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番外編
Black Russian*
しおりを挟む※セレッソ×ラガルト
独房の夜。セレッソは雑誌を広げ、ベッドを背凭れ代わりにして座っていた。雑誌はアクセサリーやタトゥーを特集したものだったが、アクセの中には明らかに武器を兼ねている物が多く、この雑誌を調達してきたラガルトらしいと、セレッソは思った。
「…ラガルト、」
背後のベッドに座る気配を無視していると、やがて耳元に軽いキスを落とされた。屈んでセレッソの首筋にキスを落としていくラガルトは、肩のラインを指先で辿る。
「やめろよ。昨日もしただろ」
眉根を寄せたセレッソが振り返ると、ラガルトがその唇を奪う。
「ん、……はっ…」
舌を取られれば、容易く呼吸を乱される。口内を撫でる滑らかな感覚に、身体が熱を持ちかけていた。これ以上は不味いとセレッソが身を引くと、唇が離れる。すぐに追い縋ろうとしたラガルトを制止して、セレッソは距離を取った。
「はぁっ……駄目だ、ラガルト」
「なんで」
「……だから、昨日もしたんだから、いいだろ」
「答えになってないよ」
ラガルトが拗ねたように言うのに、セレッソは苛立ちを隠さず少しばかり声を荒げた。
「お前は突っ込むだけだからいいだろうけどな、俺の負担も考えろ」
セレッソの言葉にやや目を円くしたラガルトだが、すぐに笑って首を傾げ、事も無げに言った。
「それじゃ、セレッソが俺に突っ込む?」
一瞬言葉を失ったセレッソは、何を言われたか理解してから呆れたようにラガルトを見た。
「なんでそうなる。一晩ぐらい我慢すればいいだろ」
本当はせめて一週間は休ませて欲しい所だったが、取り敢えずそうは言わずに此処では一晩と言っておいた。しかしラガルトは不満気な顔をする。
「だってセレッソと居て勃たせるなって言う方が無理だしね。自分で抜くのも虚しいじゃない?」
包み隠さず言うラガルトに、セレッソは反射的に開いた口を何も言わずに閉じる事となった。恥らうような柄でもないが、改めて自分に対して欲情していると言われれば、何とも言えない気持ちになる。どう反応していいか解らず、セレッソは視線を逸らして投げやりに言った。
「だったら他を当たれよ。お前なら相手に困ることなんかないだろ」
ラガルトには戦闘能力がある。抵抗する相手を捻じ伏せる事など容易いし、そもそもラガルトは男にモテている。タチでもネコでも、そういう目で見ている男が居ることくらいは、セレッソも当に気付いていた。ネコの男に嫉妬される経験など、セレッソには初めてのことだった。ラガルトはサイコキラーとして恐れられている上に気味が悪いと退かれがちだが、その端正な顔立ちは否応なく他人の目を引くのだろう。
しかしセレッソの提案にラガルトは大袈裟な溜息を吐く。
「解ってない。セレッソはなにも解ってない。セレッソに勃ってるのに他の奴で抜いたって何の解決にもなってない」
「解決って…」
「解消されないならセックスなんて意味ないんだよ。もっとセレッソが欲しくなるだけだ」
「………」
「俺は抜きたいんじゃない。セレッソでイキたいんだ」
口説いてるつもりなのか? と、思う。しかしラガルトは当たり前の事を言うように、目を見て真っ直ぐに言うのだ。この男のこれはおそらく天然のものであり、セレッソはラガルトの妙な真っ直ぐさをどう扱っていいのか、いつも困惑していた。ラガルトは世間に対して真っ直ぐに歪んでいる、そう言っていいだろう。自分に正直なのだ。
「…お前がイキたいのは勝手だけどな、俺は男を抱く趣味なんかない。他でやるのが嫌なら少しは俺を労わって禁欲しろよ色情バカ」
しかし此処で流されていてはまた抱かれて身体の至るところが痛いばかりの日々だ。今夜こそは安眠したいとセレッソは意を決してそう言い放った。
「男に抱かれる趣味はあるのに?」
「趣味じゃない。お前のせいだろ」
「趣味じゃないのに抱かれてくれてるの?」
「………」
嬉しそうな顔をするなと怒鳴りたい。いい加減にキレてもいいんじゃないかと思ったとき、ラガルトは困ったように笑ってみせると小首を傾げた。
「セレッソ?」
「…なんだよ」
「無理やりヤラれるか俺に挿れるかどっちか選べって言わないとわかんない?」
やはり最後はお前がキレるだけなのか、とセレッソは盛大な溜息を吐く。まるで子供だ。真っ直ぐに歪んでいるというのはまさにこういう部分だ。言葉が通じるようで最終的には自分の欲求にしか従わない。おそらく我慢できるレベルの時であれば我慢したのだろうが、今日はできない日だったのだろう。ラガルトはそういう男だ。
「勃たなかったらローター突っ込むぞ?」
「…いいよ。セレッソが相手してくれるならなんでも」
正直セレッソとしては連日後ろに受け入れるのが辛い。精神的には流される方が楽なのだが、身体的にはそうもいかない。腹を決めて上になる決心をした。
ラガルトに腕を引っ張り込まれ、ベッドに手を付く。ラガルトを下に見下ろすのは、騎乗位の時ぐらいだ。ここからどうするのか、無論わからない訳ではないが、少し躊躇ってしまう。女を抱くのとは訳が違う。だがセレッソは気付いた。普段好き放題にされている腹いせをするなら、今しかないと。
セレッソは改めてラガルトを見下ろす。ラガルトは完全に面白がっている瞳をしているが、広がる銀の髪も整った顔立ちも、女には見えないが美しいことは確かだ。その白い蝋のような肌に触れると、滑らかさに少し驚く。頬に寄せた指先を顎へ降ろし、親指で唇を撫でる。柔らかい感触を追うように、セレッソは唇でそこを塞いだ。
完全にネコに徹するつもりなのか、ラガルトからは舌を絡めてこない。薄く開いた唇を割り、舌を滑り込ませる。絡め取った舌の擦れ合う感触は、男でも女でも同じだ。口内を蹂躙しながら、上を降ろして腰で支えているだけだったツナギのベルトバックルを外す。引っ掛けるだけの簡易型なので、ベルトは簡単に外れた。解けたベルトを傍へ置き、セレッソは深いキスをしながらラガルトの両腕を掴んだ。そして不意に身を離すと、その両腕をラガルトの頭上に持っていく。
「…セレッソって無理やりされるのが好きなら無理やりするのも好きなの?」
「嫌がる気もないくせによく言うな」
ラガルトの軽口にそう返しながら、ラガルトの腕をベルトでベッドヘッドのポールに拘束する。強く縛ることに集中できるのは、ラガルトに抵抗の意思が無いからだ。
「嫌がった方がいい?」
「黙ってろよ」
笑うラガルトの唇をもう一度塞ぎ、何度も角度を変えてキスしながら、ベルトを無くしただけで簡単に露出されたラガルトの肌に指先で触れていく。シャツの中に手を入れ、脇腹や背中を撫で上げると、ラガルトの身体が僅かに強張ったのが解った。薄く目を開いているラガルトは、セレッソの愛撫に時折目を閉じる。気にしなければ判らない程だが、息を詰める瞬間がある。
軽口も無くなり大人しくなったラガルトの腰骨を辿り、無駄なく割れた腹筋に唇付ける。下着を下ろすと、すでに硬くなっている性器を掌に包んだ。
「…ッ…」
上下に擦ると、ラガルトが息を詰める。指先で竿を摩擦していき根元を扱くと、腰に力が入る。僅かな動きからラガルトが感じているのに気付くセレッソも、愛撫に集中していた。やはり自分が攻めているとなると、感じさせることに夢中になってしまうものらしい。
「…ん、…」
ピアスに気をつけながら先端を擦ると、ラガルトが喉で声を漏らす。上へ持ち上げられた自分の腕へ力なく頭を擦り付けたラガルトに、セレッソは瞬間魅入った。視線を外さないまま、性器への愛撫を激しくすると、耐えるように目を閉じたラガルトが、銀の睫毛を震わせ刺激をやり過ごしてから目を開き、セレッソを見遣る。
「なに、」
情欲に濡れたラガルトの声に、反応が遅れる。
「見るなよ…」
そう漏らして苦笑したラガルトが、まるで想定していなかった色気を放っていた。嫌がったって人のことは見るくせに、自分は今更恥ずかしいというのだろうか、誘っておいて。そんな言葉も喉に詰まって出てこない。思い出したように性器の愛撫を再開すると、知らず施す愛撫が激しくなっていた。強く扱き上げ、睾丸から先端まで余すところなく触れていってやれば、ラガルトは息を呑んで達した。
あまり息を乱していなかったラガルトも絶頂に達すると呼吸が上がり、浅い息をしていた。少し怠そうにしているラガルトの脚に蟠ったままのツナギのポケットを探ると、案の定ローションのボトルが出てきた。自分に手を出す時のラガルトは周到だ。ボトルを開けて透明なローションを垂らすと、そっと中指をラガルトの中へ挿入していった。
「平気、か…?」
自分はされているのに、やはり他人にするとなると不安だ。男を抱いたことなどないセレッソがそう尋ねると、眉根を寄せたラガルトは、何か言いたげに唇を開いたが、結局なにも言わずに口を閉じた。その上、自分の腕に縋るように目元を隠そうとするラガルトに、セレッソは痛いのだろうと判断した。
けれど止めろとは言わないラガルトに、仕方なくセレッソは感覚のみで行為を続け、指を奥へ入れていく。ゆっくり解し、二本目を入れる。中は女のそれより締まっていて硬いようだったが、解す内に滑らかに動くようになってきた。
ラガルトの身体が余り強張っていないのは、おそらく行為に慣れている為、力を抜くよう勤めているのだろうと思った。ラガルトが一体どんな男に抱かれ、乱れてきたのか、それがどんな目的であったのか、少しだけ気に掛かった。ずっと自分を待っていたと言っていたが、男に抱かれた過去に、愛などと言うものは有ったのだろうか。それとも、何かしらの利益の為に、あるいは只の性欲処理の一環か――そこまで考えて、馬鹿馬鹿しくなりセレッソは意識を切った。そんな事を考えるなんて、どうかしてる。ラガルトの意思も過去も、どうでもいいことのはずだ。
「ん、ぁッ…!」
意識を振り切る為、無意識にそうなっていたのかもしれない。僅かに乱暴になった指先に引っ掛かれ、ラガルトは声を漏らした。びくりと反応した身体に、セレッソが驚く。セックスの最中にラガルトの甘い吐息を聞くことはあっても、嬌声染みた声など聞いたことはない。
頑なに此方を向かないラガルトを見つめたまま、セレッソはラガルトが反応を示した場所を狙って指先で刺激してみた。
「…ッ…」
今度は声を堪えたようだったが、ラガルトは明らかに他の場所とは違う反応を返している。それが、ラガルトが自分を責める時に触れる場所なのだとセレッソは把握した。それが解れば簡単だ。ラガルトの触れ方を真似るように、ゆっくり其処を抉り、撫でる。
「…う、んッ…は、ぁ…」
耐え切れずに漏れる声は、甘さに濡れている。苦痛に悶えているわけではない。もっと、啼かせてみたくなる。
「…あッ…セレッソ、」
ぎしり、と。拳を握ったラガルトの手首のベルトが撓る。力を込めて、それを振りほどこうという意思が見えた。ラガルトは耐え切れないというように、セレッソに請う。
「や、っぱり、いい」
「…は?」
「俺が、悪かったよ……も、いいから…解いて…」
「何言ってんだ、今更」
「…セレッソだって…どうせ、勃ってないだろ…?」
息を吸い込んで、無理やり呼吸を正常に持っていこうとしながら、ラガルトが言う。その言葉に、セレッソは気付く。確実に自分の中の男が反応していたことに。
「……勃ってるって言ったら?」
「え、」
「お前に挿れる気になったって言ってるんだ」
ラガルトに覆い被さり、セレッソが言う。至近距離で見つめたラガルトの瞳は、明らかに濡れている。萎えたという目には見えない。
「俺が、上になるから…」
「おい、本末転倒だな。なんでいきなり気が変わった? そんなに下手か? 俺」
「じゃ、なくて…」
珍しく言葉に詰まったラガルトが、目を逸らす。晒されたピアスだらけの耳元に唇を落とし、セレッソは尋ねる。
「理由は?」
その言葉ひとつに、ラガルトが身を震わせたのが解った。
「思ってた以上に、」
観念したように、ラガルトが答える。
「悦いんだ…」
細められた濡れた瞳が、セレッソを流し見る。
「ちょっと、ヤバい。かも。だから、解いてくれ」
言い難そうにそう言ったラガルトに、セレッソは思わず表情を緩めた。
「そんなこと言って、解くと思うか?」
珍しく男の情欲を滲ませて微かに笑ったセレッソに、ラガルトは一瞬、呼吸を忘れた。
「ん、んぅッ―――」
解れた内部に性器を挿れると、ラガルトは苦しげに呻く。首筋に唇を落としながら奥へ突き進めるセレッソは、慎重に壁を開いていく。けれど力の抜き方を心得ているラガルトの奥へ全て収めるのは難しいことではなかった。根元まで納め、馴染むのを待つ。時折ラガルトがそうするように、いきなり激しく動いてやろうかとも思ったが、大人しく受け入れているラガルトにそうする気になるセレッソではなかった。
「もう、いいか?」
セレッソがそう聞いてやると、ラガルトは少しだけ詰るような視線を寄越した。
「一生動かないでよ」
「お前がそれを言うのか?」
自分のことを棚に上げて言うラガルトにそう言い返す。
「セレッソ、」
「なんだ」
「俺がどうなっても嫌いにならないで」
「…なに女みたいなこと言ってる」
そもそも好きだなんて言ったこともないだろうと、心の中で思う。しかしラガルトがやけに気落ちした様子でそう言うので、余計なことを言うのは控えた。
「こんなはずじゃなかったのに…」
「どんなはずだったんだよ」
「俺、営業以外で悦がる気ないし」
「なんの話だ」
「こうなるまでセレッソに抱かれる事の意味を理解してなかった」
ラガルトは後悔している、という声色でそう漏らす。
「だから、何が言いたい…」
「だって俺、誰も好きになったことなんか無かったから」
いつも、恥ずかしいことを真顔で言う。セレッソはラガルトの言うことを理解した。つまり、自分がどうなるか解らないことに、この殺人鬼は躊躇っているのだ。優位に立つのが基本であったラガルトにとって、主導権のないセックスは未知だ。主導権を握らせてやっている気で、いつの間にか主導権を失っていた。相手によって自分の身体の反応が違うことなど、ラガルトは考慮していなかったのだ。
「ね、やっぱ、止めない? ほら、三日くらいなら、我慢。するから…ッ…!」
ラガルトが言い切る前に、セレッソは腰を動かし始めた。突然襲った衝撃に、ラガルトは息を呑む。激しく打ちつけられて、ベッドが軋む。
「ん、あッ…く、ぅ…んっ……」
堪えようとして漏れる声が、どう仕様もなくセレッソを煽る。切なげに腕へ額を擦り付ける様子は、堪らないと言っているのと同じだ。銀の髪が乱れ、珍しく忙しく上下している胸へ散る。
刺青とピアスに彩られたラガルトの肢体が踊り、艶かしく誘う。いつも優位に自分を見下ろし、何者にも屈することなどないというような眼をしながら、今はひとつ腰を突き込むだけで身悶えるラガルトに、抑えられない衝動が暴れるのが解った。
「は、あッ…あぁ…セレッ…ソ…!」
ラガルトの感じる場所を探り当て、そこを抉れば嬌声が上がる。溶け切った瞳が縋るように此方を見る。両腕を縛り上げられ、乱れた衣服から覗く白い肌を守ることも出来ずに、ラガルトは身を捩った。
焼けるように、熱い。
身の内を焼きつくすような情欲に駆られ、腰を打ち付けた。強く締め付けられ、激しい快楽に理性を貪られる。ラガルトの脚を持ち上げ、最奥まで思い切り突き込んだ。抜いては突き立て、焼け爛れる快楽に意識を持っていかれる。
「う、ああ、んッ…はぁ、あ、や、ダメ…だ、セレッソ…!」
「ラガルト…!」
「も、あぁぁッ…やめ、嫌だ、あ、こん、な…ふぁッん…!」
自分の漏らす声を聞きたくないというように、ラガルトは腕に唇を押し当てようとする。しかしラガルトの顎を片手で掴み、セレッソは無理やり視線を合わせて言った。
「お前の声、聞かせろよ…」
「ん…はぁ、あ、セレッソ…!」
「悦がればいいだろ?お前がいつも、俺にそうさせるように…」
「く、あ…はっ…ぅ、あ……あぁぁ…!」
ラガルトの性器を掴み、激しく揉みしだく。狭いラガルトの中を荒らし、小刻みに弱い場所を刺激すると、ラガルトは背を反らす。性器のピアスに指先を引っかけ、軽く擦るようにするとラガルトが啼く。
「ん、あぁッ…ふ、うぁッ…んんッ―――!」
思い切り貫くと、真っ白な絶頂がやってくる。脈打つ性器から欲望が弾け、名残の快楽に目を閉じた。
「はぁ、ぁ…っ…」
荒い呼吸を整えるのに、時間が掛かる。
脱力してラガルトの上に重なるセレッソは、暴れる鼓動の音を聞いた。ラガルトが乱れた姿を初めて目にし、ラガルトの中の食らい尽くすような快楽に溺れた。本当に、ひどい快楽だった。
「セレッソ…?」
掠れた声で自分を呼ぶラガルトに、顔を上げる。ラガルトは溶け切った瞳で、セレッソを見つめる。
「俺、悦かった?」
「…あぁ」
そう答えるよりない。勃つかどうかなどという次元ではなかった。完全に盛ってしまった自分に、少し恥ずかしくなる。居た堪れなさを誤魔化すように、セレッソはラガルトのベルトを外してやりながら問い返した。
「お前は…」
「それ、聞くの?」
苦笑したラガルトが、自由になった手で髪を掻き上げて言う。
「悦すぎて死ぬかと思った」
その表情に見惚れて言葉を失ったセレッソの頭に手を回し、ラガルトは引き寄せてキスをした。甘く溶かすようなキスをして、唇を離す。
「駄目だな。俺、やっぱりセレッソに挿れたいよ」
そう甘ったるく濡れた顔で微笑まれては、結局なにも言えなくなるのだ。上でも下でも、主導権を握ったようでいても。翻弄される事に変わりは無いようだ。
応援ありがとうございます!
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