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profile profiling
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それぞれの手元にコーヒーとケーキが置かれた。
平嶋はパソコンを閉じたまま、遥との会話に夢中になっていた。
「なんだ、石川さんてこんなに喋ってくれるんだあ
話も面白いし」
「いえ、そんな事ないですよ、ホントに」
遥は首を横にぶるぶる振って否定した。
「昨日は、アレでしょ?
あのお局さんみたいな人に気を遣って、わざと話さなかったんでしょ?
紀藤さんと二人で」
「えっ、いえ、そんなことは…」
「大丈夫です。
誰にも言いませんから。
おかしいなとは思ってたんすよ。
石川さんも紀藤さんも、やたらとあのお局さんの顔色ばかり見てるなって。」
「それはご想像にお任せします」
遥は口を押さえて笑って言った。
「ここだったらお局さんもいないし、色々話してくれます?」
「えーっ、どうだろう
そんな事したら自分で昨日喋らなかったのはそれが理由ですって言ってるようなもんじゃないです?」
「そんなの気にしない気にしない。
遥ちゃんは趣味は何ですか?
遥ちゃんだったっすよね?名前」
「そうですけど、切り替えが早いなあ。
えーっ、趣味??
休みの日にこうしてボーッと一人ですごす事かなあ」
「あっ、ごめん
邪魔しちゃったね」
「ううん、大丈夫ですよ
たまにはこうやってお喋りするのもいいかも…
です」
「遥ちゃんて友達多そうだし、だからこそ一人になりたい時ってあるんじゃない?」
「えっ、ワタシ、友達が多いように見えます?」
「うん、見える見える」
「そっかー、そう見えるか」
「えっ、少ないの?」
「その質問には答えないけど」
遥はそう言って笑った。
「ねえねえ、今度またこの前のメンバーで集まらない?」
「3、3で、ですか?」
「本当はお局さんは要らないんだけど、誘わないのが後でバレたら大変な事になるでしょ?」
「想像もしたくない…」
「だから、また六人で。
どう?」
「樋谷さんが聞いたらすごく喜ぶと思うけど…
先輩もワタシもかなり神経使うんですよね、アシストするのに…」
「うわ、言っちゃったよ、真実を」
「うん、真実です。
だから、遠慮しとこかなあ。
先輩も同じ意見だと思うし」
「じゃあ、二人でどこかに行かない?」
「平嶋さんとワタシで?」
「そうそう」
「それが樋谷さんにバレたら…
ぜったいムリっ!」
遥は手をばたつかせて否定した。
「うーん…そうだよね
もし、樋谷さんの事が無ければ、行ってもいいって考えれた?」
「そんなのわかんないよ」
遥は首を傾げながら平嶋を見つめた。
平嶋はパソコンを閉じたまま、遥との会話に夢中になっていた。
「なんだ、石川さんてこんなに喋ってくれるんだあ
話も面白いし」
「いえ、そんな事ないですよ、ホントに」
遥は首を横にぶるぶる振って否定した。
「昨日は、アレでしょ?
あのお局さんみたいな人に気を遣って、わざと話さなかったんでしょ?
紀藤さんと二人で」
「えっ、いえ、そんなことは…」
「大丈夫です。
誰にも言いませんから。
おかしいなとは思ってたんすよ。
石川さんも紀藤さんも、やたらとあのお局さんの顔色ばかり見てるなって。」
「それはご想像にお任せします」
遥は口を押さえて笑って言った。
「ここだったらお局さんもいないし、色々話してくれます?」
「えーっ、どうだろう
そんな事したら自分で昨日喋らなかったのはそれが理由ですって言ってるようなもんじゃないです?」
「そんなの気にしない気にしない。
遥ちゃんは趣味は何ですか?
遥ちゃんだったっすよね?名前」
「そうですけど、切り替えが早いなあ。
えーっ、趣味??
休みの日にこうしてボーッと一人ですごす事かなあ」
「あっ、ごめん
邪魔しちゃったね」
「ううん、大丈夫ですよ
たまにはこうやってお喋りするのもいいかも…
です」
「遥ちゃんて友達多そうだし、だからこそ一人になりたい時ってあるんじゃない?」
「えっ、ワタシ、友達が多いように見えます?」
「うん、見える見える」
「そっかー、そう見えるか」
「えっ、少ないの?」
「その質問には答えないけど」
遥はそう言って笑った。
「ねえねえ、今度またこの前のメンバーで集まらない?」
「3、3で、ですか?」
「本当はお局さんは要らないんだけど、誘わないのが後でバレたら大変な事になるでしょ?」
「想像もしたくない…」
「だから、また六人で。
どう?」
「樋谷さんが聞いたらすごく喜ぶと思うけど…
先輩もワタシもかなり神経使うんですよね、アシストするのに…」
「うわ、言っちゃったよ、真実を」
「うん、真実です。
だから、遠慮しとこかなあ。
先輩も同じ意見だと思うし」
「じゃあ、二人でどこかに行かない?」
「平嶋さんとワタシで?」
「そうそう」
「それが樋谷さんにバレたら…
ぜったいムリっ!」
遥は手をばたつかせて否定した。
「うーん…そうだよね
もし、樋谷さんの事が無ければ、行ってもいいって考えれた?」
「そんなのわかんないよ」
遥は首を傾げながら平嶋を見つめた。
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