安心して寝てしまった。


「ほんま、この子にはかなわんわ」


百恵が寝たのを見て、マキも眠りについた。




翌朝、二人は目覚めも良く、昨日の事を思い出し、互いに照れた。


二人で買っておいたパンを食べ、一日をスタートさせた。

「さあ、今日も頑張ろか。」


「はい、姉さん。

あの…」


「どないしたんや?」


「姉さん
ワタシ、姉さんがおらんと何も出来ません。

どうか、ずうっと一緒におって下さい。」

百恵は泣きそうな顔でマキに言った。

「百恵…

心配せんでもワタシらはずっと一緒やで。」 


「ありがとうございます。」


「でもな、これだけはよう覚えときや。

ここは一生おるところやない。

特に若いアンタは尚更や。
頑張って、いつかはここを卒業せなあかん。

わかったな?」


「はい。
わかりました。

でも、ちょっとでも長く一緒にいたいです」

「勿論、ワタシからは離れたりせえへんから心配せんでもええよ。」


マキは百恵の頭を撫でながら優しげな口調でそう言った。
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