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難題
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「まだ、問題はあります。」
神野教授は話を続けた。
「手術により、翔太さんの精巣は無くなってしまいました。
これが何を意味するかと言いますと…
そうですね、簡単に言えば、体内で男性ホルモンが作られない状態になっています。」
「そうなると、どうなるんですか」
「人間の体における内分泌というのは、とても大切で…
このまま放置すると、将来的には様々な弊害を起こします。
例を挙げるなら、若年性更年期障害、骨粗鬆症など、寿命を縮めるような弊害です。」
「えっ、じゃあ俺はどうすれば…」
「翔太さんは、性自認は男性です。
つまり、自分が男だという自覚を持って生きてきて、それに対して違和感を持ったことはありません。
そうですよね?」
「はい。女になりたいなんて思った事もないですし、今も昔もそれは変わっていません。」
「あくまでも仮定の話として聞いてほしいんだけど、翔太さんには二つの選択肢があります。
一つは失われた精巣の補填の為の男性ホルモン剤の投与です。
これで女性器は付いてはいますが、男らしさを保つことが出来ます。
ただし、先ほども言いましたが、女性との性交渉は出来ませんし、子供を作る事も当然出来ません。
そして、もう一つは、女性ホルモン剤の投与をする選択です。
これにより、女性らしい体つきになります。
乳房の膨らみ、皮下脂肪が付いて体全体が丸みを帯びる等の変化が見られるでしょう。
男性との性交渉は可能で、ちゃんと快感が得られるように性器が作られていますので、個人差はありますが、満足感は得られます。」
「…極端ですね…
選択肢が…」
どっちも地獄じゃん
神野教授は話を続けた。
「手術により、翔太さんの精巣は無くなってしまいました。
これが何を意味するかと言いますと…
そうですね、簡単に言えば、体内で男性ホルモンが作られない状態になっています。」
「そうなると、どうなるんですか」
「人間の体における内分泌というのは、とても大切で…
このまま放置すると、将来的には様々な弊害を起こします。
例を挙げるなら、若年性更年期障害、骨粗鬆症など、寿命を縮めるような弊害です。」
「えっ、じゃあ俺はどうすれば…」
「翔太さんは、性自認は男性です。
つまり、自分が男だという自覚を持って生きてきて、それに対して違和感を持ったことはありません。
そうですよね?」
「はい。女になりたいなんて思った事もないですし、今も昔もそれは変わっていません。」
「あくまでも仮定の話として聞いてほしいんだけど、翔太さんには二つの選択肢があります。
一つは失われた精巣の補填の為の男性ホルモン剤の投与です。
これで女性器は付いてはいますが、男らしさを保つことが出来ます。
ただし、先ほども言いましたが、女性との性交渉は出来ませんし、子供を作る事も当然出来ません。
そして、もう一つは、女性ホルモン剤の投与をする選択です。
これにより、女性らしい体つきになります。
乳房の膨らみ、皮下脂肪が付いて体全体が丸みを帯びる等の変化が見られるでしょう。
男性との性交渉は可能で、ちゃんと快感が得られるように性器が作られていますので、個人差はありますが、満足感は得られます。」
「…極端ですね…
選択肢が…」
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