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契約
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しばらくして、美月の元に友谷社長も訪れた。
「珀クン、ここに入るって決断してくれたのね!」
「社長、この子は今日から美月よ。」
「あ、そうなの?
もう、名前決めたのね。
どちらにしても、美月ちゃん、ありがとうね。」
「こちらこそ、どうかよろしくお願いします。
一生懸命頑張ります。」
美月は深々と頭を下げたが、その様子を見ていたミカが
「ダメダメ、もっと気楽に構えてなさい」
肩をポンと叩きながら、笑って言った。
「美月ちゃん、ウチはいつから来てもらってもいいんだけど、どうする?」
「えっと…」
「ウチの寮に住みたいって言ってるから、ミサトと同部屋になってもらうね。
今住んでるとことか、引っ越し作業しないとダメだし、そういうのが全部済んでからでいいんじゃない?」
「そうね。
ミカちゃん、色々相談に乗ってあげてね。」
「もちろんよ。
大事なスター候補だからね。」
スター候補と言われ、美月は顔を真っ赤にして首を横に振った。
「美月ちゃんから、何か質問はある?」
社長から言われると、美月は顔を上げ、一番気になってた質問をした。
「あの、体の事なんですけど…
どうすれば…」
「あー、それはワタシから話すね。」
ミカが質問を引き取り、話し始めた。
「聞いての通り、NPWはニューハーフプロレスで、女性と変わらない容姿のレスラーが、男子並みの激しいファイトを繰り広げるのが特徴なの。
だから、フツーの男が髪を伸ばして化粧してプロレスをするってわけには、申し訳ないけどダメなのね。
いわゆる性転換手術…性適合手術だよね
それを受けてる人か、ホルモン治療を受けてたり、プラス去勢してたりってのが基本となります。
女性ホルモンと去勢の場合、外見にそれほど変化しない人がいて、けっこう個人差があるので、ちゃんと履行してるっていう証明として、女性ホルモンの血中濃度を調べて、試合前に提出する必要があります。
自分で言うのもアレなんだけど、ワタシくらい、目で見てわかるくらいの変化をしてれば、全然大丈夫よ。」
「ミカさん、すごく綺麗です…」
「あら、美月ちゃん、お世辞も言えるのね。」
「いえ、ワタシ
ミカさんを見て、ここに入りたいって決意しましたので…」
「そうなの?
そんな事言ってもらえると、ワタシも嬉しいわ。」
ミカは優しげな表情を浮かべ、ニコッと笑った。
「珀クン、ここに入るって決断してくれたのね!」
「社長、この子は今日から美月よ。」
「あ、そうなの?
もう、名前決めたのね。
どちらにしても、美月ちゃん、ありがとうね。」
「こちらこそ、どうかよろしくお願いします。
一生懸命頑張ります。」
美月は深々と頭を下げたが、その様子を見ていたミカが
「ダメダメ、もっと気楽に構えてなさい」
肩をポンと叩きながら、笑って言った。
「美月ちゃん、ウチはいつから来てもらってもいいんだけど、どうする?」
「えっと…」
「ウチの寮に住みたいって言ってるから、ミサトと同部屋になってもらうね。
今住んでるとことか、引っ越し作業しないとダメだし、そういうのが全部済んでからでいいんじゃない?」
「そうね。
ミカちゃん、色々相談に乗ってあげてね。」
「もちろんよ。
大事なスター候補だからね。」
スター候補と言われ、美月は顔を真っ赤にして首を横に振った。
「美月ちゃんから、何か質問はある?」
社長から言われると、美月は顔を上げ、一番気になってた質問をした。
「あの、体の事なんですけど…
どうすれば…」
「あー、それはワタシから話すね。」
ミカが質問を引き取り、話し始めた。
「聞いての通り、NPWはニューハーフプロレスで、女性と変わらない容姿のレスラーが、男子並みの激しいファイトを繰り広げるのが特徴なの。
だから、フツーの男が髪を伸ばして化粧してプロレスをするってわけには、申し訳ないけどダメなのね。
いわゆる性転換手術…性適合手術だよね
それを受けてる人か、ホルモン治療を受けてたり、プラス去勢してたりってのが基本となります。
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自分で言うのもアレなんだけど、ワタシくらい、目で見てわかるくらいの変化をしてれば、全然大丈夫よ。」
「ミカさん、すごく綺麗です…」
「あら、美月ちゃん、お世辞も言えるのね。」
「いえ、ワタシ
ミカさんを見て、ここに入りたいって決意しましたので…」
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ミカは優しげな表情を浮かべ、ニコッと笑った。
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