77 / 114
第二章 NOAH
16 会いたい人
しおりを挟む「あ、ありがと。ミュエリー。夏休み中、また会おうね」
すこしばかり、ぎこちない帰りの旅路を経て、僕とミュエリーは、王都まで戻ってきた。
ミュエリーは王都出身で、でも自分の屋敷には戻らないみたいで、夏休み中も、貴族用の寮にいるらしい。
帰りの道は、こんな言い方するのも変かもしれないけど、なんだか、はじめて好きになった人と、緊張しながら、一緒にいるみたいな気持ちで、不思議だった。それでも、色んな街で、一緒にご飯を食べたり、王都にはないようなものを見たり、やっぱり、楽しかった。ミュエリーは、自分から積極的に話してくることは、あんまりないけど、すこしくらいは、僕に心を開いてくれたんじゃないかな、と思う。
(そうだといいなっていう、ただの願望かも、しれないけど…)
きらきらした真夏の炎天下の中、ミュエリーのちょっと影のある憂い顔は、その背景と対照的で、とても、儚く見えた。ミュエリーの灰色の髪が、さらっと風に靡いた。ヒューの時みたいに、衝動的に、顔が好きだなあって、そう、思うわけではないけれど、それでも、やっぱり、きれいだなと思う。学園の中庭の木々が揺れ、ミュエリーに、葉が囁くような、影を落とした。
どきどきしながら見ていたら、早々に僕の願望は打ち砕かれた。
「ごめん、ノア。俺は人と関わりたくないんだ」
「………」
ちーん、という残念な音が聞こえてきそうだった。
なんだか一人で盛り上がってしまってたみたいな気になって、いや、実際そうかもしれないけれど。僕は、かああっと頬に熱が集まるのを感じた。そして、じわっと視界が潤む。
少しくらい仲よくなれたと思ったのにっていう気持ちと、もしかして、僕が変なこと言ったからかなっていう後悔とが、合いまって、僕はわけがわからなくなって、この場から逃げ出したくなった。もうすこし、落ち着いてから、また声をかけようと、とりあえず、ぐるぐる回る頭の中の渦を振りきって、口を開こうとしたとき、ミュエリーに尋ねられた。
「泉の水。飲むのか?」
「へ、あ?あ、あ、うん。今日、飲んでみるつもり」
「そうか。あの魔法陣を見るとなおさら、未解明なところも多いから、勧めない。たかが夢1つのために、不要なリスクを取ることはないと思う。そういうのは、あそこにいたような浮かれた奴らが、娯楽のためにやればいいんだ」
一言、多い。
僕のことを、心配してくれてるんだな、ということはわかる。この表面上は、つんつんした、とても遠回りな気遣いが、いつだって、むずかゆい。でも、それでも「関わりたくない」と言われてしまうのだから、それは、ーーー。
(まだ、僕の負けって、こと…多分)
僕が「まあ、考えてみる」と言ったら、ミュエリーは、なんだか知ったような顔で、嫌そうに、ハアとため息をついてから、「じゃあ」と言って、自分の寮に向かって歩いて行った。僕は、ミュエリーが見えなくなるまで、手を振ったりしながら、そこで、立っていた。
なんとなく、そのまま部屋に帰る気にならなくて、中庭を散歩してから、帰ることにした。僕のバックパックに入っているはずの、泉の水のことを考える。
ペットボトルに入れたままの泉の水。魔法研究部のみんなにお土産にしようと思ってるから、僕の分は、2・3回分くらいはありそうだ。アオイくんには渡せなくなってしまったし…、と、そこまで考えて、あれ?と気がついた。
「あれ?アオイくんたち、夢見たって言ってたけど、それ、もう、両想いじゃん」
ミュエリーはあの魔法陣は『両想い』という限定条件で、その効果を強めてると言ったのだ。ということは、おそらく、アオイくんが自分の気持ちに気がつくまでなのかもしれない。アオイくんに、幸せになって欲しいっていうのも、もちろんある。それに、僕の帰還の時期に関わってくることでもある。アオイくんの様子は、ちゃんと見ておかなくちゃ、と、思うの同時に、僕の心にずーんと、さっきのミュエリーの言葉がのしかかってきた。
(両想い………かたや、関わりたくないとか、言われて…)
正直に、羨ましいな、と思った。ミュエリーはあんな風に言ってたけど、僕だって、すこしくらいは、浮かれた奴らの仲間でもよかったのに、と、思ってしまう。はじめて話したときの、ミュエリーの言葉をポジティブに捉えるのなら、「僕を巻き込みたくないから」関わりたくないのだ。僕を、というか、まあ、人を。そうやって、遠回しに、人を守ろうとするところ。
(そういう優しいところも、好きだけど……)
ハア、とため息が出てしまう。ミュエリーに言わせるところの「そいつにがんばらせとけばいいだろ」、とは、どうしても、思えなかった。
今は、とりあえず、泉の魔法陣をもうちょっと考えて、それから、水を飲んで寝てみよう。ミュエリーは反対みたいだったけど、それでも、なんでも試してみないと、わからないと思うのだ。
(そういえば、誰の夢をって…聞かれたな…)
僕は、中庭のベンチに腰をおろした。今は夏休みで、残っている生徒は少ない。中庭にも、僕以外には、一人二人、歩いているのが見えるくらいだった。
そして、ゆっくりと、考えてみた。
夢に見るなら、誰かって、それは、会いたい人は、一人しか、いないのだけど。誰がいいかって考える相手は、多分全員、同じ人だとは思っているんだけど。
その中でも、誰の夢を見ようかと、考えたのだ。
この魔法陣には、特に明確に『魂の座標』だとか『歴史』だとか、あるいは、『世界座標』『生体座標』すらも、含まれていない。
それは、本当に、すごい。
ミュエリーは古代の魔法陣はそれ自体が強力だと言っていたけど、そういう指定すらもなく、夢という、まだあまり解明されてないらしい媒体を使って、ただ『想う人に夢で会える』というものなのだ。
厳密に言うと、『想い人の夢の中に、自分の夢の中の意識を転送することができる』ということ。ただその一点。
だから逆に、どこまで効力があるのかがわからない。ユクレシアが遠くても、届くのか、あるいは、この世界から近い、砂漠の国やモフーン王国の方が、効力が大きいのか。だとしたら、ーーー。
まずはじめに思ったのは、ユノさんだった。
ヒューには申し訳ないけど、というのも、また変な話だけど、僕は話すことができなるなら、まずはユノさんに、と思った。だけど、想像すればするほど、僕がユノさんに夢の中で何を言ったところで、起きたユノさんの苦しみが、増すような気がしてならなかった。だって、夢の中で、僕が何を言ったところで、目が覚めれば、落胆させてしまうような気がしたのだ。
じゃあどうしよう、と考えたら、次に思い浮かんだのは、エミル様だった。
(エミル様だったら…たとえば、僕と出会ったばっかりのエミル様で、その後、僕がまだ四年は一緒にいられるっていう状態だったら、すこしは、夢の意味もあるかなあ…)
別れた時のユノさんも。出会った時のエミル様も。二人とも、とても、とても、悲しい目をしていたのを思い出す。
ふーっと息を吐き出しながら、ベンチに寄りかかって、空を仰ぐ。
七月の強い日差しが、木の葉の間から、僕に、降り注いでいた。
(僕に何が…できるだろう…)
←↓←↑→↓←↑→↓←↑→
「あれ?ヒュー。お前、帰省してないの……?」
夜、寮の自分の部屋で、泉の魔法陣をもう一度見直していた。
昼間にも思ったけど、エレメント自体は、誰のとか、どこの世界のとか、魂の位置とか、歴史とか、何にも書かれていないのだ。ミュエリーの言うとおりなんだとすれば、古代の魔法陣は、そのものの魔力が強いっていうこと、それから、夢はまだ解明されていないことが多い媒体だってこと。
(こんなんで本当に、届くのかな……怪しい)
そう、思って首をひねっていた時だった。カタンと、窓の方で音がして、振り返ると、そこには、猫のヒューが、窓枠のところに、ちょこんと座っていた。
僕が話しかけると、僕がノートに書き写した魔法陣を見て、嫌そうな顔をして、ぷいっと横を向いた。そして、僕はあることに気がついた。アオイくんが教えてくれたことが、頭を過ったのだ。
「…………あ!」
動きを止めた僕を見て、ヒューは不思議そうな顔をしたけど、僕は、「あ、えっと」と、すこし焦って、それから、何事もなかったかのように、ヒューに話しかけた。
「今から、この泉の水を飲んでみようかなって思ってたところなんだよ」
ヒューは、鼻をふんと鳴らしてから、トンッと僕のベッドに飛び降りると、こないだそうしていたように、僕のベッドの上で、丸くなった。
「一緒に飲む?」
一応、尋ねてみたら、一瞬、僕の方に目をやって、それから、ヒューは目を閉じて、前足に顔をのせた。その仕草がすごくかわいくて、僕は、ヒューの隣に、ころんと横になった。もとより、今から泉の水を飲んで、寝ようと思っていたところだったのだ。
そのタイミングを見計らったかのように、ヒューが現れたから、驚いた。でも、隣に猫でもヒューがいてくれるっていうのは、なんだか、心強いような気がした。
隣で丸くなっていたヒューを、そのまま抱っこして、こないだみたいに、僕の胸の上に乗せた。急に脇に手を入れたのに、ヒューは嫌がらないで、僕に寝そべった。
僕の胸からお腹に、ぺたっとヒューのお腹がくっついて、優しい気持ちになる。
(………かわいい……あったかい…)
胸の上の柔らかな愛おしい生き物を、ぎゅうっと抱きしめた。そして、尋ねる。別に何か答えを期待しているわけではないけれど。
「ねえ、こんな魔法陣で、違う世界まで、届くと思う…?」
ヒューは呆れたような顔になると、知るか、とでも言わんばかりに、ふい、と視線を逸らせた。本当に、ヒューならそう言いそうな気がして、ふ、と笑ってしまう。
そして、僕のすぐ上に乗ってる猫の鼻先に、ちゅ、と唇を落とした。
「!」
猫のヒューは、すっごくびっくりした顔をして、体全体で、びくっと震えた。僕は、それがおかしくて、おかしくて、ふふっと笑い出したら、余計におかしくなってしまって、そのまま、ふっふ、と、笑いが止まらなくなった。そうしたら、僕のその、ふっふ、と笑ってしまうのに合わせて、胸の上のヒューが、一緒に揺れるものだから、もう堪えきれなくなって、そのまま、あはは!と、笑ってしまった。
猫は、一体何がそんなにおかしいんだ、と言わんばかりに、スンと、無表情で、それがおかしくておかしくて、たまらなかった。
すくっとヒューが立ち上がって、僕の頬を、この前みたいに、ぎゅうっと踏んだ。もう、なかなか止まれなくなってしまった僕は、まだ、くすくすと笑いながら、困ったような顔で、言った。
「ちゅーくらい、許してよ」
そうしたら、もう一度、ぎゅうっと踏まれた。でも、僕は、猫のヒューよりも、ずっと、ずっと、大きいのだ。力は僕の方が強い。
そのまま抱きしめると、その柔らかな頬に、唇を寄せ、自分の頬を擦り寄せた。ちょっとヒューは暴れて、焦ったような雰囲気だったけど、僕は、そのまま話しかけた。
「ていうかさ、時間はどうなるんだろ。それも、思いのままなのかな」
花火の魔法陣でも、通信具の魔法陣でも、一番難しいんじゃないかと思っている、時間の指定。それが、思っただけでできるんだとしたら、それは、本当にすごいことだ。魂の歴史を読むでもなく、ただ思った相手の夢の中へ。
多分、あの泉に行く人たちは、わざわざ時間なんて考えはしないだろう。多分、『今』の好きな人の夢の中に行きたいと願いながら、寝るのだから。
(まあ、試してみないとわからない。もし、『今』の僕の好きな人の夢に行ってしまうのだとしたら、それは、それで…。というか、『今』の僕の好きな人と、両想いである保証はないけど…)
そう思いながら、僕は、じとっと、猫ヒューを恨みがましい目で見た。それから、ヒューを僕の横におろした。手を伸ばす。机に置いてある泉の水を一口分、小さな器に取って、飲み干した。猫のヒューは、ちょっと慌てた様子だった。心の中で「ごめんね」と思いながらも、僕は試さずにはいられなかった。
横になり、自分に薄手の毛布をかけながら、考える。
もしもエミル様を思い浮かべて、その時間を指定できるというのなら、ーーー。
(僕が行ってから数日後くらいかなあ…エミル様がもしもヒューじゃなかった場合とか、エミル様の中のヒューが僕を諦めてしまっていたら、届かないのかもしれないけど。でも、目標は高く!と、なると…)
エミル様が、開き直る前。辛そうにしていたときに、行きたい、と思った。
そっと、思い浮かべる。あの時の、悲しそうなエミル様を。何かを諦めてしまったように見えた、誰も寄せつけないように暮らしていた、エミル様を思い浮かべた。僕と再会した数日後。僕と再会した数日後。
(エミル様……僕に、何ができるかは、わからないけど…)
僕は、僕を見守るように、僕の隣にある、あたたかな存在を感じながら、そっと、目を閉じた。
この猫ヒューが、どうなのかってことは、本当のところは、わからない。
でも、アオイくんは、僕の耳元で囁いた。きっと、すこし、仲よくなった僕に、小さな助け舟を、出してくれたんじゃないかな、と、思うのだ。アオイくんがくれた、『ミュエリー』攻略の、ヒント。
ーー「そいつ、固有魔法がある。夜だけ、変身できるよ」ーー
だからって、誰って思ってるわけじゃ、ないんだ。ただやっぱり、僕は、たとえ猫だって、きっと見つけ出せるような、気がしたから。とてもあたたかな気持ちが、僕の中に広がる。間違ってたって、よかった。それでも僕には、泉の水を飲む僕が、変なことにならないように、近くで見守るために、来てくれたような気がしてならなかった。
だんだんと、眠りの中へ、落ちていく。
届くといいな。
「エミル様に……会えますように……」
ぴくっと猫が動いた気がして、ん?と、薄く目を開けた。僕の横で丸まっていた猫ヒューが、目を見開いて、すごく、すごく驚いた顔をしているような気がして、僕は、寝ぼけた頭で「ああ」と思った。僕は、寝る前に、もうわかったような、気がした。
(ああ……この夢は…届いたんだ……)
(エミル様に…)
(…その中の、僕の大好きな人に…)
25
お気に入りに追加
1,007
あなたにおすすめの小説
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
【完結】魔王様、溺愛しすぎです!
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
「パパと結婚する!」
8万年近い長きにわたり、最強の名を冠する魔王。勇者を退け続ける彼の居城である『魔王城』の城門に、人族と思われる赤子が捨てられた。その子を拾った魔王は自ら育てると言い出し!? しかも溺愛しすぎて、周囲が大混乱!
拾われた子は幼女となり、やがて育て親を喜ばせる最強の一言を放った。魔王は素直にその言葉を受け止め、嫁にすると宣言する。
シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264)
挿絵★あり
【完結】2021/12/02
※2022/08/16 第3回HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門 一次審査通過
※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過
※2021/12/03 「小説家になろう」ハイファンタジー日間94位
※2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過作品
※2020年8月「エブリスタ」ファンタジーカテゴリー1位(8/20〜24)
※2019年11月「ツギクル」第4回ツギクル大賞、最終選考作品
※2019年10月「ノベルアップ+」第1回小説大賞、一次選考通過作品
※2019年9月「マグネット」ヤンデレ特集掲載作品
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺(紗子)
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(10/21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
※4月18日、完結しました。ありがとうございました。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる