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「いよいよ始まるな。」
キャプテンの田宮は部室でソックスを履きながら、隣の大輔に語りかけた。
「一回戦は浅丘とか…
まあ、本番はその次だな。」
「ラッキーにも優勝候補の国邦とは反対側のシマに入ったから決勝まで当たることはない。
うちがそこまで考える必要はないかもしれないけどな。」
「多分二回戦からずっと咲聖にとっては厳しい相手ばかりだろうから、一戦ずつ取ってくしかねえよ。」
「富田、お前と水谷ばかりに託すのはあれだけど、よろしく頼むよ。」
「いや、キャプテン
俺はアンタの才能を認めている。
水谷の次に、だけどな。
こちらこそよろしく頼む。」
大輔は田宮の肩に手を置くと、すくっと立ち上がった。
田宮は一瞬固まったが、大輔の後ろ姿を見つめながら苦笑いを浮かべた。
キャプテンの田宮は部室でソックスを履きながら、隣の大輔に語りかけた。
「一回戦は浅丘とか…
まあ、本番はその次だな。」
「ラッキーにも優勝候補の国邦とは反対側のシマに入ったから決勝まで当たることはない。
うちがそこまで考える必要はないかもしれないけどな。」
「多分二回戦からずっと咲聖にとっては厳しい相手ばかりだろうから、一戦ずつ取ってくしかねえよ。」
「富田、お前と水谷ばかりに託すのはあれだけど、よろしく頼むよ。」
「いや、キャプテン
俺はアンタの才能を認めている。
水谷の次に、だけどな。
こちらこそよろしく頼む。」
大輔は田宮の肩に手を置くと、すくっと立ち上がった。
田宮は一瞬固まったが、大輔の後ろ姿を見つめながら苦笑いを浮かべた。
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