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luxury
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千尋とワイワイ喋っていたからか、あっという間に電車は目的地に到着。
そこからタクシーに乗り、俺たちは 待望の別荘に到着した。
いつ見ても豪華というか、すごい家だ…
千尋を見ると、呆気に取られて口をぽかんと開けて見上げるのみだった。
中に入ると、早速俺と千尋は各々にあてがわれた部屋に入った。
先ずは千尋の部屋だ。
二人で入ってみると…
「うわっ、めっちゃ可愛いお部屋ーっ!
テンション上がるぅっ!」
千尋は自分にあてがわれた部屋を見て、歓喜の声を上げた。
「ねえねえ、海が目の前に広がってる
ステキ!
ワタシ、一度でいいからこういうお部屋ですごしてみたかってん。」
と、うっとりした表情で、窓の外を見つめた。
その顔を横から見てたんだけど、やっぱりエグいほど美しい。
ずっと見てられる。
その後、俺の部屋に移ったが、こっちも負けず劣らずのオーシャンビュー最高!って感じの部屋だった。
でも、俺自身はここに来るのが三回目だし、千尋ほどの感動はなかった。
荷物を置いて、家の中の説明をオカンが俺と千尋にした後、少し休憩し、それから二人で海岸に散歩に出かけた。
夏の強い日差しは、美白至上主義者の千尋が一番嫌うものだったが、さすがに今日は全然気にせず、砂浜を走ったり、俺にいたずらしてきたり、めっちゃはしゃいでくれた。
それが、なんか俺も嬉しくて、こっちのテンションも爆上がりだった。
「聖也」
「何?」
「連れてきてくれてありがとう。
なんかすごくいい思い出になると思う。ワタシのこれからの人生で、ずっと覚えてるようなステキな思い出に…」
見た目も心も少女な千尋は、時折こういう事を言う。
そういう事を言われても、今の俺なら少しはマシな返しをできるが、中2の俺は気の利いた事が言えずに、少し照れて笑うだけだった。
「聖也、好きよ」
「俺も、好きや」
これくらいの事は言えた。
海水浴客もいたし、キスは出来なかったが、足下に落ちてた貝殻を千尋に渡すフリして、手を握った。
千尋も握り返してくれて笑みを浮かべ、俺を見つめた。
そこからタクシーに乗り、俺たちは 待望の別荘に到着した。
いつ見ても豪華というか、すごい家だ…
千尋を見ると、呆気に取られて口をぽかんと開けて見上げるのみだった。
中に入ると、早速俺と千尋は各々にあてがわれた部屋に入った。
先ずは千尋の部屋だ。
二人で入ってみると…
「うわっ、めっちゃ可愛いお部屋ーっ!
テンション上がるぅっ!」
千尋は自分にあてがわれた部屋を見て、歓喜の声を上げた。
「ねえねえ、海が目の前に広がってる
ステキ!
ワタシ、一度でいいからこういうお部屋ですごしてみたかってん。」
と、うっとりした表情で、窓の外を見つめた。
その顔を横から見てたんだけど、やっぱりエグいほど美しい。
ずっと見てられる。
その後、俺の部屋に移ったが、こっちも負けず劣らずのオーシャンビュー最高!って感じの部屋だった。
でも、俺自身はここに来るのが三回目だし、千尋ほどの感動はなかった。
荷物を置いて、家の中の説明をオカンが俺と千尋にした後、少し休憩し、それから二人で海岸に散歩に出かけた。
夏の強い日差しは、美白至上主義者の千尋が一番嫌うものだったが、さすがに今日は全然気にせず、砂浜を走ったり、俺にいたずらしてきたり、めっちゃはしゃいでくれた。
それが、なんか俺も嬉しくて、こっちのテンションも爆上がりだった。
「聖也」
「何?」
「連れてきてくれてありがとう。
なんかすごくいい思い出になると思う。ワタシのこれからの人生で、ずっと覚えてるようなステキな思い出に…」
見た目も心も少女な千尋は、時折こういう事を言う。
そういう事を言われても、今の俺なら少しはマシな返しをできるが、中2の俺は気の利いた事が言えずに、少し照れて笑うだけだった。
「聖也、好きよ」
「俺も、好きや」
これくらいの事は言えた。
海水浴客もいたし、キスは出来なかったが、足下に落ちてた貝殻を千尋に渡すフリして、手を握った。
千尋も握り返してくれて笑みを浮かべ、俺を見つめた。
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