Bacato

noiz

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番外編

Do not disturb*

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無機質な電子音。

歌どころかメロディすら無いのが、フィーゾの携帯端末の着信音。

「どうした」

開口一番、用件を訊くフィーゾの通話は、 いつも無駄が無い。
けど、それでもやっぱりイラつくものだ。ヤッてる時ぐらい電源切っとけ、なんて女みてぇなこと死んでも言わねぇけど。気に喰わねぇのは確か。フィーゾはどんな時でも通話に出る。セックス中だろうがシャワー中だろうが就寝中だろうが。まあ当たり前だ。組織の頭が部下と連絡取れねぇようじゃ話にならねぇ。わかってる。

「で、居場所は解ったんだろうな?」

胸元に舌を這わせるぐらいじゃ、フィーゾは全く声に変化を起こさない。完全に仕事の顔をしている。だから俺は身体を下げて、フィーゾの性器を口に含んだ。

「あぁ。なら欲しがる物を探っとけ。見つけ次第連絡しろ」

表情も声も乱れないままのフィーゾが、それでも俺の髪を掴んで引っ張る。やめろって命令。俺は口から性器を出したが、やめてやるつもりはない。口端を上げて首を傾げると、フィーゾの性器の根元に軽く噛み付く。歯でそっと撫でるようにして、睾丸を舌で転がす。俺はフィーゾから目を逸らさない。フィーゾも俺を見たままで通話を続けている。フィーゾの瞳に僅かな熱を見つけて、俺はイイ気になる。さっさとそんな端末放り投げて盛ればいい。

「足りない? 何人だ…ッ…あぁ、解った」

またフィーゾの性器を口内で刺激すると、フィーゾが一瞬眉を顰めた。感じてやがる。ざまァみろ。

「…あぁ。すぐ送る。…船? 移動だけか?」

先端を舌で擦ってやると、フィーゾは眼を細めた。硬くなった性器を口から出して、今度は手をローション塗れにする。今日の通話はやけに長い。待ってられるかっての。濡れた指先をフィーゾの後孔に挿れていこうとすると、フィーゾは俺を蹴ろうとした。けど俺はその脚を掴んで開かせる。フィーゾが俺を睨んでいるのが解ったが、敢えて無視してフィーゾの中を指先で抉った。

「解った。使え…ッ…ん、あぁ。なんでもない…続けろ」

続けろってか。あくまで通話を切らないフィーゾに、俺はその言葉通りこっちも続けることにした。
粘膜を指で押し広げて、ローションを塗り込むように壁を暴いていく。いつもの倍のペースで三本に増やして、壁を引っ掻いた。時々微かに息を詰めるフィーゾに、相手が気付いているかは微妙なところだ。まあ気付いたとしても女とヤってるとしか思わねぇんだろうけど。それもなんだかムカつく話だ。

「…あぁ、そうだな…乗れ…ぁッ…」

これまで避けてやっていた前立腺をいきなり抉ってみると、フィーゾはやっと濡れた声を漏らした。俺がにやりと笑ってフィーゾを見上げると、フィーゾは舌打ちしそうな顔をしていたが、寄せた眉や薄く開いた唇が卑猥なだけで、誘ってるようにしか見えない。前立腺をゆっくり撫でると、フィーゾは眼を伏せて吐息を耐える。

「…あぁ…200キロで交渉しろ」

声がもう半分溶けている。甘ったるい情事の声だ。いい加減相手も気を利かせて切るだろう。けどうちのチームの半分は戦闘馬鹿だから鈍いかもしれねぇな。

「300? テメェ舐められてんだろ。やり方がぬるいんだよッ…!」

慣らして緩んだそこから指を抜いて、代わりに性器を押し当てる。テメェフザけんな、と無言で訴えるフィーゾの片手を掌に絡めてシーツに縫いとめると、俺は性器を一気に押し込んだ。

「…――ッ!」

フィーゾは俺の手を強く握り締めて、首を仰け反らせた。それでも片手はまだ端末を持ったままだ。いつもなら漏らしているはずの声も殺して、挿入の衝撃をやり過ごしている。ご立派なチームリーダーだな?
俺はろくに待ってもやらずに動き出した。わざと感じる場所へ先端を抉り込んで、フィーゾの反応を愉しむ。苦しそうに快楽に身を捩るフィーゾが最高にエロい。さっきまでのストイックな表情はどこへ消えたんだ。

「あ、あぁ…聞いてる…あぁ。解った。手配する」

フィーゾはそれだけ言うと、ついに通話を切って端末をシーツへ放り出した。

「テッメェ…!」
「おいおい、キレてぇのは俺の方だぜ?俺のDICKよりそっちを優先するなんざ沽券に関わる」
「テメェのクソコックが俺の仕事より優先されるわけねぇだろ」
「うっわー傷つくぜぇ? それ」

欠片も傷ついちゃいねぇがそう笑うと、フィーゾは俺の首に腕を回して引き寄せてきた。もっと罵声を浴びるだろうと踏んでいた俺の予想を裏切って、フィーゾは耳元で囁いた。

「不満があるならさっさとイカせてみせろよ」
「…淫乱なフィーゾ様は何回戦をお望みで?」
「ご自慢のDICKはどれくらい持つんだ?」
「そんなに煽られちゃ朝まで満足できそうにねぇな」

軽口はそこまでにして、俺は思い切りフィーゾを突き上げた。フィーゾの熟れた声が上がる。俺の首に回っていた腕がくたりと落ちて、シーツを掴んだ。

「あぁ、ぁ…はぁ…ん…あぁっ」

俺に揺さ振られて吐息を漏らすフィーゾは、もう声を抑える気がない。フィーゾも焦れていたんだろう。耐える必要の無くなった快楽に、抗うことなく溺れていく。

「あっ…ぅんッ…あ、あぁッ…はぁっ…あぁ、ぁ…」

フィーゾの甘い声を聞きながら、何度も腰を打ちつけた。柔らかく締め付ける壁を先端で擦り上げると、熱が燃えてもっと熱くなる。ローションの水音を立てながら、性器は激しく出入りする。本能に理性を喰われていくのは、言いようの無い快感だ。

「う、ぁッ…ん…あっあぁっ…あっ…はぁ…」

片手で目元を隠して喘ぐ姿は、頭の威厳もなにもねぇのに、こんな時でもどっかに尊大さがある。なんつーか、カリスマ性みたいなもんだろう。だから余計に煽られる。小者なんかとは比較にもならないフィーゾが、屈することもないまま俺の下で乱れている。フィーゾは快楽を貪って乱れているだけだ。俺の下で喘いでいても、俺が上だという気はいつもしない。性欲を解消している、俺はそれに利用されてるだけだ。それが癪に障る。もっと啼かせたくなる。ずっとそうだ。だから繰り返す。きっと俺は一生こいつを組み伏せたいって思ってんだろう。

「ん、くっ…はぁ、あ…あぁっ…!」

フィーゾの片手を掴んでシーツに押し付けてから、前立腺を抉った。フィーゾは堪らないというように快楽に悶える。悦んで俺を咥えるフィーゾの中を、甚振るように荒らし回る。壁を押し広げて、ストロークして、前立腺を小刻みに刺激して、また最奥へ突く。深く出し入れしながら、フィーゾの性器を手で扱き上げた。そして辿り着いた先端の割れ目に、軽く爪を立てる。

「あ、あぁっ…んッ…あぁッ…!」

ビュクビュクと弾けた精液を手に塗りつけて、フィーゾの胸の突起に触れる。滑る指先で円を描くと、フィーゾの身体が震えた。

「…フィーゾ、」

自分の声帯から、自然にフィーゾの名前が漏れた。その掠れて欲情しきった自分の声に、舌打ちしたくなる。けど仕方ない。俺は最高に盛っているし、フィーゾはどんな女よりもエロい顔で荒い呼吸をしている。薄く開いたその唇は誘ってるみてぇだったから、噛み付くようにキスをした。舌と舌を絡めて、ゆっくり腰を揺さ振る。熱く締め付ける中が悦くて、だんだん腰が速くなる。

「んッぅん…はぁっあっ」

唇を離して激しく腰を前後すると、思考回路が撹乱されて、意識が白くなっていく。上がる嬌声、突き上げる快楽。

「ん、はぁッ――…」

吐息を漏らして極めた絶頂に、浮遊に似た解放感。引いていく熱が、呼吸を取り戻していく。

「…まずは一回だな?」

そう言って笑えば、フィーゾも口端を上げる。軽く腰を揺すっただけで、再び性器は熱を取り戻していく。
どんなコールも聞えねぇくらいの快楽に、コイツを墜落させてみたい。






無機質な電子音。

歌どころかメロディすら無いのが、フィーゾの携帯端末の着信音。

「どうした」

開口一番用件を訊くフィーゾの通話は、いつも無駄が無い。
けど、それでもやっぱりイラつくものだ。ヤッてる時ぐらい電源切っとけ、なんて死んでも言わねぇけど。気に喰わねぇのは確か。フィーゾはどんな時でも通話に出る。セックス中だろうがシャワー中だろうが睡眠中だろうが。まあ当たり前だ。組織の頭が部下と連絡取れねぇようじゃ話にならねぇ。わかってる。

「で、居場所は解ったんだろうな?」

胸元に舌を這わせるぐらいじゃ、フィーゾは全く声に変化を起こさない。完全に仕事の顔をしている。だから俺は身体を下げて、フィーゾの性器を口に含んだ。

「あぁ。なら欲しがる物を探っとけ。見つけ次第連絡しろ」

表情も声も乱れないままのフィーゾが、それでも俺の髪を掴んで引っ張る。やめろって命令。俺は口から性器を出したが、やめてやるつもりはない。口端を上げて首を傾げると、フィーゾの性器の根元に軽く噛み付く。歯でそっと撫でるようにして、睾丸を舌で転がす。俺はフィーゾから目を逸らさない。フィーゾも俺を見たままで通話を続けている。フィーゾの瞳に僅かな熱を見つけて、俺はイイ気になる。さっさとそんな端末放り投げて盛ればいい。

「足りない?何人だ…ッ…あぁ、解った」

またフィーゾの性器を口内で刺激すると、フィーゾが一瞬眉を顰めた。感じてやがる。ざまァみろ。

「…あぁ。すぐ送る。…船?移動だけか?」

先端を舌で擦ってやると、フィーゾは眼を細めた。硬くなった性器を口から出して、今度は手をローション塗れにする。今日の通話はやけに長い。待ってられるかっての。濡れた指先をフィーゾの後孔に挿れていこうとすると、フィーゾは俺を蹴ろうとした。けど俺はその脚を掴んで開かせる。フィーゾが俺を睨んでいるのが解ったが、敢えて無視してフィーゾの中を指先で抉った。

「解った。使え…ッ…ん、あぁ。なんでもない…続けろ」

続けろってか。あくまで通話を切らないフィーゾに、俺はその言葉通りこっちも続けることにした。
粘膜を指で押し広げて、ローションを塗り込むように壁を暴いていく。いつもの倍のペースで三本に増やして、壁を引っ掻いた。時々微かに息を詰めるフィーゾに、相手が気付いているかは微妙なところだ。まあ気付いたとしても女とヤってるとしか思わねぇんだろうけど。それもなんだかムカつく話だ。

「…あぁ、そうだな…乗れ…ぁッ…」

これまで避けてやっていた前立腺をいきなり抉ってみると、フィーゾはやっと濡れた声を漏らした。俺がにやりと笑ってフィーゾを見上げると、フィーゾは舌打ちしそうな顔をしていたが、寄せた眉や薄く開いた唇が卑猥なだけで、誘ってるようにしか見えない。前立腺をゆっくり撫でると、フィーゾは眼を伏せて吐息を耐える。

「…あぁ…200キロで交渉しろ」

声がもう半分溶けている。甘ったるい情事の声だ。いい加減相手も気を利かせて切るだろう。けどうちのチームの半分は戦闘馬鹿だから鈍いかもしれねぇな。

「300?テメェ舐められてんだろ。やり方がぬるいんだよッ…!」

慣らして緩んだそこから指を抜いて、代わりに性器を押し当てる。テメェフザけんな、と無言で訴えるフィーゾの片手を掌に絡めてシーツに縫いとめると、俺は性器を一気に押し込んだ。

「…――ッ!」

フィーゾは俺の手を強く握り締めて、首を仰け反らせた。それでも片手はまだ端末を持ったままだ。いつもなら漏らしているはずの声も殺して、挿入の衝撃をやり過ごしている。ご立派なチームリーダーだな?
俺はろくに待ってもやらずに動き出した。わざと感じる場所へ先端を抉り込んで、フィーゾの反応を愉しむ。苦しそうに快楽に身を捩るフィーゾが最高にエロい。さっきまでのストイックな表情はどこへ消えたんだ。

「あ、あぁ…聞いてる…あぁ。解った。手配する」

フィーゾはそれだけ言うと、ついに通話を切って端末をシーツへ放り出した。

「テッメェ…!」
「おいおい、キレてぇのは俺の方だぜ?俺のDICKよりそっちを優先するなんざ沽券に関わる」
「テメェのクソコックが俺の仕事より優先されるわけねぇだろ」
「うっわー傷つくぜぇ?それ」

欠片も傷ついちゃいねぇがそう笑うと、フィーゾは俺の首に腕を回して引き寄せてきた。もっと罵声を浴びるだろうと踏んでいた俺の予想を裏切って、フィーゾは耳元で囁いた。

「不満があるならさっさとイカせてみせろよ」
「…淫乱なフィーゾ様は何回戦をお望みで?」
「ご自慢のDICKはどれくらい持つんだ?」
「そんなに煽られちゃ朝まで満足できそうにねぇな」

軽口はそこまでにして、俺は思い切りフィーゾを突き上げた。フィーゾの熟れた声が上がる。俺の首に回っていた腕がくたりと落ちて、シーツを掴んだ。

「あぁ、ぁ…はぁ…ん…あぁっ」

俺に揺さ振られて吐息を漏らすフィーゾは、もう声を抑える気がない。フィーゾも焦れていたんだろう。耐える必要の無くなった快楽に、抗うことなく溺れていく。

「あっ…ぅんッ…あ、あぁッ…はぁっ…あぁ、ぁ…」

フィーゾの甘い声を聞きながら、何度も腰を打ちつけた。柔らかく締め付ける壁を先端で擦り上げると、熱が燃えてもっと熱くなる。ローションの水音を立てながら、性器は激しく出入りする。本能に理性を喰われていくのは、言いようの無い快感だ。

「う、ぁッ…ん…あっあぁっ…あっ…はぁ…」

片手で目元を隠して喘ぐ姿は、頭の威厳もなにもねぇのに、こんな時でもどっかに尊大さがある。なんつーか、カリスマ性みたいなもんだろう。だから余計に煽られる。小者なんかとは比較にもならないフィーゾが、屈することもないまま俺の下で乱れている。フィーゾは快楽を貪って乱れているだけだ。俺の下で喘いでいても、俺が上だという気はいつもしない。性欲を解消している、俺はそれに利用されてるだけだ。それが癪に障る。もっと啼かせたくなる。ずっとそうだ。だから繰り返す。きっと俺は一生こいつを組み伏せたいって思ってんだろう。

「ん、くっ…はぁ、あ…あぁっ…!」

フィーゾの片手を掴んでシーツに押し付けてから、前立腺を抉った。フィーゾは堪らないというように快楽に悶える。悦んで俺を咥えるフィーゾの中を、甚振るように荒らし回る。壁を押し広げて、ストロークして、前立腺を小刻みに刺激して、また最奥へ突く。深く出し入れしながら、フィーゾの性器を手で扱き上げた。そして辿り着いた先端の割れ目に、軽く爪を立てる。

「あ、あぁっ…んッ…あぁッ…!」

ビュクビュクと弾けた精液を手に塗りつけて、フィーゾの胸の突起に触れる。滑る指先で円を描くと、フィーゾの身体が震えた。

「…フィーゾ、」

自分の声帯から、自然にフィーゾの名前が漏れた。その掠れて欲情しきった自分の声に、舌打ちしたくなる。けど仕方ない。俺は最高に盛っているし、フィーゾはどんな女よりもエロい顔で荒い呼吸をしている。薄く開いたその唇は誘ってるみてぇだったから、噛み付くようにキスをした。舌と舌を絡めて、ゆっくり腰を揺さ振る。熱く締め付ける中が悦くて、だんだん腰が速くなる。

「んッぅん…はぁっあっ」

唇を離して激しく腰を前後すると、思考回路が撹乱されて、意識が白くなっていく。上がる嬌声、突き上げる快楽。

「ん、はぁッ――…」

吐息を漏らして極めた絶頂に、浮遊に似た解放感。引いていく熱が、呼吸を取り戻していく。

「…まずは一回だな?」

そう言って笑えば、フィーゾも口端を上げる。軽く腰を揺すっただけで、再び性器は熱を取り戻していく。
どんなコールも聞えねぇくらいの快楽に、コイツを墜落させてみたい。








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