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1-2 騎士団員フェルト
37 レオと遊ぼう・中 ※
しおりを挟む(童顔の男に牛の鼻輪みたいなごついピアスだと、バランス悪くて……なんかいいな)
そう思いながら土壁さんに手を当て、ゴツくて安っぽい金色のピアスを生成してもらう。
どうせ、ダンジョン内でしか使わない代物なので、特に問題はない。
この大きな輪のピアスを自分で引っ張りながら腰を振るようになったら面白いなあと思って、俺はうっそりと目を細めた。
俺がにこにこしながら近づくと、レオは小動物のように上目遣いに震えていた。
レオのぷっくりした左乳首をぎゅうっと引っぱり、ちょっと太めの針を一思いにぶっさした。レオの乳首は、快感を拾うようにしているので、この痛みも気持ちいいかもしれない。
「ひぎゃああああああッ!」
レオは見た目の恐怖が勝ったのか、すごい悲鳴をあげた。
でもペニスはちゃんと快感を拾ったようで、ピュッと小さく白い液が洩れた。レオは仰け反って、ビクンビクンと体を震わせている。その間にさっとピアスをつけてしまった。
「……ピアス開けられてイッた?」
軽く射精しただけだったけど、普段からスライムで慣らされてる乳首は優秀だなと思う。
射精の快感に酔いしれているレオの右乳首をつかみ、そっちの乳首にも針をブッさした。「ひぎっ」とレオが豚みたいな声をあげていたけど、レオのペニスは縮こまるどころか、再び硬さを取り戻していた。
俺はその姿を見て、ほう……と、うっとり息を洩らした。
「やっぱり、ちんこにもつけよう」
俺の手がレオのペニスの先端を握ったとき、さすがになにをされるのかわかったらしく、レオはガタガタと震えだした。男としての矜持なのかなんなのか……やっぱりペニスにピアスをされるのは恐ろしいみたいで、震えながら頭を必死に横に振り、拒否の意を伝えてくる。
俺はレオのペニスをまたくるくると指先で弄びながら、首を傾けた。
「どうして?」
なんで胸はよくて、ペニスはやなんだろう。
レオは答えが見つからないのか、黙って俯いてしまった。
「レオ、大丈夫だよ。お前のちんこにもつけたら、すごく似合うと思う」
「……ぇ」
「乳首のピアスと紐でつないだら、ずっと気持ちいいのが続くよ。ケツかきまわされてる間、ずっと乳首もペニスも気持ちよくなれる。なあ、好きだろ……? ここ、いじられんの」
そう言いながら、つけたばかりのピアスの輪に親指を入れ、強弱をつけながら引っ張る。親指の腹でぷっくりとした乳首を擦ってあげるのも忘れない。
「あぁッ……レイ様。れっ……様ぁぁ」
はあっはあっとレオの息が荒くなり、また腰がへこへこ動き出した。
そのみっともない動きをずっと見ていたくて、ぐりぐりとピアスを引っ張る。
「つけてよ。俺、ピアスしたレオのえろいちんこ、かわいがりたい」
俺は右腕を壁につき、レオの耳に鼻をすり寄せながら、できるだけ甘い声で囁いた。
「はッあぁぁ……んあッ……ああっ……で、でもッ」
レオは顔を真っ赤にして、耳元にかかる俺の息にすら感じいってる。
レオの心臓がすごい速さで脈打ってるのがわかる。こんな反応しといてなにが引っ掛かってるんだろ……と思ってたら、ようやく気がついた。
(ああ……女のことか。健気だな)
レオの瞳が不安げに揺れている。毎日ゴブリンに犯されて、乳首がこんなにもみすぼらしくなっても、ペニスは躊躇するってすごい。
きゅうっと胸が締めつけられるような感覚が走る。あまりのかわいさに、もっとひどいことをしてあげないといけない気持ちになった。
もう女なんて抱けない卑猥な体にしてから恋人に会わせたら、かわいい声で泣いてくれそう。レオが悲しんでくれるなら、目の前で俺があの女のことを最高に甘やかして抱いてもいい。
絶望するレオのことを思うと、やっぱりペニスには穴を開けないとだめだなと思った。
「こんなに言っても……嫌なわけ?」
俺は、左手でレオのペニスを下から優しく撫であげた。すりすりとねだるように動かすと、レオが甘い声をあげた。
「はあッあああんっ……れッ様ぁ……ふ、ぅうん、……い、痛い……ですか?」
あ……痛いのが怖いのか。
ほかの冒険者なら、なにも聞かずに痛覚を上げてぶっ刺すところだけど、健気な態度に弱い自覚はある。自然と俺のことを『レイ様』と呼び、敬語を使ってくる辺りが、なんか……もとからサブミッシブの素質があったんだろうなと思う。
(痛いのだってすぐに悦ぶようになると思うけど……)
できるだけ、レオには優しくするっていうコンセプトでやってる。
かわいがってるっていうのもある。でも、なんか卑猥な体でゴブリンに犯されながら、恋人のことじゃなくて……俺のことを想う日が来たら――
(なんか……かわいいなって思ってて)
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