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ユウはニューハーフである。
そして、智も紛れもなくニューハーフである。
二人にはたくさんの共通点がある。
年齢こそ学年で8つ離れていて、智が三十九歳で、ユウが三十二歳だが、二人共圧倒的な美貌を誇っている。
ニューハーフの中で、というものではなく、フツーに街で見かけたら、誰もが振り向くというレベルの美しさだった。
智は中年の域に差し掛かり、田舎での生活が忙しく、体のラインや肌質等で若干の劣化が見られたが、先だっての風俗復帰を機にもう一度気合いを入れ直して、かなり改善されていた。
それに比べ、ユウはまだ若く、そこまでの変化はなく、ハイスペックをキープしていた。
他の共通点としては、二人共ペニスを残してはいるが、タマ抜き…去勢手術済みであった。
胸も女性ホルモンによる膨らみだけで、豊胸手術もしておらず、ごく自然な美しい乳房をしていた。
違う点は、智は自分が男性ということに違和感はなく、その性自認のまま女性へと性転換して生きている。
一方のユウは、自分が男性だという事実に、幼少期から違和感をもっており、いわゆる性同一性障害と診断されていた。
故に智よりも自身の男性器に嫌悪感を抱いていたが、智との出会いから、心理的な変化が見られた。
また、男性と交際したが、浮気をされて極度の男性不信に陥り、今後の人生に絶望していた。
そんな中での智との再会、そして、智が離婚したという事実。
ユウが智に異常な執着を見せるのも当然といえば当然の事だった。
二日目の夜も、智とユウは裸で抱き合って寝ていた。
「ねえ、トモちゃん」
「なあに、ユウちゃん」
「ワタシらの体って最高だと思わない?」
「えっ、どういうこと?」
「だってさあ、お互いにおっぱいがあっておちんちんが付いてるんだよ。
少し前まで自分のこの体を恨めしく思う事も多かったの。
本物の女じゃないから浮気されたり、軽く見られたり、散々な人生を送ってきたから。
でもね、こうやってトモちゃんと抱き合ったりエッチしてたら、自分がニューハーフだって事に誇りを感じるし、幸せを感じるの。
女として抱かれる事も出来れば、抱く事も出来る…
ワタシはトモちゃんに抱かれたいし、抱きたいとも思ってる。
これってワタシとトモちゃんしか成し得ない事だよね?」
「うん。そうやって聞くと、まさにそうだよね!
ワタシも同じよ
そういう心境」
智はユウの話に目から鱗状態で、感心して言った。
「トモちゃん
先ずはワタシを抱いて」
「いいわよ」
智はそう答えると、ユウにキスしながら乳房を揉んだ。
「んんっ」
キスで唇を塞がれたユウは、小さな喘ぎ声を上げた。
そして、智も紛れもなくニューハーフである。
二人にはたくさんの共通点がある。
年齢こそ学年で8つ離れていて、智が三十九歳で、ユウが三十二歳だが、二人共圧倒的な美貌を誇っている。
ニューハーフの中で、というものではなく、フツーに街で見かけたら、誰もが振り向くというレベルの美しさだった。
智は中年の域に差し掛かり、田舎での生活が忙しく、体のラインや肌質等で若干の劣化が見られたが、先だっての風俗復帰を機にもう一度気合いを入れ直して、かなり改善されていた。
それに比べ、ユウはまだ若く、そこまでの変化はなく、ハイスペックをキープしていた。
他の共通点としては、二人共ペニスを残してはいるが、タマ抜き…去勢手術済みであった。
胸も女性ホルモンによる膨らみだけで、豊胸手術もしておらず、ごく自然な美しい乳房をしていた。
違う点は、智は自分が男性ということに違和感はなく、その性自認のまま女性へと性転換して生きている。
一方のユウは、自分が男性だという事実に、幼少期から違和感をもっており、いわゆる性同一性障害と診断されていた。
故に智よりも自身の男性器に嫌悪感を抱いていたが、智との出会いから、心理的な変化が見られた。
また、男性と交際したが、浮気をされて極度の男性不信に陥り、今後の人生に絶望していた。
そんな中での智との再会、そして、智が離婚したという事実。
ユウが智に異常な執着を見せるのも当然といえば当然の事だった。
二日目の夜も、智とユウは裸で抱き合って寝ていた。
「ねえ、トモちゃん」
「なあに、ユウちゃん」
「ワタシらの体って最高だと思わない?」
「えっ、どういうこと?」
「だってさあ、お互いにおっぱいがあっておちんちんが付いてるんだよ。
少し前まで自分のこの体を恨めしく思う事も多かったの。
本物の女じゃないから浮気されたり、軽く見られたり、散々な人生を送ってきたから。
でもね、こうやってトモちゃんと抱き合ったりエッチしてたら、自分がニューハーフだって事に誇りを感じるし、幸せを感じるの。
女として抱かれる事も出来れば、抱く事も出来る…
ワタシはトモちゃんに抱かれたいし、抱きたいとも思ってる。
これってワタシとトモちゃんしか成し得ない事だよね?」
「うん。そうやって聞くと、まさにそうだよね!
ワタシも同じよ
そういう心境」
智はユウの話に目から鱗状態で、感心して言った。
「トモちゃん
先ずはワタシを抱いて」
「いいわよ」
智はそう答えると、ユウにキスしながら乳房を揉んだ。
「んんっ」
キスで唇を塞がれたユウは、小さな喘ぎ声を上げた。
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