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第三章 学園入学編 ~崩壊した本編~
第四十三話 俺がCクラスだって!?
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「さてと、入学式も終わったか・・・」
入学式が終わり、その場でしばらく待っているとまた別の教師がやってきた。
「お前ら、入学おめでとう。俺はこの学年の代表になったロマンだ。よろしく頼む」
生徒たちがざわつき始める。
「知ってるか? ロマンは昔王国の戦士長だった男らしいぜ」
「へぇ・・・ だからあんなに大きな体格をしているんだな」
「ここからは俺が取り持つ。第一、お前らが気になっているのは、クラスについてだろう? 特別にそこから話してやろう」
ロマンはそのまま話し続ける。
「例年通り、A,B,Cクラスに分ける。Aが一番優秀で、Cは・・・ その反対ってこったな」
「やべぇ・・・ 俺結構下の方だったよな・・・」
「カイン、まだ分からないぞ?」
「わたくしは絶対にAだわ!」
レシティアは自信満々にそう言った。
(どうだかな・・・ 素行は終わっているし)
「てことでお前らにクラスが書かれたカードを配ってやる。少し待て」
すると、ロマンは詠唱を始めた。
「Μοιράστε χαρτιά σε όλους. Αυτό είναι διαταγή.」
「あいつ、魔法も使えるのかよ・・・」
ロマンは近くにあったカードの束を生徒に飛ばした。
「おっ! 手元に飛んできた・・・」
レイドも、自分のカードを手に取る。
(さすがにAクラスだろ・・・)
そう思ってレイドはカードを覗いたが、どうやら違ったようだ・・・
レイド・フォン・ユーラル
貴方はCクラスです。
(え? うそだろ?)
レイドは何度も見直したが、Cと書かれている。
「ちなみに今回のクラス分けはこんな感じだ」
するとロマンは表を貼りだした。
「Aクラス・・・ なんだよこれ!? 全員高位貴族じゃねえか!」
「逆にCクラスは平民ばっかりだ・・・」
しかし、レイドとエレーヌはCクラスだ。ということは・・・
「はっ! レイド! 貴様はCクラスのようだな! 我はAだったぞ!」
マルクがわざわざこちらにやってきてそう告げた。
「マルク・・・ お前が圧力をかけたのか・・・?」
「おいおい? 口の利き方がなっていないぞ? ま、高貴な血は全員優秀なことだ。ハハハ!」
(なんて奴だ・・・!)
これがまかり通って良いのか・・・!
「俺もCだったぜ・・・」
カインはうつむいてそう言った。
ちなみに今回のクラス分けはこんな感じだ。
~Aクラス~
マルク、ファブリス
~Bクラス~
レシティア
~Cクラス~
レイド、エレーヌ、カイン、マリー、ロベルト
「なんでよ! わたくしは4位だったのに・・・」
「順位だけでは測れないものだってあるのだよ! 我も忙しいのだ、これで失礼する」
「なんだあいつ・・・ 調子に乗りやがって・・・」
「私もCクラスですか・・・ やっぱり王族に逆らったから・・・」
「エレーヌ、すまない・・・」
「・・・いいんです。それよりもレイドと、沢山の友人と同じクラスになれたことを喜びましょうよ」
「・・・そうだな。あれ? レシティア?」
「何よ、」
「お前、一人だな」
「はぁ!? 別に新しい友達くらいいくらでも・・・ っ作れるわよ!」
妙に間があったな・・・
「お前ら、静かにしろ!」
ロマンが不満そうな生徒を止めた。
「クラスは一期、数カ月ごとに変更される。そこで頑張って上を目指すんだ!」
「多分口先だけでしょうね。絶対に高位貴族で固めるに決まってます」
「エレーヌ・・・」
とても悔しそうな顔をしている。まだ諦めてないな・・・
「さてと、次は各クラスの担任を紹介するから、自分のクラスへ行くんだ」
「レイド、行きましょう」
そうして、レイドたちはCクラスへと向かうのだった・・・
Cクラスの教室に着いた。豪華な装飾のAクラスとは打って変わってみすぼらしい・・・
「やあ、レイド君。結構早い再開だね」
「ロベルト・・・ 三位なのにCクラスなのか・・・」
「仕方ないさ、主席のエレーヌでさえCクラスなんだからね」
ロベルトは全く動じてない顔だ。ましてや予想通りみたいな顔をしている。
「レシティア様は大丈夫だろうか・・・」
マリーがブツブツ言いながらクラスに入ってきた。
「マリー、お前の席はあっちだ」
「ああ、すまない。レイド・・・」
「・・・レシティアは一人でも大丈夫だって言っていたぞ」
「ああ、私にも言った。だが、考えてみてくれ・・・ 君はそう思うのか?」
「・・・全く大丈夫じゃないと思う」
「そうだよな・・・ はぁ・・・」
「なんでレシティアのことをそんなに気にかけるのか?」
「それは、バーン様に頼まれたんだ。レシティア様が無事に学園生活を送れるようにと」
「お前も大変なんだな・・・」
そう話していると、教師が入ってくる音がした。
「よーし、皆席に着けよ~」
何か聞いたことがある声だ・・・
昨日まで話していたような・・・
「うそだろ・・・ ろ、ロイクさん!?」
「うーん? レイド君。ここではせ・ん・せ・いだぞ?」
「兄さん!? 領地に帰ったのではなかったんですか!」
「そこらへんは後で説明するよ~ 皆、よろしく! 今日から担任を務める、ロイク・バイセンだ」
(どうなってるんだよ! あいつが教師だと!?)
「さーて、僕がビシバシ指導してやるからみんな覚悟しておけよ~」
ロイクはそう言ってにやりと笑った。
入学式が終わり、その場でしばらく待っているとまた別の教師がやってきた。
「お前ら、入学おめでとう。俺はこの学年の代表になったロマンだ。よろしく頼む」
生徒たちがざわつき始める。
「知ってるか? ロマンは昔王国の戦士長だった男らしいぜ」
「へぇ・・・ だからあんなに大きな体格をしているんだな」
「ここからは俺が取り持つ。第一、お前らが気になっているのは、クラスについてだろう? 特別にそこから話してやろう」
ロマンはそのまま話し続ける。
「例年通り、A,B,Cクラスに分ける。Aが一番優秀で、Cは・・・ その反対ってこったな」
「やべぇ・・・ 俺結構下の方だったよな・・・」
「カイン、まだ分からないぞ?」
「わたくしは絶対にAだわ!」
レシティアは自信満々にそう言った。
(どうだかな・・・ 素行は終わっているし)
「てことでお前らにクラスが書かれたカードを配ってやる。少し待て」
すると、ロマンは詠唱を始めた。
「Μοιράστε χαρτιά σε όλους. Αυτό είναι διαταγή.」
「あいつ、魔法も使えるのかよ・・・」
ロマンは近くにあったカードの束を生徒に飛ばした。
「おっ! 手元に飛んできた・・・」
レイドも、自分のカードを手に取る。
(さすがにAクラスだろ・・・)
そう思ってレイドはカードを覗いたが、どうやら違ったようだ・・・
レイド・フォン・ユーラル
貴方はCクラスです。
(え? うそだろ?)
レイドは何度も見直したが、Cと書かれている。
「ちなみに今回のクラス分けはこんな感じだ」
するとロマンは表を貼りだした。
「Aクラス・・・ なんだよこれ!? 全員高位貴族じゃねえか!」
「逆にCクラスは平民ばっかりだ・・・」
しかし、レイドとエレーヌはCクラスだ。ということは・・・
「はっ! レイド! 貴様はCクラスのようだな! 我はAだったぞ!」
マルクがわざわざこちらにやってきてそう告げた。
「マルク・・・ お前が圧力をかけたのか・・・?」
「おいおい? 口の利き方がなっていないぞ? ま、高貴な血は全員優秀なことだ。ハハハ!」
(なんて奴だ・・・!)
これがまかり通って良いのか・・・!
「俺もCだったぜ・・・」
カインはうつむいてそう言った。
ちなみに今回のクラス分けはこんな感じだ。
~Aクラス~
マルク、ファブリス
~Bクラス~
レシティア
~Cクラス~
レイド、エレーヌ、カイン、マリー、ロベルト
「なんでよ! わたくしは4位だったのに・・・」
「順位だけでは測れないものだってあるのだよ! 我も忙しいのだ、これで失礼する」
「なんだあいつ・・・ 調子に乗りやがって・・・」
「私もCクラスですか・・・ やっぱり王族に逆らったから・・・」
「エレーヌ、すまない・・・」
「・・・いいんです。それよりもレイドと、沢山の友人と同じクラスになれたことを喜びましょうよ」
「・・・そうだな。あれ? レシティア?」
「何よ、」
「お前、一人だな」
「はぁ!? 別に新しい友達くらいいくらでも・・・ っ作れるわよ!」
妙に間があったな・・・
「お前ら、静かにしろ!」
ロマンが不満そうな生徒を止めた。
「クラスは一期、数カ月ごとに変更される。そこで頑張って上を目指すんだ!」
「多分口先だけでしょうね。絶対に高位貴族で固めるに決まってます」
「エレーヌ・・・」
とても悔しそうな顔をしている。まだ諦めてないな・・・
「さてと、次は各クラスの担任を紹介するから、自分のクラスへ行くんだ」
「レイド、行きましょう」
そうして、レイドたちはCクラスへと向かうのだった・・・
Cクラスの教室に着いた。豪華な装飾のAクラスとは打って変わってみすぼらしい・・・
「やあ、レイド君。結構早い再開だね」
「ロベルト・・・ 三位なのにCクラスなのか・・・」
「仕方ないさ、主席のエレーヌでさえCクラスなんだからね」
ロベルトは全く動じてない顔だ。ましてや予想通りみたいな顔をしている。
「レシティア様は大丈夫だろうか・・・」
マリーがブツブツ言いながらクラスに入ってきた。
「マリー、お前の席はあっちだ」
「ああ、すまない。レイド・・・」
「・・・レシティアは一人でも大丈夫だって言っていたぞ」
「ああ、私にも言った。だが、考えてみてくれ・・・ 君はそう思うのか?」
「・・・全く大丈夫じゃないと思う」
「そうだよな・・・ はぁ・・・」
「なんでレシティアのことをそんなに気にかけるのか?」
「それは、バーン様に頼まれたんだ。レシティア様が無事に学園生活を送れるようにと」
「お前も大変なんだな・・・」
そう話していると、教師が入ってくる音がした。
「よーし、皆席に着けよ~」
何か聞いたことがある声だ・・・
昨日まで話していたような・・・
「うそだろ・・・ ろ、ロイクさん!?」
「うーん? レイド君。ここではせ・ん・せ・いだぞ?」
「兄さん!? 領地に帰ったのではなかったんですか!」
「そこらへんは後で説明するよ~ 皆、よろしく! 今日から担任を務める、ロイク・バイセンだ」
(どうなってるんだよ! あいつが教師だと!?)
「さーて、僕がビシバシ指導してやるからみんな覚悟しておけよ~」
ロイクはそう言ってにやりと笑った。
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