上 下
25 / 333

痴態

しおりを挟む

「あんっ! 気持ちいいっ…」 

気持ち良くても良くなくても、客に胸を揉まれれば、わざとらしくないように声を出すのがヘルス嬢の最低限の務めであった。 

亮輔は半年間のニューハーフヘルス嬢の生活で、この習慣がすっかり身についており 
自分で胸を触っているにもかかわらず、悩ましげな声を出して瞳をトロンとさせた。 

服を脱ぎかけていた綾香も自分の全く知らない亮輔の姿に唖然とし、ただただ見つめるのみであった。 

既に裸になっていた多村は満足げに亮輔の痴態を眺め、自らも手を伸ばして亮輔のお尻を触った。 

「いいぞ… 最高じゃないか有紀。 
さすがは槇村だ。よく仕込んである。」 

多村のペニスは既に大きくなっており 
その興奮の度合いを推し量ることができた 

「有紀、俺のモノが欲しいか?」 

亮輔は多村にねだるような表情を浮かべて頷いた。 

「フフっ… そうか、欲しいか? 
さてどうしようかな。 
いや、やっぱりこれは綾香のものだ。 
綾香舐めてくれ。」 

多村は綾香に口ですることを強要した。 
綾香もそれに関しては心得ており、すぐに多村のモノをくわえ込んだ。 

「うっ… さすがだな綾香… すごい舌使いだ。 
有紀が危険を省みずに綾香と寝たのも肯ける…」 

多村はまた嫉妬心が湧き出てきたようで、快感を得ながらも少し不機嫌になった。 

亮輔は素早くそれを察知し 

「あ~ん!私も舐めさせてえっ」 

ともっともらしく懇願した。 

「やらしいヤツめ… 仕方ないな。綾香、代わってやれ。」 

綾香は唾液の線を引きながら多村のモノから口を離した。 

亮輔はすぐに多村のモノにしゃぶりつき、激しい舌と頭の動きで責めた。 


そして、しばらくすると動きを止め、上目遣いで多村の反応を観察した。 

そのあまりにも色っぽい目つきに多村は思わず、ドキッとして、亮輔の頭をやさしく撫でた。 

「ウッ… 有紀… さすがはツボを心得ているな
綾香とはまた別の気持ちよさがある」 

どうやら亮輔の作戦は奏功したようで、ホッとした表情を浮かべた。 

しかし、綾香は違った。 

女としての自尊心を傷つけられたような気持ちになり、先ほど自分のことが好きではないと言われた事もあって、今までとは少し違う目で亮輔を見つめるようになっていった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

タイは若いうちに行け

フロイライン
BL
修学旅行でタイを訪れた高校生の酒井翔太は、信じられないような災難に巻き込まれ、絶望の淵に叩き落とされる…

意味がわかるとえろい話

山本みんみ
ホラー
意味が分かれば下ネタに感じるかもしれない話です(意味深)

或る実験の記録

フロイライン
BL
謎の誘拐事件が多発する中、新人警官の吉岡直紀は、犯人グループの車を発見したが、自身も捕まり拉致されてしまう。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

男子中学生から女子校生になった僕

大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。 普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。 強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!

ニューハーフな生活

フロイライン
恋愛
東京で浪人生活を送るユキこと西村幸洋は、ニューハーフの店でアルバイトを始めるが

カジュアルセックスチェンジ

フロイライン
恋愛
一流企業に勤める吉岡智は、ふとした事からニューハーフとして生きることとなり、順風満帆だった人生が大幅に狂い出す。

転職してOLになった僕。

大衆娯楽
転職した会社で無理矢理女装させられてる男の子の話しです。 強制女装、恥辱、女性からの責めが好きな方にオススメです!

処理中です...