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白雪姫と鏡の精2
【2コマ目】いけない遊び ※
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鏡のエルフの言った通りでした。
白雪姫は、彼に教えられたいけない遊びの虜になってしまいました。
ひまさえあればあの部屋に忍び込み、鏡に入ってエルフと「当てっこ」に興じました。
「ここは?」
「あっ、ん、んっ…」
「白雪?」
「だっ、て…っ」
「まだ恥ずかしい? ん?」
「んっ」
エルフの長い指が白雪の乳首をすりすりと撫でています。小さな桜色の乳首です。ですが、巧みな愛撫を受けて、ぷっくりと可愛く、けれどしっかりと、勃ちあがっていました。
「あっあっあっ、ああっ」
「ほら、言ってごらん?」
「あっ」
「簡単な名前だ。言えるだろう?」
恥ずかしくてどうしても「乳首」と言えない白雪を、鏡の精はそんな風にからかって遊ぶのです。
ここまではいつものことでした。
ですがこの日は、エルフの様子が少しちがいます。
「白雪、今日はもう少し進んでみようか」
そう言って、小さな乳首をくにゅんとこねました。
そうして、くに、くに、くに、と。上へ下へ、右へ左へ。そうされるたびに、白雪の体がぴくんと弾みます。
「どうだ? どれが好き?」
くに、くに…。くに、くに、くにゅぅ……。
「あっ、あっ、ひ、あ、ッ…!!」
ふるふると細かく身震いする白雪の目は、大きく見開かれています。
何がおきているのか、どうしてこんなにおかしな感じになるのか、意味がわかりません。自分の体のはずなのに、まるで自分ではないようです。
混乱する白雪を置き去りにして、白雪の身体はどんどんどこかへ行こうとしています。
「え、え、ああっ!あっあっ……~~ッ!!」
白雪の体が、ビクンと跳ねました。撃たれたように跳ね上がって痙攣し、そしてくたりと脱力しました。
はーはーと息をつく白雪の瞳から、大きな涙がこぼれました。涙はあとからあとから出てきて止まりません。
鏡の精が、ぼろぼろとしゃくりあげる白雪を抱きしめました。
「すまぬ。お前にはまだ刺激が強かったな」
白雪は言葉もありません。
「お前があまりに可愛くて。だが、いかんな。もっとゆっくり、少しずつ教えてやろう。次からは気をつける」
「うううん、大丈夫」
「大丈夫? ほんとう?」
「ちょっとびっくりしただけ」
まだ軽くしゃくりあげながら、白雪姫は頬を染めました。
「別に嫌とかじゃないから……」
鏡の精が白雪の涙をそっとぬぐって、また抱きしめます。
「嫌じゃなかった?」
「ん」
「びっくりしただけ?」
「そう」
「では、またシても?」
「……ん」
「そうか、よかった」
鏡のエルフも嬉しそうです。
「かわいい白雪。おねむかな?」
「……ん」
「眠るといい」
「ん……」
「おやすみ」
そんな風にして、この日、白雪姫はほんの少しだけ大人になりました。
甘酸っぱい木苺の棘に指を刺される甘美な痛みを知ったのと同じ年の、寒い冬の日のことでした。
白雪姫は、彼に教えられたいけない遊びの虜になってしまいました。
ひまさえあればあの部屋に忍び込み、鏡に入ってエルフと「当てっこ」に興じました。
「ここは?」
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「だっ、て…っ」
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「んっ」
エルフの長い指が白雪の乳首をすりすりと撫でています。小さな桜色の乳首です。ですが、巧みな愛撫を受けて、ぷっくりと可愛く、けれどしっかりと、勃ちあがっていました。
「あっあっあっ、ああっ」
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恥ずかしくてどうしても「乳首」と言えない白雪を、鏡の精はそんな風にからかって遊ぶのです。
ここまではいつものことでした。
ですがこの日は、エルフの様子が少しちがいます。
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そうして、くに、くに、くに、と。上へ下へ、右へ左へ。そうされるたびに、白雪の体がぴくんと弾みます。
「どうだ? どれが好き?」
くに、くに…。くに、くに、くにゅぅ……。
「あっ、あっ、ひ、あ、ッ…!!」
ふるふると細かく身震いする白雪の目は、大きく見開かれています。
何がおきているのか、どうしてこんなにおかしな感じになるのか、意味がわかりません。自分の体のはずなのに、まるで自分ではないようです。
混乱する白雪を置き去りにして、白雪の身体はどんどんどこかへ行こうとしています。
「え、え、ああっ!あっあっ……~~ッ!!」
白雪の体が、ビクンと跳ねました。撃たれたように跳ね上がって痙攣し、そしてくたりと脱力しました。
はーはーと息をつく白雪の瞳から、大きな涙がこぼれました。涙はあとからあとから出てきて止まりません。
鏡の精が、ぼろぼろとしゃくりあげる白雪を抱きしめました。
「すまぬ。お前にはまだ刺激が強かったな」
白雪は言葉もありません。
「お前があまりに可愛くて。だが、いかんな。もっとゆっくり、少しずつ教えてやろう。次からは気をつける」
「うううん、大丈夫」
「大丈夫? ほんとう?」
「ちょっとびっくりしただけ」
まだ軽くしゃくりあげながら、白雪姫は頬を染めました。
「別に嫌とかじゃないから……」
鏡の精が白雪の涙をそっとぬぐって、また抱きしめます。
「嫌じゃなかった?」
「ん」
「びっくりしただけ?」
「そう」
「では、またシても?」
「……ん」
「そうか、よかった」
鏡のエルフも嬉しそうです。
「かわいい白雪。おねむかな?」
「……ん」
「眠るといい」
「ん……」
「おやすみ」
そんな風にして、この日、白雪姫はほんの少しだけ大人になりました。
甘酸っぱい木苺の棘に指を刺される甘美な痛みを知ったのと同じ年の、寒い冬の日のことでした。
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