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不可逆
しおりを挟む多村はベッドから出て、テーブルにあったミネラルウォーターをグビグビと音を立てて飲んだ。
「さあて、いつ始めてもいいんだぞ。」
多村の言葉をきっかけに、亮輔は意を決して綾香に覆い被さった。
男性とばかりしてきた亮輔にとって、女性とするのは約一年ぶりのことであった。
通算回数から言えば、圧倒的に女性とした回数の方が多い。
しかし、亮輔は明らかに戸惑いの表情を浮かべて、やりにくそうにしていた。
原因の一つにその体があった。
豊満な乳房を持った亮輔が、また豊満な乳房の綾香を抱こうとしたとき、なんとなく抱きにくいというか、違和感のようなものが先に来て、どうもぎこちなくなってしまう。
もう一つは気持ちである。いくら勃っているからとはいえ、あくまでも人工的に元気にされたものである。
気持ちの高ぶりが無ければ、スムーズに事を運べないのは明白であった。
「おい、有紀、本当に遠慮は要らねえんだぞ。 好きなだけやってみろ。」
多村は亮輔にはっぱをかけた。
亮輔は頷いて、綾香に濃厚な口づけをした。
綾香もそれに応えて舌を絡め合わせた。
キスに関しては以前と比べて、そんなに違和感は無く普通に出来た。
亮輔は続けて綾香の乳房を舐め始めた。
風俗で築き上げた高い技術が女性相手でも充分に通用することがわかった。
「あんっ! あっ…あっ…」
昔のように綾香は亮輔の責めにより、身を捩らせ喘ぎ声を出した。
多村は腕組みをして、その様子を凝視している。
亮輔は視線こそ送らなかったものの、多村のことを気にしながら綾香に向かっていた。
また気が変わって怒りだしたらどうしよう…
その事ばかりが頭をちらついていた。
そして、早めに終わりに持ち込むことを決めた亮輔は、綾香が濡れていることを確かめると
正常位の体勢からゆっくりとタマの無いペニスを挿入していった。
勃っても大して大きくない亮輔のペニスは
綾香の中で抵抗を受けることもなく、すんなり入った。
だが、下腹部から湧き出てくるような快感を得ることは出来なかった。
ピストン運動をしても、綾香の反応もすこぶる鈍い。
昔は狂ったように感じていた綾香が…
ただ、綾香に対して腰を振る亮輔の乳房は激しく上下に揺れ、その光景だけを見れば、かなり卑猥なものとなっていた。
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