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welcome party
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「愁ちゃんてお肉好き?」
「えっ、はい」
「じゃあ、買おう。」
友梨奈さんは高そうな食材を全く躊躇する事なく、ポンポンと俺が押すカートのカゴに放り込んできた。
「蒼は肉とか食べれるの?」
嚥下機能がかなり低下していたのを思い出し、聞いてみると
「こっちの病院でかなり厳しいリハビリを重ねてね、だいぶ回復したのよ。
先週退院してきたんだけど、食べる方はほぼ大丈夫になってるのよ。」
「そっか。
それは良かった。」
「あの子に一番効く薬は愁ちゃん、あなただから…
申し訳ないけど、退院して早々にこうして呼んじゃったのよ。」
「ありがとう
こんなに早くに会えるなんて思ってもみなかったから…
ホントに嬉しいよ。」
「まあ、私の方が愁ちゃんに会いたくて会いたくて仕方なかったんだけどね」
友梨奈さんは、少し顔を赤らめて言うと、今度は刺身の盛り合わせみたいなのをカゴに入れた。
「ヤダ、こんな話してたら、また濡れてきちゃった…」
友梨奈さんは小声で俺だけに聞こえるトーンで言った。
「友梨奈さん
こんなところで、そういう話しないでくれる?」
「ごめんなさい…」
「俺も勃っちゃうから」
俺がそう言うと、友梨奈さんは嬉しそうに笑った。
「一週間こっちにいてくれるんでしょ?
またするチャンスあるよね??」
「どうかなあ。
親父さんもいるんでしょ?
怖すぎるわ」
「大丈夫よ。
私に関心示すくらいなら、レスになってないって」
「そうだけど、やっぱり近くにいるといないとでは…」
「その辺は私に任せといて」
あくまでも楽観的な友梨奈さんだった。
買い物を終えて、車は家に向けて走り出した。
いよいよ蒼と再会する。
なんか緊張するなあ…
「えっ、はい」
「じゃあ、買おう。」
友梨奈さんは高そうな食材を全く躊躇する事なく、ポンポンと俺が押すカートのカゴに放り込んできた。
「蒼は肉とか食べれるの?」
嚥下機能がかなり低下していたのを思い出し、聞いてみると
「こっちの病院でかなり厳しいリハビリを重ねてね、だいぶ回復したのよ。
先週退院してきたんだけど、食べる方はほぼ大丈夫になってるのよ。」
「そっか。
それは良かった。」
「あの子に一番効く薬は愁ちゃん、あなただから…
申し訳ないけど、退院して早々にこうして呼んじゃったのよ。」
「ありがとう
こんなに早くに会えるなんて思ってもみなかったから…
ホントに嬉しいよ。」
「まあ、私の方が愁ちゃんに会いたくて会いたくて仕方なかったんだけどね」
友梨奈さんは、少し顔を赤らめて言うと、今度は刺身の盛り合わせみたいなのをカゴに入れた。
「ヤダ、こんな話してたら、また濡れてきちゃった…」
友梨奈さんは小声で俺だけに聞こえるトーンで言った。
「友梨奈さん
こんなところで、そういう話しないでくれる?」
「ごめんなさい…」
「俺も勃っちゃうから」
俺がそう言うと、友梨奈さんは嬉しそうに笑った。
「一週間こっちにいてくれるんでしょ?
またするチャンスあるよね??」
「どうかなあ。
親父さんもいるんでしょ?
怖すぎるわ」
「大丈夫よ。
私に関心示すくらいなら、レスになってないって」
「そうだけど、やっぱり近くにいるといないとでは…」
「その辺は私に任せといて」
あくまでも楽観的な友梨奈さんだった。
買い物を終えて、車は家に向けて走り出した。
いよいよ蒼と再会する。
なんか緊張するなあ…
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