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リスティアーナ女王国編
16 悪役主従と沼・前
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「うわあ、すごいなケイト!」
「どうしても、夜に来てみたいなって思ってたんです」
葦の葉に囲まれた小さな池の真ん中に、光る実を宿す木が悠然と佇んでいた。霧に包まれたこの湿地帯はすっかり暗くなっていたが、ぽわんぽわんとその薄緑色の実の光のおかげで、まるで光魔法でライトアップされたような幻想的な景色が広がっていた。
沼と聞いてどろっとしたところを想像していたが、深くて底が見えないというだけで浅瀬の水は澄んでいた。魔王崇拝の人たちがいた方向と同じように霧の深い森の中だが、こんなにも美しい場所があるだなんてと僕は感嘆の声をあげた。
「あの木はなんなんだ?」
「ええ、あれは千年大樹と呼ばれる精霊を宿す木らしいです」
ケイトが言うには、あの実の中には昼間の光が貯められているのだとか。
樹齢が千年を過ぎる大木には精霊が宿るという伝承は聞いたことがある。薄緑色の光は、妖精王の羽のように美しい。精霊というものは妖精とは違って本当に存在すると確認されているものではないが、妖精が存在するのだからもしかしたら本当にいるのかもしれないなあと思う。
ちなみに、妖精王は疲れた様子で「ちょっと休憩をしてくる」とどこかへふらふらと飛んで行ってしまった。繊細な心配りをすることができる僕は、決して口にはしないが「お大事に」と心の中で思いながら、その後ろ姿をあたたかい目で見守った。
ふと横から視線を感じて目をやると、ケイトの顔が光に照らされていて、いつもよりもさらにかっこよく見える。
視線一つ合うだけで、僕の心がとくんと跳ねた音がした。僕が転ばないようにと、しっかりと絡みあった指先にきゅっと力が入ってしまう。
いつだって余裕ある顔で僕のことを見てるケイトが、ハッとした顔をしてから口元を手で押さえた。そして、心なしか朱の差した頬のまま、「すみません、見すぎました」と小さな声で言った。
なぜか照れている様子のケイトが珍しくて、僕の胸の中にもぶわっと気恥ずかしい気持ちが広がる。
とくとくといつもより少し速く響く心臓の音を感じながら、思う。
(また……こんな美しい光景を、ケイトと見ることができたな)
こうしてケイトと旅を続けることができる幸せを噛みしめる。自然豊かなペルケ王国も、不思議な地形の多いリスティアーナ女王国も、雪の深いプラウゼン王国も、サザランド連邦に広がる海の世界も、その先だってもしかしたら他の国があるのかもしれない。
僕には見たい景色がたくさんあって、そして僕には自由があって、隣には――僕の手を握っていてくれる大好きな人がいる。
この幸せを思うだけで、僕の目にはじわっと涙が浮かびそうになる。まばたきで泣きそうな気持ちをごまかし広がる光景を目に焼きつけながら、本当に綺麗だな……と思っていると、ケイトがスッとつないだ僕の手を持ち上げた。
そして、すりっと僕の手に顔を寄せると、少し厚みのある唇が僕の手首の裏側にゆっくりと触れた。
触れ合った場所から、しびびっと甘い痺れが走る。
ケイトともう何度も体を重ねている僕は、その夜空色の瞳の奥に覗く、愛情だけではない色を感じて震えた。ケイトがゆっくりと言葉を紡ぐ。
「綺麗です……エマ様」
「ケイト……」
聞き慣れているはずのその賛辞も、ケイトに言われるだけできゅうっと胸が締めつけられる。ケイトの瞳が優しく細められ、僕は流れるようにそっとそのあたたかな腕の中に身を委ねた。
僕の手を掴んだまま、両頬に手を当てられ、ゆっくりと顔を引き寄せられる。大好きな人の顔が僕の世界に広がっていく。え――
(わ……どうしよう……外で? キス、するのかな……)
外ではあまり触れてこないケイトの珍しい行動に、恥ずかしい気持ちが胸いっぱいに広がる。どき、どき、と心臓の音が響く。誰もいないからいいのかなと思いながら、この幻想的な雰囲気につられて、僕は夢を見ているような気持ちで愛しい男のことを見つめた。
そして、動きを止めた。
――――――あれ?
さっきまで明るく照らされていたはずなのに、ケイトの顔に暗く影が差していたのだ。
ちゃぷと水音が後ろから響いたような気がした。
唇の代わりに、ケイトの親指が僕の唇をふにっと優しく押した。そして、スンと無表情になったケイトが僕の真後ろに目をやりながら言った。
「エマ様、最高にかわいい顔してるとこ悪いんですけど、ちょっと夕飯が出てきちゃったんで」
「夕飯が……? 出てきた???」
「はい。ギルドで見たときからもう、オレ、これのことしか考えられなくて」
すっかり深い影の中にいる僕は、恋人の腕の中だというのに、さっきまでの夢を見ているような気持ちが消え失せていることを感じていた。何度も経験したことのある、危険の匂いを察知した。
まあ、待て。よく状況を整理してみよう。
幻想的な光景にうっとりして、愛しい恋人のことしか目に入っていなかったことは認めよう。そして、霞に包まれた光のハーモニーは本当に夢見るように美しかったが、よく考えてみればその情報をケイトはギルドで得たのだ。
僕たちは一緒に旅をしている。そして、ギルドにある情報は大概がモンスターに関するものである。なぜなら、ギルドというのはモンスター討伐の受注を管理するために存在しているからだ。
サアッと僕の全身から血の気が引いていく。
リスティアーナ王国が美しいモンスターの討伐を禁止しているのだから、なにかおぞましい造形を持ったモンスターが僕の背後にいるに違いない。ゴライアスのように水飛沫を上げるタイプではなく、ゆっくりと獲物の背後に忍びよる……なにかであるはずだった。
僕の目にじわっと涙が浮かぶ。
だけど、先ほどまでとまったく変わらない甘い瞳のまま、ケイトが言った。
「泣いてるの? エマ様かわいい。大丈夫、きっと"おいしい"ですよ」
嬉々として自分の恋人がそういうのを聞いて確信してしまった。
僕はこわばった顔のまま、おそるおそる背後を振り返った。
てらてらと光るぬるっとした表面を持つ肢体、僕たちの何倍もの高さまで水面から顔を伸ばしている黒い影。この幻想的な景色の中にありながら、赤く光る丸い瞳が僕たちを見下ろし、そして僕に向かって大きく口をひらいた。
僕は目の前のケイトにしがみついた。
「ヒィイィッ! ど、ドラゴンイールううううう!!!?」
「はあ……そう、ドラゴンなんてついちゃうウナギですよ。絶対うまい!」
「どどどどどどういうこと? ドラゴンがつくとなんでおいしいんだ?!」
「え? だって普通のイールより、なんか『すごい』的な意味でしょ?」
僕は息を呑んだ。
いや、たしかにそうかもしれない。ケイトは間違っていない。普通のイールよりもなんか『すごい』的な意味のドラゴンだということは至極正しかった。普通のイールよりもすごいからドラゴンイールなのだ。だがそれは決して――決して――
「普通よりすごいおいしいって意味じゃないからああああああああ」
「今夜は蒲焼きですよ、エマ様」
「か……カバ?? ヒィィッ」
もうケイトはなにを言っているのかわからない。
ドラゴンイールの頭が勢いよく僕たちに向かって振り下ろされた。先ほど剣を練習していたことなどすっかり忘れて、とにかく恒例となった戦法……いや、生存を欠けた、僕にできる唯一の『あがき』の一声をあげた。
「さんだああああああああああ」
「どうしても、夜に来てみたいなって思ってたんです」
葦の葉に囲まれた小さな池の真ん中に、光る実を宿す木が悠然と佇んでいた。霧に包まれたこの湿地帯はすっかり暗くなっていたが、ぽわんぽわんとその薄緑色の実の光のおかげで、まるで光魔法でライトアップされたような幻想的な景色が広がっていた。
沼と聞いてどろっとしたところを想像していたが、深くて底が見えないというだけで浅瀬の水は澄んでいた。魔王崇拝の人たちがいた方向と同じように霧の深い森の中だが、こんなにも美しい場所があるだなんてと僕は感嘆の声をあげた。
「あの木はなんなんだ?」
「ええ、あれは千年大樹と呼ばれる精霊を宿す木らしいです」
ケイトが言うには、あの実の中には昼間の光が貯められているのだとか。
樹齢が千年を過ぎる大木には精霊が宿るという伝承は聞いたことがある。薄緑色の光は、妖精王の羽のように美しい。精霊というものは妖精とは違って本当に存在すると確認されているものではないが、妖精が存在するのだからもしかしたら本当にいるのかもしれないなあと思う。
ちなみに、妖精王は疲れた様子で「ちょっと休憩をしてくる」とどこかへふらふらと飛んで行ってしまった。繊細な心配りをすることができる僕は、決して口にはしないが「お大事に」と心の中で思いながら、その後ろ姿をあたたかい目で見守った。
ふと横から視線を感じて目をやると、ケイトの顔が光に照らされていて、いつもよりもさらにかっこよく見える。
視線一つ合うだけで、僕の心がとくんと跳ねた音がした。僕が転ばないようにと、しっかりと絡みあった指先にきゅっと力が入ってしまう。
いつだって余裕ある顔で僕のことを見てるケイトが、ハッとした顔をしてから口元を手で押さえた。そして、心なしか朱の差した頬のまま、「すみません、見すぎました」と小さな声で言った。
なぜか照れている様子のケイトが珍しくて、僕の胸の中にもぶわっと気恥ずかしい気持ちが広がる。
とくとくといつもより少し速く響く心臓の音を感じながら、思う。
(また……こんな美しい光景を、ケイトと見ることができたな)
こうしてケイトと旅を続けることができる幸せを噛みしめる。自然豊かなペルケ王国も、不思議な地形の多いリスティアーナ女王国も、雪の深いプラウゼン王国も、サザランド連邦に広がる海の世界も、その先だってもしかしたら他の国があるのかもしれない。
僕には見たい景色がたくさんあって、そして僕には自由があって、隣には――僕の手を握っていてくれる大好きな人がいる。
この幸せを思うだけで、僕の目にはじわっと涙が浮かびそうになる。まばたきで泣きそうな気持ちをごまかし広がる光景を目に焼きつけながら、本当に綺麗だな……と思っていると、ケイトがスッとつないだ僕の手を持ち上げた。
そして、すりっと僕の手に顔を寄せると、少し厚みのある唇が僕の手首の裏側にゆっくりと触れた。
触れ合った場所から、しびびっと甘い痺れが走る。
ケイトともう何度も体を重ねている僕は、その夜空色の瞳の奥に覗く、愛情だけではない色を感じて震えた。ケイトがゆっくりと言葉を紡ぐ。
「綺麗です……エマ様」
「ケイト……」
聞き慣れているはずのその賛辞も、ケイトに言われるだけできゅうっと胸が締めつけられる。ケイトの瞳が優しく細められ、僕は流れるようにそっとそのあたたかな腕の中に身を委ねた。
僕の手を掴んだまま、両頬に手を当てられ、ゆっくりと顔を引き寄せられる。大好きな人の顔が僕の世界に広がっていく。え――
(わ……どうしよう……外で? キス、するのかな……)
外ではあまり触れてこないケイトの珍しい行動に、恥ずかしい気持ちが胸いっぱいに広がる。どき、どき、と心臓の音が響く。誰もいないからいいのかなと思いながら、この幻想的な雰囲気につられて、僕は夢を見ているような気持ちで愛しい男のことを見つめた。
そして、動きを止めた。
――――――あれ?
さっきまで明るく照らされていたはずなのに、ケイトの顔に暗く影が差していたのだ。
ちゃぷと水音が後ろから響いたような気がした。
唇の代わりに、ケイトの親指が僕の唇をふにっと優しく押した。そして、スンと無表情になったケイトが僕の真後ろに目をやりながら言った。
「エマ様、最高にかわいい顔してるとこ悪いんですけど、ちょっと夕飯が出てきちゃったんで」
「夕飯が……? 出てきた???」
「はい。ギルドで見たときからもう、オレ、これのことしか考えられなくて」
すっかり深い影の中にいる僕は、恋人の腕の中だというのに、さっきまでの夢を見ているような気持ちが消え失せていることを感じていた。何度も経験したことのある、危険の匂いを察知した。
まあ、待て。よく状況を整理してみよう。
幻想的な光景にうっとりして、愛しい恋人のことしか目に入っていなかったことは認めよう。そして、霞に包まれた光のハーモニーは本当に夢見るように美しかったが、よく考えてみればその情報をケイトはギルドで得たのだ。
僕たちは一緒に旅をしている。そして、ギルドにある情報は大概がモンスターに関するものである。なぜなら、ギルドというのはモンスター討伐の受注を管理するために存在しているからだ。
サアッと僕の全身から血の気が引いていく。
リスティアーナ王国が美しいモンスターの討伐を禁止しているのだから、なにかおぞましい造形を持ったモンスターが僕の背後にいるに違いない。ゴライアスのように水飛沫を上げるタイプではなく、ゆっくりと獲物の背後に忍びよる……なにかであるはずだった。
僕の目にじわっと涙が浮かぶ。
だけど、先ほどまでとまったく変わらない甘い瞳のまま、ケイトが言った。
「泣いてるの? エマ様かわいい。大丈夫、きっと"おいしい"ですよ」
嬉々として自分の恋人がそういうのを聞いて確信してしまった。
僕はこわばった顔のまま、おそるおそる背後を振り返った。
てらてらと光るぬるっとした表面を持つ肢体、僕たちの何倍もの高さまで水面から顔を伸ばしている黒い影。この幻想的な景色の中にありながら、赤く光る丸い瞳が僕たちを見下ろし、そして僕に向かって大きく口をひらいた。
僕は目の前のケイトにしがみついた。
「ヒィイィッ! ど、ドラゴンイールううううう!!!?」
「はあ……そう、ドラゴンなんてついちゃうウナギですよ。絶対うまい!」
「どどどどどどういうこと? ドラゴンがつくとなんでおいしいんだ?!」
「え? だって普通のイールより、なんか『すごい』的な意味でしょ?」
僕は息を呑んだ。
いや、たしかにそうかもしれない。ケイトは間違っていない。普通のイールよりもなんか『すごい』的な意味のドラゴンだということは至極正しかった。普通のイールよりもすごいからドラゴンイールなのだ。だがそれは決して――決して――
「普通よりすごいおいしいって意味じゃないからああああああああ」
「今夜は蒲焼きですよ、エマ様」
「か……カバ?? ヒィィッ」
もうケイトはなにを言っているのかわからない。
ドラゴンイールの頭が勢いよく僕たちに向かって振り下ろされた。先ほど剣を練習していたことなどすっかり忘れて、とにかく恒例となった戦法……いや、生存を欠けた、僕にできる唯一の『あがき』の一声をあげた。
「さんだああああああああああ」
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