ニューハーフ極道ZERO

フロイライン

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最終決戦篇

自制

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「この前、大友組とウチと沢木組によって、話し合いの場が持たれました。
勿論、警察立ち会いの下でですがね。」

鷹村が言うと、亮輔は頷いた。


「ええ。聞いていますよ。

ウチも直接の被害者なんで、参加したかったですが、弱小なんでお呼びがかかりませんでした。」


「まあ、警察としても、なるべくコンパクトにやりたかったんでしょう。

それが証拠に、大友組の後ろにいる立正会も呼ばれていませんでしたよ。
まあ、奴らは関与していないと主張していますので、呼ばれても来なかった筈ですが。」


「なるほど。」


「そこで取り決めを行ったのは、ウチや沢木組が報復をしない事。
大友組は、これ以上動かないこと…

まあ、表向きは大友組は関与していないって事になってますから、?って事になるんですが、今回の事件の首謀者は大友組だって、誰もがわかってるわけですから、その辺は、突っ込んだ話を警察がしてきたって感じですね。」


「まあ、そうでしょうね。」


「この取り決めは、我々にとってかなり不公平なもので、傘下組織を含めて、納得させる事に相当苦労しました。

しかし、今のこの時代です。
報復をすれば、大友なんて跡形もなく消す事が出来ますが、ウチもまた警察とマスコミ、世論によって、潰されてしまいます。

だから、警察による和解案を受けるしかないんですよ。」


「…」


「ここからは私の憶測になりますので、話半分で聞いてもらいたいんですが…

未来さんは、敢えてカタギとなった状況で、単身で大友組に乗り込もうとしています。

そして、自分の命と引き換えに、大友、または多村の一人でも消せたらと考えています。」


「まさか…
そんな無茶な…」


「松山さん、それはあなたもじゃないんですか?

あなたもその無茶な事をしようとしている。」


「…」


「私はねえ、未来さんにもあなたにも死んでほしくないんです。

暴力以外のやり方で大友組を追い込んでいくしかない。
そのために我々のような法律家がいるんです。

時間はかかるかもしれませんが、必ず大友組を追い込んでみせますので、どうか早まらないで下さい。」


「…」


「そして…

松山さん、未来さんを止めて下さい。

お願いします。」


鷹村は、真剣な表情で亮輔に訴えた。


「鷹村先生

未来ちゃんは、今どこに?」


「ここにいるはずです。

私も連絡を取ろうとしましたが、避けられているらしくて…」


「わかりました。
一度彼女に会って話をしてみます。」


亮輔は未来の居場所が書かれた紙を受け取り、鷹村に言った。
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