283 / 333
road to lord
sweeper
しおりを挟む
「ねえ、あなた」
「どうした沙織」
ベッドの中で大西は亮輔から話しかけられ、視線を向けた。
「いよいよ動いたわよ。
多村が。」
「えっ、動いたって…
どうしてわかるんだ」
「さっき多喜から電話があってね。
キムが店に来たって。」
「なんだと…
それで?」
「警告して帰ったそうよ。
これから起こる事に首を突っ込むなって。」
「…」
「ここ最近は多喜の店の監視をやめていたの。
多喜からもう大丈夫だって言われて。
でも、このタイミングでキムが来るなんて予想もしてなかったわ。
ウチの人間がウロウロしてたらあらぬ誤解を招くところだったし、それはそれでよかったんだけど。」
「それ以外にキムは何か言ってたのか?」
「ううん。
多喜には、これから起こる事に介入してくるならお前も敵と見なすって。
ただ、何もしないのであれば身の安全は保証すると言って帰ったらしいわ。」
「多喜はもうカタギの人間だ。
向こうが相手にしないならそれに越した事はない。
俺も多喜に加勢してもらおうなんて事はこれっぽっちも思ってねえし。」
「うん。
前にも言ったけど、狙われるとすれば、沢木はもちろん、その次にあなたとワタシ…」
「ああ、間違いねぇ。
沙織、これからは俺から絶対に離れんじゃねえぞ。」
「うん。
でも、本当なら自分の身は自分で守りたいんだけど…
性転換しちゃうと筋力が極端に落ちて全然ダメになっちゃうから…」
「完璧に性転換出来るのはいいが、筋力が異常なまでに落ちてしまうのが、あの薬の悪い点だな。
まあ、その事もあってか、どうしても臆病になっちまうよな。」
「そうね…」
亮輔はそう言うと大西に抱きつきキスをした。
「どうした沙織」
ベッドの中で大西は亮輔から話しかけられ、視線を向けた。
「いよいよ動いたわよ。
多村が。」
「えっ、動いたって…
どうしてわかるんだ」
「さっき多喜から電話があってね。
キムが店に来たって。」
「なんだと…
それで?」
「警告して帰ったそうよ。
これから起こる事に首を突っ込むなって。」
「…」
「ここ最近は多喜の店の監視をやめていたの。
多喜からもう大丈夫だって言われて。
でも、このタイミングでキムが来るなんて予想もしてなかったわ。
ウチの人間がウロウロしてたらあらぬ誤解を招くところだったし、それはそれでよかったんだけど。」
「それ以外にキムは何か言ってたのか?」
「ううん。
多喜には、これから起こる事に介入してくるならお前も敵と見なすって。
ただ、何もしないのであれば身の安全は保証すると言って帰ったらしいわ。」
「多喜はもうカタギの人間だ。
向こうが相手にしないならそれに越した事はない。
俺も多喜に加勢してもらおうなんて事はこれっぽっちも思ってねえし。」
「うん。
前にも言ったけど、狙われるとすれば、沢木はもちろん、その次にあなたとワタシ…」
「ああ、間違いねぇ。
沙織、これからは俺から絶対に離れんじゃねえぞ。」
「うん。
でも、本当なら自分の身は自分で守りたいんだけど…
性転換しちゃうと筋力が極端に落ちて全然ダメになっちゃうから…」
「完璧に性転換出来るのはいいが、筋力が異常なまでに落ちてしまうのが、あの薬の悪い点だな。
まあ、その事もあってか、どうしても臆病になっちまうよな。」
「そうね…」
亮輔はそう言うと大西に抱きつきキスをした。
3
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
男子中学生から女子校生になった僕
葵
大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。
普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。
強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!
pretty preschool teacher
フロイライン
BL
愛多幼稚園新人教諭の石川遥は、その美貌と優しい性格から、子供達は勿論のこと、その保護者からも圧倒的な支持が寄せられていた。
しかし、遥には誰にも言えない秘密があった…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる