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罪と罰
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その後、晴翔は他の生徒たちが帰ってきたという事で、顔合わせをするため、学校の方に向かったが、光瑠はそのまま部屋で待機を命じられた。
いや、来いと言われても痛くて動けない状態だったが。
光瑠はやる事がないので、またベッドに寝転がり、一時間ほど寝ていたが、晴翔がドアを開けて入ってくる音で、目を覚ました。
「あ、ごめんなさい。
起こしちゃった?」
晴翔は謝ったが
「いや、そう何時間も寝てられねえから、いいよ」
光瑠は首を横に振りながら言った。
「ところで、どうだったんだよ?
学校の方は。」
「えっ、うん…
緊張したけど、みんないい人でよかったよ。」
「ふーん
お前、前の学校じゃいじめられて引きこもりになってたんだろ?
ここは大丈夫なのかよ」
「うん。
ここにいる人は、ワタシ…いや、僕と同じ境遇の人ばかりで…」
「ワタシでいいよ。」
「あ、ごめん
他の人たちもみんな、そうやっていじめられてた人ばかりだから、ワタシを見ていじめるなんて事はしないよ。」
「そうか。
それはよかったな。
女はいねえの?ここ」
「えっ、女子生徒ってこと?」
「そうそう。
お前らは女になりたいっていう男だろ?
だったら、その逆で、男になりたいっていう女がいてもおかしくないと思ってな。」
「いなかったよ。ちゃんと聞いてみてないからわかんないけど。
一概には言えないけど、数もそんなに多くないし、いじめられて引きこもりになってる人も多分少ないんじゃないかなあ。」
「なるほどな。
そういうタイプはいじめられねえか。」
光瑠は笑って言った。
「光瑠君も、痛みがなくなったら学校に来るの?」
「いや、それはわかんねえ。
だって、俺はお前らみたいな女になりたいってパターンじゃなくて、少年院の代わりにここに来てっから。
犯罪者なんだよ、俺。」
「それは、さっき聞いたけど…
光瑠君、そんなに悪い人には見えないけどなあ。」
「フッ、そんな事ねえよ。
タマ取られて、少し大人しくなってんのかもしれねえしな。」
「そうなの?」
「まあ、悪い事もやったのはやったけど、仲間にハメられたってのが一番大きいんだよ。
知らねえ罪が何個も増えてたし。」
「それは酷いね。」
「まあ、しゃあねえわ。こうなっちまったらな。」
光瑠は、達観したような表情を浮かべて呟いた。
いや、来いと言われても痛くて動けない状態だったが。
光瑠はやる事がないので、またベッドに寝転がり、一時間ほど寝ていたが、晴翔がドアを開けて入ってくる音で、目を覚ました。
「あ、ごめんなさい。
起こしちゃった?」
晴翔は謝ったが
「いや、そう何時間も寝てられねえから、いいよ」
光瑠は首を横に振りながら言った。
「ところで、どうだったんだよ?
学校の方は。」
「えっ、うん…
緊張したけど、みんないい人でよかったよ。」
「ふーん
お前、前の学校じゃいじめられて引きこもりになってたんだろ?
ここは大丈夫なのかよ」
「うん。
ここにいる人は、ワタシ…いや、僕と同じ境遇の人ばかりで…」
「ワタシでいいよ。」
「あ、ごめん
他の人たちもみんな、そうやっていじめられてた人ばかりだから、ワタシを見ていじめるなんて事はしないよ。」
「そうか。
それはよかったな。
女はいねえの?ここ」
「えっ、女子生徒ってこと?」
「そうそう。
お前らは女になりたいっていう男だろ?
だったら、その逆で、男になりたいっていう女がいてもおかしくないと思ってな。」
「いなかったよ。ちゃんと聞いてみてないからわかんないけど。
一概には言えないけど、数もそんなに多くないし、いじめられて引きこもりになってる人も多分少ないんじゃないかなあ。」
「なるほどな。
そういうタイプはいじめられねえか。」
光瑠は笑って言った。
「光瑠君も、痛みがなくなったら学校に来るの?」
「いや、それはわかんねえ。
だって、俺はお前らみたいな女になりたいってパターンじゃなくて、少年院の代わりにここに来てっから。
犯罪者なんだよ、俺。」
「それは、さっき聞いたけど…
光瑠君、そんなに悪い人には見えないけどなあ。」
「フッ、そんな事ねえよ。
タマ取られて、少し大人しくなってんのかもしれねえしな。」
「そうなの?」
「まあ、悪い事もやったのはやったけど、仲間にハメられたってのが一番大きいんだよ。
知らねえ罪が何個も増えてたし。」
「それは酷いね。」
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光瑠は、達観したような表情を浮かべて呟いた。
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