カジュアルセックスチェンジ

フロイライン

文字の大きさ
上 下
301 / 710

little hat

しおりを挟む
「良ちゃん、今日は莉愛が帰ってくるのよ。

後で迎えに行ってくるね」


「おー、莉愛が帰ってくるんか。
そりゃ楽しみだなあ。」


「って言っても一週間だけなんだけどね。
またすぐに寮に戻らないとダメみたい」


「帰って来たら、ウチにも顔出すように言うてくれ
小遣いでも渡してやらないかんからな。」


「ありがとう、良ちゃん
いつも良くしてもらって」


「まあ、お前んとこの家の連中はもうワシの家族のようなもんだからな。

特にトモ、お前はワシの嫁みたいなもんよ。」


「もう、勝手なこと言っちゃって。」


「ガッハッハッハッハー

じゃあ、ワシも畑に戻るかの」


「うん。ありがとうね、良ちゃん

送ってくわ」

智は軽トラを指さして言った。


「おー、すまん
じゃあ乗せてもらうか。」

吉川は助手席に乗り込んだ。




智は吉川を畑に送り届けた後、その足で自分の畑に行き、しばらく農作業をしていたが、昼からは莉愛の迎えのために畑には出ず、着替えて、車に乗り込み、一時間半もかかる最寄駅に向かった。


約四ヶ月ぶりに会う莉愛との再会を楽しみにしながら。



先日は、この無人駅で自分も敦の出迎えを受けた。
今度は出迎える番だ。

一時間に一本の列車が来るのを今か今かと待つ智だったが、予定の列車は約五分遅れで到着

智はホームの方を覗き込むと、唯一の降車客である、莉愛が制服姿でこちらに向かってくるのが見えた。


「莉愛!」

智が手を振って声をかけると、莉愛も気付き、ホッとしたような笑みを浮かべて駆け寄ってきた。


「おかえりなさい」


「ただいま、ママ」


智は莉愛を抱きしめ、四ヶ月ぶりの愛娘との再会を喜んだ。


智は莉愛を車に乗せ、また来た道を一時間以上かけて戻っていった。

その道中、莉愛に学校のことを一頻り質問する智だったが、莉愛の智への質問の第一声はこれだった。

「ママ、痩せた?」


「えっ、わかる?」


「うん。なんかキレイになってるし

何かあったの?」

「ちょっと東京に行ってたのよ。」


「あー、電話かけたときパパが言ってたね」


「そうそう。
三ヶ月ほど働きにね」


「ママも大変ね

私も学費出してもらってるし、その責任はあるんだけど。」


「子供がそんな事気にしなくていいの。

ちゃんと大学まで行かせるだけのお金は持ってるから心配しないで」


「はーい」


車は家の前に到着し、莉愛は家に入っていった。


「ただいまーっ」


声をかけたが、反応はなく

玄関の靴の数を見て、ようやく父と祖母の不在を理解した。


「あれ、パパとおばあちゃんは?」

莉愛は車を庭に停めて降りて来た智に質問した。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

ビキニに恋した男

廣瀬純一
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

OLサラリーマン

廣瀬純一
ファンタジー
女性社員と体が入れ替わるサラリーマンの話

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

処理中です...