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祭りの後
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ほぼ失神していた美智香を心配して、真弥が声をかけた。
「みっちゃん、大丈夫?」
だが、まだ強烈な快感から肉体が解放されていなかった美智香は、体をヒクヒクさせながら
「ごめん…ちょっと、私…」
と、言ったきり何も言えなくなった。
しばらく放心状態で仰向けにベッドに横たわっていた美智香だったが、ようやく我に返り、体と精神のコントロールが出来るようになった。
「真弥君…ごめんなさい
年甲斐もなく、乱れちゃって」
「ううん。
大丈夫、上手く出来なくてごめんね」
「違うの…
その逆よ…
恥ずかしいんだけど、この歳で初めてイクッていう体験をしちゃって…
もうワケがわかんなくなってしまって…」
「みっちゃん、僕でイッテくれたんだ。
あーっ、感激する!」
真弥は感動のあまり、少し涙ぐんで言った。
「本当なら私がリードしないといけないのに、ごめんね…
でも、すごく良かった…
こんなに気持ちいいって思ったの、生まれて初めて…
ただ、その気持ちよさが異常なくらいだったから、体と心の両方が耐えられなくなって、おかしくなっちゃったの。」
「みっちゃん、愛してる、愛してる!」
真弥はそう言うと、美智香に激しいキスをして強く抱きしめた。
真弥の胸で潰される自分の乳房を感じながら、美智香はこの二人だけの空間をとても心地良く思い、永遠に続けばいいと思った。
「みっちゃん、また気が早いって怒られるかもしれないけど…
僕と結婚して下さい。」
「もう、そんなのムリに決まってるじゃない。
こうやってあなたと付き合う事だけでも死ぬほど悩んで、勇気を振り絞ったのよ。
結婚なんて…」
「絶対幸せにします!」
「ちょっと、私の話聞いてる?
真弥君」
「うん。みっちゃんの言葉は一言一句逃さず全部聞いてる。」
「付き合うのだって障害だらけなのに、結婚てなったら自分達だけの問題じゃなくて、親とか親戚とかの事も絡んできて、それもよく考えなきゃいけないのよ。
ていうか、真弥君のご両親ておいくつ?」
「親父は死んで、もういないよ
母はたしか、45だったかな」
「ね?
私と年変わんないでしょ?
土台ムリな話なのよ。」
「いや、みっちゃんの事はもう母には話してるよ。」
「えっ…ウソ…
怒ってるでしょ…」
「その逆だよ。
僕が選んだ人なら間違いないだろうって。
早くみっちゃんに会いたいって言ってる。」
「ええっ!!!」
あっけらかんと信じられないような話をする真弥に、美智香は腰を抜かさんばかりに驚いた。
「みっちゃん、大丈夫?」
だが、まだ強烈な快感から肉体が解放されていなかった美智香は、体をヒクヒクさせながら
「ごめん…ちょっと、私…」
と、言ったきり何も言えなくなった。
しばらく放心状態で仰向けにベッドに横たわっていた美智香だったが、ようやく我に返り、体と精神のコントロールが出来るようになった。
「真弥君…ごめんなさい
年甲斐もなく、乱れちゃって」
「ううん。
大丈夫、上手く出来なくてごめんね」
「違うの…
その逆よ…
恥ずかしいんだけど、この歳で初めてイクッていう体験をしちゃって…
もうワケがわかんなくなってしまって…」
「みっちゃん、僕でイッテくれたんだ。
あーっ、感激する!」
真弥は感動のあまり、少し涙ぐんで言った。
「本当なら私がリードしないといけないのに、ごめんね…
でも、すごく良かった…
こんなに気持ちいいって思ったの、生まれて初めて…
ただ、その気持ちよさが異常なくらいだったから、体と心の両方が耐えられなくなって、おかしくなっちゃったの。」
「みっちゃん、愛してる、愛してる!」
真弥はそう言うと、美智香に激しいキスをして強く抱きしめた。
真弥の胸で潰される自分の乳房を感じながら、美智香はこの二人だけの空間をとても心地良く思い、永遠に続けばいいと思った。
「みっちゃん、また気が早いって怒られるかもしれないけど…
僕と結婚して下さい。」
「もう、そんなのムリに決まってるじゃない。
こうやってあなたと付き合う事だけでも死ぬほど悩んで、勇気を振り絞ったのよ。
結婚なんて…」
「絶対幸せにします!」
「ちょっと、私の話聞いてる?
真弥君」
「うん。みっちゃんの言葉は一言一句逃さず全部聞いてる。」
「付き合うのだって障害だらけなのに、結婚てなったら自分達だけの問題じゃなくて、親とか親戚とかの事も絡んできて、それもよく考えなきゃいけないのよ。
ていうか、真弥君のご両親ておいくつ?」
「親父は死んで、もういないよ
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「ね?
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「いや、みっちゃんの事はもう母には話してるよ。」
「えっ…ウソ…
怒ってるでしょ…」
「その逆だよ。
僕が選んだ人なら間違いないだろうって。
早くみっちゃんに会いたいって言ってる。」
「ええっ!!!」
あっけらかんと信じられないような話をする真弥に、美智香は腰を抜かさんばかりに驚いた。
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