105 / 202
混沌の沼
しおりを挟む
蒼と友梨奈さんは、フリーの五日間を昼間は東京観光、夜は俺とのエッチに費やし、福山に帰っていった。
今回はタフな俺もさすがに疲れた。
肉体的にも精神的にも…
だけど、ほっと一息つく間も無く、俺は福山に行かなければならなかった。
友梨奈さんと蒼の引越しを手伝うために。
もう既に福山の駅に降り立っている。
二人に会うのは三日ぶりで、何の感慨もない。
あるのは不安だけ…
エスカレーターでホームから一階に下り
新幹線用改札を抜け、その奥の在来線用の改札を出ると
「愁ちゃん!」
予想通り、お迎えは友梨奈さんだった。
やはり、顔を見ても全く感動はない。
まあ、ヤリたいのはヤリたいけど。
「あれ、蒼は?」
蒼がいない事を不思議に思い、質問すると
「今、必死で引っ越す準備してるわ。」
友梨奈さんは蒼が来ていない理由を述べた。
「えっ、そんなに切羽詰まってんの?」
「違うのよ。
本当だったらまだ余裕あるんだけど、ほら、愛人が来てるでしょ?
感じ悪くてさあ、さっさと準備終えてここを出ていこうって、二人で話をしてんのよ。」
「あー、やっぱり愛人が来てんだ。」
「知っての通り、ウチは二つの家を一つにしてるから、あの二人は新しい方で住んでて、私らとは顔を合わせないんだけど、なんかイヤじゃない?」
「うん、そうだね。
めっちゃイヤだ」
「でしょ?」
「よっしゃ
そういうことだったら、早く行って荷造り頑張るか!」
俺は運転する友梨奈さんを見つめて気合いを入れた。
「まあまあ、愁ちゃんはほどほどでいいのよ。
私と蒼太の心のオアシスなんだから、側にいてくれるだけで幸せなの。」
「なんだよ、それ
まあ、そう言ってくれるのは嬉しいけど。」
「と、いうわけで、蒼太も一人で頑張ってる事だし、ラブホには寄らずに家に直行するね。」
「そんなの当たり前だよ。
東京で一週間ヤリまくったじゃん。」
「そんなので足りるわけないじゃない。
その分、今夜はいっぱいしよっ。」
「もう、友梨奈さん
可愛すぎるわ」
「えっ、そんな事ないわよ」
俺がストレートに褒めると、友梨奈さんは照れてモジモジするんだよなあ。
「これから一緒に住めば、毎日ヤレるんだし」
「そうね。
愁ちゃんとの生活が楽しみで仕方ないわ。」
「うん。俺もだよ」
「本当に離婚してよかったわ。
今、最高な気分。」
友梨奈さんは信号待ちのとき、俺を見つめて微笑んだ。
うん
最高に美しい
この人と毎日ヤレるのは、俺もサイコーな気分だ。
今回はタフな俺もさすがに疲れた。
肉体的にも精神的にも…
だけど、ほっと一息つく間も無く、俺は福山に行かなければならなかった。
友梨奈さんと蒼の引越しを手伝うために。
もう既に福山の駅に降り立っている。
二人に会うのは三日ぶりで、何の感慨もない。
あるのは不安だけ…
エスカレーターでホームから一階に下り
新幹線用改札を抜け、その奥の在来線用の改札を出ると
「愁ちゃん!」
予想通り、お迎えは友梨奈さんだった。
やはり、顔を見ても全く感動はない。
まあ、ヤリたいのはヤリたいけど。
「あれ、蒼は?」
蒼がいない事を不思議に思い、質問すると
「今、必死で引っ越す準備してるわ。」
友梨奈さんは蒼が来ていない理由を述べた。
「えっ、そんなに切羽詰まってんの?」
「違うのよ。
本当だったらまだ余裕あるんだけど、ほら、愛人が来てるでしょ?
感じ悪くてさあ、さっさと準備終えてここを出ていこうって、二人で話をしてんのよ。」
「あー、やっぱり愛人が来てんだ。」
「知っての通り、ウチは二つの家を一つにしてるから、あの二人は新しい方で住んでて、私らとは顔を合わせないんだけど、なんかイヤじゃない?」
「うん、そうだね。
めっちゃイヤだ」
「でしょ?」
「よっしゃ
そういうことだったら、早く行って荷造り頑張るか!」
俺は運転する友梨奈さんを見つめて気合いを入れた。
「まあまあ、愁ちゃんはほどほどでいいのよ。
私と蒼太の心のオアシスなんだから、側にいてくれるだけで幸せなの。」
「なんだよ、それ
まあ、そう言ってくれるのは嬉しいけど。」
「と、いうわけで、蒼太も一人で頑張ってる事だし、ラブホには寄らずに家に直行するね。」
「そんなの当たり前だよ。
東京で一週間ヤリまくったじゃん。」
「そんなので足りるわけないじゃない。
その分、今夜はいっぱいしよっ。」
「もう、友梨奈さん
可愛すぎるわ」
「えっ、そんな事ないわよ」
俺がストレートに褒めると、友梨奈さんは照れてモジモジするんだよなあ。
「これから一緒に住めば、毎日ヤレるんだし」
「そうね。
愁ちゃんとの生活が楽しみで仕方ないわ。」
「うん。俺もだよ」
「本当に離婚してよかったわ。
今、最高な気分。」
友梨奈さんは信号待ちのとき、俺を見つめて微笑んだ。
うん
最高に美しい
この人と毎日ヤレるのは、俺もサイコーな気分だ。
1
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説

NH大戦争
フロイライン
ファンタジー
呪詛を家業として代々暮らしてきた二階堂家。
その二十六代目にあたる高校二年生の零は、二階堂家始まって以来の落ちこぼれで、呪詛も出来なければ、代々身についているとされる霊能力すら皆無だった
そんな中、彼の周りで次々と事件が起きるのだが…
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。


体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる