引きこもりの俺の『冒険』がはじまらない!〜乙女ゲー最凶ダンジョン経営〜

ばつ森⚡️4/30新刊

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1-1 異世界での目覚め

06 冒険者で実験・前 ※

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「いーなー、こんな筋肉。ずるい」


 俺はペシペシッと、眠ったままの男の張りのある胸板を叩いた。
 男は20代後半といったところだろうか。焦げ茶色の短髪に、そこそこモテそうな顔だった。ラグビー選手のように筋肉がしっかりとついていて、胸板も厚い。男らしい! とか、頼りになる! とか、女に言われてそうだ。

 はあ、とため息が出る。

 日本にいたときも、男女問わず周りに人はたくさんいたが、俺が憧れるのはやっぱりこういう筋肉だ。俺の言うことを聞きたいやつらのことも、いつかこういう体つきになって、本当の意味で屈服させてみたいなあと思う。

「でも大丈夫――俺がちゃんと調やるから」


 俺は男の胸筋に愛おしむように撫でながらこれからの実験を考えて、暗い愉悦に自然と笑みがこぼれた。


 俺は男の脚を曲げて縛り、足首を開脚した状態で机に固定した。男の脚はきれいにV字にひらいていて、尻の穴まで丸見えだ。力なく、くったりと脚がひらいているせいで――

(ちょっと……蛙みたい)

 男の口に枷をして、念のため魔力を無効化したあと、俺は男に手をかざして眠りを覚ました。
 ここは……剣と魔法の世界だ。
 なにごとにも油断は禁物だと気を引き締める。念には念を入れておくべきだろう。

「おはよう。なにが起きてるかわからないだろうけど、お前はゴブリンに負けてこのダンジョンに取り込まれた。今から〝実験〟を行う」
「――ん?! んん?! んんんんんんん?!?!」

 俺は端的な断りを入れてから、戸惑う男を気にもかけず、躊躇なく男のペニスを扱きはじめた。
 こんなことを始めるのには、〝ちゃんとした理由〟がある。
 
 不安、混乱、恐怖……いろんな負の感情が男の中で荒れ狂っているのだろう。当たり前だが男のペニスは縮み上がっている。俺は感度を調節し、快感の値を上げていく。ゆるゆると優しく扱いていると、ふうっふぅっと男の息がだんだん荒くなってきた。
 そのうち、男のペニスが熱を持ち、いとも簡単にがちがちに固くなった。透明な液がツーと流れ、男の体がビクッビクッと跳ねる。
 男は自分の体になにが起きているのかわからないだろう。戸惑った様子で、相変わらずなにかを叫んでいる。もしかしたら、なにか薬でも使われたと思っているかもしれない。
 その様子を見ながら思う。

(ああ……すげえ)

 こんなことは、さすがに地球ではしたことがない。
 そういう相手はいたけど、性的な目的で会う相手が、こんな怯えた表情を浮かべることはない。男の感じてるリアルな恐怖の表情に、俺はうっとりして目を細める。男は俺の顔を見て、なぜか顔を赤らめ、抵抗しようとして身を捩った。

「んー! んー! んふっ う"っ」
「お兄さん、こういうの好きなんだ?」

 扱いているだけなのに、ぐちゅぐちゅとすごい音が静かな部屋に響く。見てみろよ、と透明な液を指で伸ばして目の前で見せると、男は真っ赤になって横を向いた。

「ねえ、扱かれてそんなに気持ちい? 恥ずかしい格好で縛られて」

 俺は男のさらなる羞恥を煽るために、乳首の感度を最大にして、左右同時にこねくりまわしてやった。慎ましやかな乳首がピンと立ち上がり、主張してきた。

「んぐ! んん! んんん~~~!!!」

 今まで感じたこともない場所が開発され、男は驚愕に目を見開いた。俺が思わず、あぁん! と言ってしまうレベルの感度である。こんなにぐりぐりされたら、さぞ、気持ちいいことだろう。男の腰がガクガクと震えるのを見て、ひどいことを言いたくなる。

「体、触られて大喜びだな」

 横を向いた男の耳元で、愛でも囁くかのように熱い息を吹きかけてやると、男の体がビクンッと跳ねた。もじもじと体を捩って、どうにか快感から逃げようとしているようだけど、すぐに目がとろんとする。
 俺がくすくす笑いながら観察していると、男が心底悔しそうな顔でこちらを睨んできた。

(ああ……これ、すごい。いい)

 ぞくぞくと背筋を快感が走りぬける。そうそう、これこれ、とつい笑顔になってしまう。こういう顔で見られてこそだと思うのだ。日本ではできなかったことを思い、本当に異世界に来たんだなって実感を感じる。

 男はとろけきった顔をしては、眉間に皺を寄せてどうにか耐えようと悔しそうな顔をしていて滑稽だった。
自分よりも小さな俺がこんなことを思っているだなんて思わないだろうなと思う。
 葛藤っておいしい。男が快楽に落ちすぎないように、ずっと、その葛藤を見ていたい……そんな欲求がたぷたぷと自分の中に溜まっていく。

 男の体を汗が滴って、むわっと男くさい匂いが広がる。
 男は快感に酔いしれていて、敏感にされてしまった体は、汗の一滴が流れ落ちるにすらビクビクと震えた。男の眉間に深い皺が寄るたびに、俺も自分の股間にドクドクと熱が集まっていくのがわかる。
 自分の手のひらに硬い熱を感じながら、じっと男の顔を観察する。

「んゔ! ううう! んん! んふっ ゔうん!」

 男の声が荒々しくなってきた。
 真っ赤な顔で唇を噛み締めて、なんとか我慢しようとしているが……もう限界なのだろう。繋がれた足のつま先が、ぎゅっと……恥ずかしがってるみたいに丸まった。ガシャガシャと鎖が机の上で激しく音を立てた。俺の手はもう、ローションでもこぼしたみたいにべとべとだった。俺はにこにこと優しく微笑みながら、男のペニスを扱くスピードを上げていく。
 もう出そうだなと思ったら、不自然な態勢のまま、男が腰を突き出すようにあげた。

「んん!んんん~~~~!!!!!」
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