51 / 164
閑話 酒飲み仲間の悪巧み
しおりを挟む
「ああ、もう……」
一滴も中身が残っていないビールの空き缶。それを無造作にその辺に放り投げて、アルカディアは溜め息をついた。
「これで最後の一本だなんて……なくなるのが早すぎよ。全く、樽にどーんと入れればいいのに、何でこんな小さい入れ物なんかに入れてるのかしら。ちまちま入れ物を取り替える方が面倒だと思うのに。異世界のお酒って本当に意味が分からないわ」
彼女は相変わらず酒漬けの生活を送っていた。
本音を言うと、ビールの美味さを知ってしまった以上ビール以外の酒など飲みたくなかったのだが、彼女の手元にあるのは小さな缶ビール六本のみ。それで五日間持たせなければならないため、間を繋ぐために仕方なくこの世界でありふれている果実酒やエールを口にしているのである。
最初は果実酒やエールで気分を紛らわせ、締めにビールを一缶開けて飲んだ気持ちに浸っているといった具合だ。これは彼女が必死に知恵を巡らせて考えたひとつの自己暗示法であった。
しかし、一度ビールを口にしてしまうとつい二本目を開けてしまいたくなるというもの。実際、その欲に勝てずつい二本目に手を出してしまうことがあった。
そういうこともあって、次にビールを手に入れられる約束の日まで後三日あるというのに、手元にある缶ビールは残り一本にまで数を減らしてしまっていた。
ビールがなくなってしまったら、次に手に入るまで大人しく我慢するしかない……わけなのだが、もはや中毒と言って良いくらいにビールの虜になっている彼女にとって、それは拷問にも等しい。
かといって、一本を三日かけて楽しむ、という節約が彼女にできるはずもない。
そんなわけで、彼女の神殿には重苦しい葬式のような空気が流れているのだった。
「五日おきじゃなくて、せめて三日おきにするんだったわ……我ながら甘い判断だったわね。でも、あまり頻繁にあのおっさん君と接触していたら、流石に大主神様にバレちゃうかもしれないし……それだけは何が何でも避けなきゃいけないし。そう考えたら、五日おきにしたのは正解だったと言えなくも……でも……うーん」
「……おい、何だいるんじゃないかよ。いるならいるって返事くらいしろよな」
考え込んでいると、唐突に横から若い張りのある男の声が掛けられた。
考えることを阻害されて、微妙にむっとしながら声のした方に顔を向けるアルカディア。
そこには、一人の小柄な少年が腕を組んで立っていた。
身長は百四十センチくらいだろう。長い金の髪を三つ編みにして垂らした褐色肌の少年だ。上半身裸で、白いサルエルのようなズボンを履いており、手首や足首にじゃらじゃらとした金の輪っかを何個も填めている。首元には太い金の鎖を編んで作った大きな首飾りを下げており、背中には翼を広げた竜のような形の黒い刺青があった。
アルカディアはふんと鼻を鳴らして少年神から視線をそらした。
「勝手に人の神殿に入ってくるんじゃないわよ。全く、あんたには礼儀ってものがないわけ? ソルレオン」
「外から何度も呼んだぞ? お前がそれに気付かないのが悪い。文句を言われる筋合いはないね」
ソルレオンは辺りを見回しながら、すんと鼻を鳴らした。
大量の酒樽や空き瓶やビールの空き缶が散乱した、とても女神の住む神殿の光景とは思えない場の有様に、濃い呆れの色が混じった溜め息をつく。
「相変わらず凄い部屋だな。シュナウスの神殿だって此処まで酷くはないぞ。酒の匂い、染み付いちゃってるんじゃないか?」
シュナウスとは、アルカディアやソルレオンとよく顔を合わせては一緒に酒を飲み交わす仲間の神の名前だ。
ソルレオンは、見た目こそ少年のようではあるが、その実年齢はアルカディアと大差はない。神は、外見年齢と実年齢は必ずしも一致するとは限らないのである。
「……ん?」
ソルレオンの視線が、ある一点に定まる。
彼はアルカディアの足下に置かれている、まだ開封されていない缶ビールを拾い上げた。
「何だ? こりゃ」
「あっ、ちょっと、触らないでよ! それは私が異世界人から貰ったお酒よ! 貴方にあげる分なんてないんだからね!」
「へぇ、異世界人から貰った酒ねぇ……ってことは、異世界の酒ってことだよな。美味いのか?」
言うなり、彼は無造作にプルタブを引いて缶を開けた。
ぷしゅっ、と缶から音が鳴り、アルカディアがかなり慌てた様子で騒ぎ出す。
「あああっ、ちょっと! 何勝手に開けてるのよ! それは私が楽しみに取っておいた最後のビール……ちょっと! ソルレオン!」
アルカディアの制止も何処吹く風。ソルレオンは缶を口に付けて、中身を一気に飲み干した。
ふーっと息を吐いて、うっとりとした様子で呟く。
「ああ、この爽やかな喉越し、後を引く苦味の中に残る香り……本当に、これが酒なのか? エールなんかとは比べ物にならないな……美味い」
ソルレオンは、流石にアルカディアほどの認知度はないが神界に住む神々の間ではそれなりに酒にうるさい男神として知られている。
神としての責務を果たす傍らにできた時間を使って酒の研究をし、この世界に現存する数多の酒を吟味して、より至高の一杯に出会うための努力を重ねているのだ。
アルカディアのように無節操に飲みまくるわけではないのでそれほど酒飲みというイメージは持たれていないが、その本質は底を知らぬ酒豪。酒に触れさせたら下手をしたらアルカディアよりも厄介な存在なのである。
「こいつは癖になる味だ。異世界には、こんなに美味い酒があるんだな……それをお前は今まで独り占めしてたってわけか。オレという仲間を差し置いて、それは幾ら何でも薄情なんじゃないか?」
「ああ、私のビールが……最後の一本が……」
アルカディアは中身が抜けた人形のようにくたりと上半身を折って、床に両手を付けた。
どうやら、最後のビールを奪われたという現実は彼女に計り知れない精神的ダメージを与えたようである。
彼女はきっと顔を上げて、かなり怒った様子で訴えた。その目にはうっすらと涙すら浮かんでいる。
「何てことしてくれたのよ! 後三日、ビールのない生活を送れって言うの? 冗談じゃないわ! そんなの耐えられるわけないじゃない! 責任取りなさいよ!」
「何だよ、たかが酒一本くらいでうるさい奴だな。三日くらい大人しく待てないのかっての。酒なんてその辺に幾らでもあるだろうが」
「ビールをその辺の果実酒やエールなんかと一緒にしないでちょうだい! あれはまさしく命の水なのよ! ビール以外のお酒なんてどうでもいいわっ! 私はビールが飲みたいのよ! ビール! ビール! ビール!」
「ああもう、うるさいからちょっと黙れ。殴るぞ。ったく……」
ビールビールと騒ぎ始めるアルカディアを半眼で見つめながら、ソルレオンは考えた。
アルカディアは、あのビールという酒を異世界人から貰ったと言っていた。ということは、その異世界人に要求すれば、再度その酒を手に入れることができるはず。
ソルレオンは、アルカディアが下界の誰と繋がりを持っているのかを知らない。だから自分が独自にその人間と接触することはできないが、アルカディアに交渉させれば横から口を挟む形でその人間に接触することは十分に可能だ。
アルカディアがこんなに騒ぐのも分かる。ビールという酒は、確かにこの世界にあるどんな酒よりも美味い。到底一杯程度で満足できるわけがない。
是が非でも、手に入れたい。アルカディアの取り分を横取りするのではなく、自分専用の分として、確保したい。
酒に対してはそれなりの欲があるこの男神。その結論を出すまでに、それほどの時間は要さなかった。
「……アルカディア。お前、その異世界人とやらにどうやって酒を献上させる約束をさせたんだ?」
冷静にアルカディアに問いかけるソルレオン。
アルカディアはビールコールを一旦やめると、自分がその異世界人にビールを献上させる見返りとして能力を授けたことを明かした。
それを聞いたソルレオンはふうんと相槌を打って。
「それなら……オレもその異世界人に何かしらの能力を与えたら、その見返りに酒にありつけるってことだよな?」
手にしたままのビールの空き缶に目を向けて、少年の顔から出たものとはとても思えないような邪笑を浮かべたのだった。
本当に──神が抱く欲望というものは、ある意味人間が抱くそれよりも醜いものである。
一滴も中身が残っていないビールの空き缶。それを無造作にその辺に放り投げて、アルカディアは溜め息をついた。
「これで最後の一本だなんて……なくなるのが早すぎよ。全く、樽にどーんと入れればいいのに、何でこんな小さい入れ物なんかに入れてるのかしら。ちまちま入れ物を取り替える方が面倒だと思うのに。異世界のお酒って本当に意味が分からないわ」
彼女は相変わらず酒漬けの生活を送っていた。
本音を言うと、ビールの美味さを知ってしまった以上ビール以外の酒など飲みたくなかったのだが、彼女の手元にあるのは小さな缶ビール六本のみ。それで五日間持たせなければならないため、間を繋ぐために仕方なくこの世界でありふれている果実酒やエールを口にしているのである。
最初は果実酒やエールで気分を紛らわせ、締めにビールを一缶開けて飲んだ気持ちに浸っているといった具合だ。これは彼女が必死に知恵を巡らせて考えたひとつの自己暗示法であった。
しかし、一度ビールを口にしてしまうとつい二本目を開けてしまいたくなるというもの。実際、その欲に勝てずつい二本目に手を出してしまうことがあった。
そういうこともあって、次にビールを手に入れられる約束の日まで後三日あるというのに、手元にある缶ビールは残り一本にまで数を減らしてしまっていた。
ビールがなくなってしまったら、次に手に入るまで大人しく我慢するしかない……わけなのだが、もはや中毒と言って良いくらいにビールの虜になっている彼女にとって、それは拷問にも等しい。
かといって、一本を三日かけて楽しむ、という節約が彼女にできるはずもない。
そんなわけで、彼女の神殿には重苦しい葬式のような空気が流れているのだった。
「五日おきじゃなくて、せめて三日おきにするんだったわ……我ながら甘い判断だったわね。でも、あまり頻繁にあのおっさん君と接触していたら、流石に大主神様にバレちゃうかもしれないし……それだけは何が何でも避けなきゃいけないし。そう考えたら、五日おきにしたのは正解だったと言えなくも……でも……うーん」
「……おい、何だいるんじゃないかよ。いるならいるって返事くらいしろよな」
考え込んでいると、唐突に横から若い張りのある男の声が掛けられた。
考えることを阻害されて、微妙にむっとしながら声のした方に顔を向けるアルカディア。
そこには、一人の小柄な少年が腕を組んで立っていた。
身長は百四十センチくらいだろう。長い金の髪を三つ編みにして垂らした褐色肌の少年だ。上半身裸で、白いサルエルのようなズボンを履いており、手首や足首にじゃらじゃらとした金の輪っかを何個も填めている。首元には太い金の鎖を編んで作った大きな首飾りを下げており、背中には翼を広げた竜のような形の黒い刺青があった。
アルカディアはふんと鼻を鳴らして少年神から視線をそらした。
「勝手に人の神殿に入ってくるんじゃないわよ。全く、あんたには礼儀ってものがないわけ? ソルレオン」
「外から何度も呼んだぞ? お前がそれに気付かないのが悪い。文句を言われる筋合いはないね」
ソルレオンは辺りを見回しながら、すんと鼻を鳴らした。
大量の酒樽や空き瓶やビールの空き缶が散乱した、とても女神の住む神殿の光景とは思えない場の有様に、濃い呆れの色が混じった溜め息をつく。
「相変わらず凄い部屋だな。シュナウスの神殿だって此処まで酷くはないぞ。酒の匂い、染み付いちゃってるんじゃないか?」
シュナウスとは、アルカディアやソルレオンとよく顔を合わせては一緒に酒を飲み交わす仲間の神の名前だ。
ソルレオンは、見た目こそ少年のようではあるが、その実年齢はアルカディアと大差はない。神は、外見年齢と実年齢は必ずしも一致するとは限らないのである。
「……ん?」
ソルレオンの視線が、ある一点に定まる。
彼はアルカディアの足下に置かれている、まだ開封されていない缶ビールを拾い上げた。
「何だ? こりゃ」
「あっ、ちょっと、触らないでよ! それは私が異世界人から貰ったお酒よ! 貴方にあげる分なんてないんだからね!」
「へぇ、異世界人から貰った酒ねぇ……ってことは、異世界の酒ってことだよな。美味いのか?」
言うなり、彼は無造作にプルタブを引いて缶を開けた。
ぷしゅっ、と缶から音が鳴り、アルカディアがかなり慌てた様子で騒ぎ出す。
「あああっ、ちょっと! 何勝手に開けてるのよ! それは私が楽しみに取っておいた最後のビール……ちょっと! ソルレオン!」
アルカディアの制止も何処吹く風。ソルレオンは缶を口に付けて、中身を一気に飲み干した。
ふーっと息を吐いて、うっとりとした様子で呟く。
「ああ、この爽やかな喉越し、後を引く苦味の中に残る香り……本当に、これが酒なのか? エールなんかとは比べ物にならないな……美味い」
ソルレオンは、流石にアルカディアほどの認知度はないが神界に住む神々の間ではそれなりに酒にうるさい男神として知られている。
神としての責務を果たす傍らにできた時間を使って酒の研究をし、この世界に現存する数多の酒を吟味して、より至高の一杯に出会うための努力を重ねているのだ。
アルカディアのように無節操に飲みまくるわけではないのでそれほど酒飲みというイメージは持たれていないが、その本質は底を知らぬ酒豪。酒に触れさせたら下手をしたらアルカディアよりも厄介な存在なのである。
「こいつは癖になる味だ。異世界には、こんなに美味い酒があるんだな……それをお前は今まで独り占めしてたってわけか。オレという仲間を差し置いて、それは幾ら何でも薄情なんじゃないか?」
「ああ、私のビールが……最後の一本が……」
アルカディアは中身が抜けた人形のようにくたりと上半身を折って、床に両手を付けた。
どうやら、最後のビールを奪われたという現実は彼女に計り知れない精神的ダメージを与えたようである。
彼女はきっと顔を上げて、かなり怒った様子で訴えた。その目にはうっすらと涙すら浮かんでいる。
「何てことしてくれたのよ! 後三日、ビールのない生活を送れって言うの? 冗談じゃないわ! そんなの耐えられるわけないじゃない! 責任取りなさいよ!」
「何だよ、たかが酒一本くらいでうるさい奴だな。三日くらい大人しく待てないのかっての。酒なんてその辺に幾らでもあるだろうが」
「ビールをその辺の果実酒やエールなんかと一緒にしないでちょうだい! あれはまさしく命の水なのよ! ビール以外のお酒なんてどうでもいいわっ! 私はビールが飲みたいのよ! ビール! ビール! ビール!」
「ああもう、うるさいからちょっと黙れ。殴るぞ。ったく……」
ビールビールと騒ぎ始めるアルカディアを半眼で見つめながら、ソルレオンは考えた。
アルカディアは、あのビールという酒を異世界人から貰ったと言っていた。ということは、その異世界人に要求すれば、再度その酒を手に入れることができるはず。
ソルレオンは、アルカディアが下界の誰と繋がりを持っているのかを知らない。だから自分が独自にその人間と接触することはできないが、アルカディアに交渉させれば横から口を挟む形でその人間に接触することは十分に可能だ。
アルカディアがこんなに騒ぐのも分かる。ビールという酒は、確かにこの世界にあるどんな酒よりも美味い。到底一杯程度で満足できるわけがない。
是が非でも、手に入れたい。アルカディアの取り分を横取りするのではなく、自分専用の分として、確保したい。
酒に対してはそれなりの欲があるこの男神。その結論を出すまでに、それほどの時間は要さなかった。
「……アルカディア。お前、その異世界人とやらにどうやって酒を献上させる約束をさせたんだ?」
冷静にアルカディアに問いかけるソルレオン。
アルカディアはビールコールを一旦やめると、自分がその異世界人にビールを献上させる見返りとして能力を授けたことを明かした。
それを聞いたソルレオンはふうんと相槌を打って。
「それなら……オレもその異世界人に何かしらの能力を与えたら、その見返りに酒にありつけるってことだよな?」
手にしたままのビールの空き缶に目を向けて、少年の顔から出たものとはとても思えないような邪笑を浮かべたのだった。
本当に──神が抱く欲望というものは、ある意味人間が抱くそれよりも醜いものである。
0
お気に入りに追加
877
あなたにおすすめの小説
異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
一般人な僕は、冒険者な親友について行く
ひまり
ファンタジー
気が付くと、そこは異世界だった。 しかも幼馴染にして親友を巻き込んで。
「ごめん春樹、なんか巻き込ん――
「っっしゃあ――っ!! 異世界テンプレチートきたコレぇぇぇ!!」
――だのは問題ないんだね。よくわかったとりあえず落ち着いてくれ話し合おう」
「ヒャッホ――っっ!!」
これは、観光したりダンジョンに入ったり何かに暴走したりしながら地味に周りを振り回しつつ、たまに元の世界に帰る方法を探すかもしれない物語である。
ニートじゃなくてただの無職がVRMMOで釣りをするお話はどうですか?
華翔誠
SF
大学卒業し会社へ就職。
20年間身を粉にして働いた会社があっさり倒産。
ニートではなく41歳無職のおっさんの転落(?)人生を綴ります。
求人35歳の壁にぶち当たり、途方に暮れていた時野正は、
後輩に奨められVRMMORPGを始める。
RPGが好きでは無い時野が選んだのは、釣り。
冒険もレベル上げもせず、ひたすら釣りの日々を過ごす。
おりしも、世界は新たなマップが3ヶ月前に実装はされたものの、
未だ、「閉ざされた門」が開かず閉塞感に包まれていた。
【注】本作品は、他サイトでも投稿されている重複投稿作品です。
セイヴァーオンライン
ゴロヒロ
ファンタジー
救世社から新しいVRMMOが発表された
それがセイヴァーオンライン
様々な世界に向かい、その世界の危機を救う それがこのゲームのコンセプトだ!!
カクヨムでも投稿してます
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
ぐ~たら第三王子、牧場でスローライフ始めるってよ
雑木林
ファンタジー
現代日本で草臥れたサラリーマンをやっていた俺は、過労死した後に何の脈絡もなく異世界転生を果たした。
第二の人生で新たに得た俺の身分は、とある王国の第三王子だ。
この世界では神様が人々に天職を授けると言われており、俺の父親である国王は【軍神】で、長男の第一王子が【剣聖】、それから次男の第二王子が【賢者】という天職を授かっている。
そんなエリートな王族の末席に加わった俺は、当然のように周囲から期待されていたが……しかし、俺が授かった天職は、なんと【牧場主】だった。
畜産業は人類の食文化を支える素晴らしいものだが、王族が従事する仕事としては相応しくない。
斯くして、父親に失望された俺は王城から追放され、辺境の片隅でひっそりとスローライフを始めることになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる