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1-1 異世界での目覚め
15 ダンジョンでデートをしないでください・後 ※
しおりを挟む(かわいそう……)
そろそろ、俺も出そうだな。
「レオ。一緒に気持ちよくなろっか」
俺が耳もとで囁くように言うと、レオは弾かれたように顔をあげ、はっと息を飲んだ。扱いていたレオのペニスの感度を最大にして、同時にレオの最奥を貫いた。
「ひああああーーッッ!!!」
今まで我慢していたものをすべて出し切るように、レオの掠れた艶声が響き渡った。
ドピュッドピュッと壊れたように吹き上げるレオの精液は、レオの顔面にまで降り注いだ。
内壁が俺のことを絞りとるみたいにぎゅううっとうねり、俺もそのまま中に射精した。
(あーすげえいい……)
レオは度の過ぎた快感にすべてを忘れたように体を痙攣させ、狂ったように射精している。
背中をしならせているレオの顔を覗けば、だらしなくひらいた口からよだれを垂らし、涙を流して悦んでいた。あまりにひどい顔で、俺はふふっと笑ってしまった。
レオの精巣を改造して、あらかじめ精子の量を増やしておいてよかった。
放心したままのレオの耳元で、感想を教えてやる。
「かわいかったよ、レオ。……でも、残念だったね」
その言葉にハッと仰け反っていた頭を勢いよく戻すと、レオは絶句した。あの状態から理性を取り戻すとは、意外とやるなーと思う。
そして、顔面蒼白のまま、レオはわなわなと震えだした。
「ち、違う。今のは……その、違って。も、もう一度チャンスを……」
レオは状況的に見ても、意味をなさない言葉の羅列を繰り返す。レオの濡れたペニスを扱きながら、その震える声に耳を傾ける。「ひッ」と息を呑むレオのペニスから、ピュッと最後の一滴が流れた。
レオはまるでこの世の終わりかのような顔をしていた。笑いを堪えながら、その様子を見ながら言った。
「じゃあチャンス、あげようか」
「……え?」
涙目のレオが振り返ったとき、ちょうど土壁の扉の向こうからオリバーの声がした。
「レイ様、ゴブリンたちの準備ができました」
カチャリと扉が開いて、見計らったかのようにオリバーが顔を出した。
部屋の中の様子を見渡し、心底呆れたような目でこちらを見ながら、オリバーは部屋を出て行った。あれデジャブかな。
「ゴブリンって卵で増えるらしいんだけど。繁殖難しいんだって」
「…………え?」
「レオ、手伝ってあげてよ。そしたらミーシェは逃してあげてもいい」
俺は困惑するレオに、にっこりと微笑む。
そして、レオの鎖を外し、土壁の近くまで連れていくと、下半身だけ壁の向こう側に埋め込んだ。
「な……なにを?」
「だから、ケツ貸してあげて。ゴブリンたちに」
「うわッ!!! な、なんだ?! まッ……待って……ちょっとッ!!!」
レオの後ろ、壁の向こう側でどうやら始まったらしい。ざわざわとたくさんのゴブリンの蠢く気配がする。
土壁に阻まれた隣の部屋はレオが振り返ったところでなにも見えないが、レオは必死で体を動かし後ろを見ようとしている。
(かわいいなー……不安、だよね)
ゴブリンたちはメスの穴を準備したりする生き物なのだろうか。繁殖に使うのだからそれなりに大切に扱うのか……ってことは、俺は知らない。あれだけ礼儀正しいモンスターだから、案外レオのことを愛してくれるかもしれない。
「な、なにッ?! おい! や、やめろ! た、助けて!」
髪を振り乱しながら涙を流すレオは、悲壮な声を上げた。
でも、俺で慣らされてるから、きっときっと気持ちいいと思う。
「助けて! やだッ! ひあああああッッ」
うーん、まあ、オーク相手というわけではないし大丈夫かな? ちなみにモンスターはみんな卵生なんだとか。
ゴブリンの繁殖も手伝えるし、レオが気持ちよくなればエネルギーはダンジョンに吸収されるのだから、これが一番効率がいい方法だとも思う。
ゴブリンやオークの繁殖のことをうっかり俺に教えてしまったオリバーが、死んだ魚のような顔をしていたけど。
(ほんと……オリバーって使える)
レオはガクガク揺さぶられて、やめろ! 止まれ! と、泣きながら首を振っている。
床に溢れていたレオの精子は、もうすっかりダンジョンに吸収されたようで残ってなかった。うん、需要も、俺の歪んだ欲望も満たしてくれる。ダンジョンって最高の場所だなー。
俺はくすくす笑いながら、レオのかわいい泣き顔を眺めてうっとりと目を細めた。
「ま、デートでダンジョンなんか来るやつが悪いよね」
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