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恋人との日々編
好機
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「こんなに早く店を上がっても大丈夫か?」
店を早々に上がった未来を見て、優磨は心配そうに質問した。
「ママがね、久しぶりに優磨に会えるんだから、もう上がってもいいよって言ってくれたの。」
「へえ、良いママさんじゃないか。
今度何かお礼をしないといけないな。」
「その分、お給料は天引きされちゃうんだけどねー」
未来は笑って、優磨の腕に自分の腕を絡み付けてきた。
二人は、軽く食事をした後、いつも使っている梅田のホテルに入った。
お互いに翌日のスケジュールに余裕があり、今夜はゆっくり出来るということがわかった。
いつもなら即セックスというパターンだが、今日はお互いに話したいことが沢山あったので、ソファーに並んで座り、様々な話をした。途中、キスをしながら。
「そうか
とうとう実家に帰るのか」
「うん。
もうこんな感じなのに、いつまでも隠し通せるものじゃないし…
勘当覚悟で帰ってみるわ。」
「話を聞いてる分には、理解してもらうのにはなかなかハードルが高そうだけど、とにかく顔見て話すしかないな。」
「うん。頑張ってみるね。
優磨は最近すごく忙しそうだけど、大丈夫?」
「俺は大丈夫だよ。
まあ、前にも言ったように社長だとか言ってても、所詮はヤクザだし、あんまり人に誇れる仕事をしてないからなあ。」
「そんな事ないわ。
話聞いてると、すごく大変そうだし…
何か心配だわ。
ワタシで役に立てる事があれば、何でも言ってね」
「未来が側にいてくれるだけで俺は幸せだよ。
だから、これからもよろしくな。」
「優磨…
ワタシね、お正月に実家に帰ったとき、自分が女として生きてる事を親に話すんだけど、優磨の事も話そうと思うの。」
「えっ、俺のこと?
大丈夫か」
「大丈夫かどうかは知らないけど、ちゃんと話してみる。
それで、ワタシの生き方と共に、優磨との事も話した上で、それが認められても認められなくても、一区切りなんじゃないかなって思ってるの。」
「一区切り?」
「うん。
優磨、プロポーズしてくれた件なんだけど…
こんなワタシでも良ければ、優磨のお嫁さんになりたい。」
「えっ、いいのか!?」
「だって、すごく好きなんだもん」
「そりゃあ俺も好きすぎるくらい好きだから、プロポーズしたんだけど。
こんなに早く受けてくれるとは思ってもみなかったから。」
「優磨、愛してる」
未来はそう言うと、優磨に抱きついた。
店を早々に上がった未来を見て、優磨は心配そうに質問した。
「ママがね、久しぶりに優磨に会えるんだから、もう上がってもいいよって言ってくれたの。」
「へえ、良いママさんじゃないか。
今度何かお礼をしないといけないな。」
「その分、お給料は天引きされちゃうんだけどねー」
未来は笑って、優磨の腕に自分の腕を絡み付けてきた。
二人は、軽く食事をした後、いつも使っている梅田のホテルに入った。
お互いに翌日のスケジュールに余裕があり、今夜はゆっくり出来るということがわかった。
いつもなら即セックスというパターンだが、今日はお互いに話したいことが沢山あったので、ソファーに並んで座り、様々な話をした。途中、キスをしながら。
「そうか
とうとう実家に帰るのか」
「うん。
もうこんな感じなのに、いつまでも隠し通せるものじゃないし…
勘当覚悟で帰ってみるわ。」
「話を聞いてる分には、理解してもらうのにはなかなかハードルが高そうだけど、とにかく顔見て話すしかないな。」
「うん。頑張ってみるね。
優磨は最近すごく忙しそうだけど、大丈夫?」
「俺は大丈夫だよ。
まあ、前にも言ったように社長だとか言ってても、所詮はヤクザだし、あんまり人に誇れる仕事をしてないからなあ。」
「そんな事ないわ。
話聞いてると、すごく大変そうだし…
何か心配だわ。
ワタシで役に立てる事があれば、何でも言ってね」
「未来が側にいてくれるだけで俺は幸せだよ。
だから、これからもよろしくな。」
「優磨…
ワタシね、お正月に実家に帰ったとき、自分が女として生きてる事を親に話すんだけど、優磨の事も話そうと思うの。」
「えっ、俺のこと?
大丈夫か」
「大丈夫かどうかは知らないけど、ちゃんと話してみる。
それで、ワタシの生き方と共に、優磨との事も話した上で、それが認められても認められなくても、一区切りなんじゃないかなって思ってるの。」
「一区切り?」
「うん。
優磨、プロポーズしてくれた件なんだけど…
こんなワタシでも良ければ、優磨のお嫁さんになりたい。」
「えっ、いいのか!?」
「だって、すごく好きなんだもん」
「そりゃあ俺も好きすぎるくらい好きだから、プロポーズしたんだけど。
こんなに早く受けてくれるとは思ってもみなかったから。」
「優磨、愛してる」
未来はそう言うと、優磨に抱きついた。
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