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密命
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「君塚さん、お久しぶりですね」
自衛隊の制服姿で現れた男は、校長の君塚に笑顔で挨拶をした。
「伊達3佐
何年振りかなあ、あなたに会うのは。」
「3年振りですね。
前にお会いしてから。」
「あの時は、私が学校の校長をするなんて、思ってもみなかったが
まさか、あなたとこんなところで再会するなんてね。」
「ここが学校?
ですか…
そう呼ぶには些か抵抗がありますな。」
「そう言わないで下さい。
私も教育者としての誇りを持って頑張ってるんですから。
ところで、現状の自衛隊員の数はどうなっています?」
「現在、22万7843人で、充足率は92.2%といったところです。」
「なかなか厳しいですな。」
「そうですね。
だからこそ、各方面のお力を借りようと…」
「でしたね。」
「君塚さん。
いよいよ、例のプロジェクトが始まったとか?」
「ええ、第一弾の実験が開始されました。
まだ十七名と人数は少ないですが、始まったばかりのプロジェクトですし、先ずはこの十七名の実験を成功させないとどうにもなりませんから。」
「そうですね。
我々も大いに期待していますよ。」
「伊達さんや防衛省だけじゃなく、法務省をはじめとして、厚労省、文部科学省も首を挟んできておりますので、我々も大変ですよ。」
「法務省マターの彼も順調なのですか?」
「ええ。今は彼じゃなくて彼女ですけどね。
順調すぎるほどですよ。
あなた方は、先ずは、あの十七名がちゃんと機能するように祈るしかないでしょう?」
「まあ、そういう事です。
しかし、法務省も酷いですねえ。
あの森下って子の実験には、我々も協力しているというのに、全ての利権を奪おうとしている。」
「森下も十七名の成功のための礎みたいなもんですし、あなた方にとっても旨みはあるでしょう?」
「まあ、そうですね。
とにかく成功を祈ってますよ。
それじゃあ、少し見学させていただいてもよろしいですか?」
「ええ。私が案内しましょう。
ですが、伊達3佐
くれぐれも生徒達に要らぬことはおっしゃらないで下さいよ。」
「心得ております。
とりあえず、見せていただきたいのは、体育の授業です。
どこまで筋力が低下して、戻すのにどれくらいかかるのかによって、我々の計画も変わってきますからね。」
伊達がそう言うと、君塚は頷いて立ち上がり、校長室を出て、二人で体育館に向かった。
自衛隊の制服姿で現れた男は、校長の君塚に笑顔で挨拶をした。
「伊達3佐
何年振りかなあ、あなたに会うのは。」
「3年振りですね。
前にお会いしてから。」
「あの時は、私が学校の校長をするなんて、思ってもみなかったが
まさか、あなたとこんなところで再会するなんてね。」
「ここが学校?
ですか…
そう呼ぶには些か抵抗がありますな。」
「そう言わないで下さい。
私も教育者としての誇りを持って頑張ってるんですから。
ところで、現状の自衛隊員の数はどうなっています?」
「現在、22万7843人で、充足率は92.2%といったところです。」
「なかなか厳しいですな。」
「そうですね。
だからこそ、各方面のお力を借りようと…」
「でしたね。」
「君塚さん。
いよいよ、例のプロジェクトが始まったとか?」
「ええ、第一弾の実験が開始されました。
まだ十七名と人数は少ないですが、始まったばかりのプロジェクトですし、先ずはこの十七名の実験を成功させないとどうにもなりませんから。」
「そうですね。
我々も大いに期待していますよ。」
「伊達さんや防衛省だけじゃなく、法務省をはじめとして、厚労省、文部科学省も首を挟んできておりますので、我々も大変ですよ。」
「法務省マターの彼も順調なのですか?」
「ええ。今は彼じゃなくて彼女ですけどね。
順調すぎるほどですよ。
あなた方は、先ずは、あの十七名がちゃんと機能するように祈るしかないでしょう?」
「まあ、そういう事です。
しかし、法務省も酷いですねえ。
あの森下って子の実験には、我々も協力しているというのに、全ての利権を奪おうとしている。」
「森下も十七名の成功のための礎みたいなもんですし、あなた方にとっても旨みはあるでしょう?」
「まあ、そうですね。
とにかく成功を祈ってますよ。
それじゃあ、少し見学させていただいてもよろしいですか?」
「ええ。私が案内しましょう。
ですが、伊達3佐
くれぐれも生徒達に要らぬことはおっしゃらないで下さいよ。」
「心得ております。
とりあえず、見せていただきたいのは、体育の授業です。
どこまで筋力が低下して、戻すのにどれくらいかかるのかによって、我々の計画も変わってきますからね。」
伊達がそう言うと、君塚は頷いて立ち上がり、校長室を出て、二人で体育館に向かった。
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