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第6話 土地神の神殿
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何も見えなくなった目が、徐々に視力を取り戻していく。
鼻先に感じる自然の匂いと、微妙な土っぽさ。仄暗さで満たされた視界。
古い石造りの聖堂……という雰囲気の建物の中に、あたしは立っていた。
目の前には、何もない空間。二十メートルほど先には口を大きく開いた出口がある。元々は扉が付いていたのかもしれないが、現在はそういったものは影も形もなく、ただ四角い窓のような通り道がそこにあるばかりだ。他には何もない……蔦が這った壁や天井は崩れかかっており、あちこちに穴が空いてそこから外の光が差し込んできている。
あたしの背後には、これまた随分と古めかしい石像が立っていた。高さは天井ぎりぎり、約十メートルといったところだろう。全体のあちこちに無数の罅割れがあり、腕が片方肩の辺りから砕けてなくなっている。微妙に枯れた苔に覆われているせいでくすんだオリーブ色っぽい緑色に像自体が変色しており、祀られている像というよりも、屋外で長いこと雨曝しにされた遺跡の像という印象を受ける。
像の姿には、見覚えがある。癖のある短髪を左右に分けて纏めた女性だ。
「……これって、メルティーア?」
「此処は、ユオル地方にある土地神の神殿と呼ばれている場所だ。この地方では豊穣神メルティーアを土地神として崇めており、彼女を祀るための神殿があちこちに建てられているのだ」
あたしの呟きを拾った彼が説明してくれる。
この世界には、八神と呼ばれる全部で八人の神がいて、八つに分類された地方をそれぞれ守護していると言い伝えられているという。
炎と太陽の象徴こと太陽神アポストロフ。
氷と時間の象徴こと霊氷神ヘルニクス。
風と英知の象徴こと翔風神ハルヴァーナ。
土と豊穣の象徴こと豊穣神メルティーア。
雷と破壊の象徴こと破壊神ヴェルゾエフ。
水と慈愛の象徴こと華水神ロメリア。
光と月星の象徴こと醒月神ルトゥーティカ。
闇と真理の象徴こと冥王神ゼラヴラス。
この世界に存在している魔法は、彼ら八神の力を借り受けることによって初めて効果が得られるものらしい。
あたしがメルティーアから手に入れた『魔法適性』という先天能力が八神から力を借り受けている証明のようなものであり、この能力がなければ魔法の効果を満足には引き出せないのだそうだ。能力がなくても一応『××魔法』という後天能力さえあれば魔法を使うことは可能らしいが、この能力があるとないとでは効果の差は歴然だという。
因みに、邪神は八神とは全く異なる『九人目の神』で、今からおよそ十五年ほど前に、突如としてこの世界に姿を現した神らしい。一説によると、この世界で一般的に知られている魔法とは全く異なる未知の魔法を操る力を持っているそうだ。
もしもあたしが邪神を食べてその能力を手に入れたら、この世界においてあたしの右に出る存在はいなくなるというわけか。
世界を救う勇者なんかになる気はないけれど、あたし自身のために、邪神討伐を狙うのは悪い選択肢ではないと思う。
でもそのためには、まだ『力』が足りない。
「……ねえ、ベルーガ。メルティーア以外の神のところに行くことはできないの?」
「何だ、そのベルーガというのは」
あたしの質問に質問を返してくる彼。
あたしは肩を竦めた。
「何って、貴方の名前よ。コデックス何とかって長すぎて言いづらいし、呼ぶの面倒だもの。貴方、本の時も人の時も見た目が真っ白でしょ、だからそれに因んだ呼び名を考えたのよ。貴方はあたしのものなんだから、あたしがどういう名前を付けようがあたしの自由でしょ」
ベルーガとはシロイルカとかシロクジラとも呼ばれている海の生き物で、その名前の由来は『白』という言葉から来ている。同じ白でも安直に英語のホワイトとかドイツ語のヴァイスから名前を取るよりは捻りがあっていいでしょ?
「今から貴方の名前はベルーガ。これは命令よ」
「心得た」
名前を気に入ったのかそれとも自分がどう呼ばれようが関心自体がないのか、彼はあたしの提案を素直に受け入れた。
「で、質問の答えは? 他の神のところにはどうやって行けばいいの?」
「下界と同様に神界も区域が分かれていて、その境界は神ごとの守護地域に基づいて定められている。別の神の元へ行く方法は二つ。神界を移動して神の居住地を探し当てるか、下界からそれぞれの神を祀る土地神の神殿を介して神界転移を用いて転移する手段を用いるかだ」
土地神の神殿は、下界と神界との往来が可能な唯一の場所らしい。祀っている神の種類によって、どの神のところに転移できるかどうかが決まるのだそうだ。
「あたしがそれを実行するとして、より確実なのはどっち?」
「下界から土地神の神殿を介する方法だ。神界は下界と異なり距離や時の流れが一定ではないため、人間のお前では生涯を費やしても移動しきれない可能性がある」
「そう。分かった」
「他の八神を狩るつもりか」
元々神の所有物だった割には全く驚いてもいない様子で問う彼に、あたしはきっぱりと言った。
「力を手に入れるためには神を狙うのが一番手っ取り早いって分かったの。メルティーアからこれだけの能力が手に入ったんだから、他の神だって期待していいわよね」
予想だが、八神は自然の象徴だから少なくとも象徴になっている魔法の適性と魔法を操る能力は持っているはずだ。これから八神ですら手を焼いている邪神を狩ろうとしているのだから、確実に邪神に対抗できるだけの能力は手に入れておきたい。ちまちまと魔物を狩って使い物になるかどうかも分からない能力を延々と集めていくよりかは、そちらの方が将来性があると思うのだ。
「あたしは、あたし自身の自由のために力を手に入れるの。そのためだったら神だろうが何だろうが遠慮なく殺してやるわよ。文句あるの?」
「異論はない。私はお前の決定に従い、必要に応じて英知を授ける。それだけだ。お前が為したことによって結果としてお前がどのような存在に昇華しようと、私はお前が私の所有者である限りお前の傍に存在し続けるのみだ」
「なら、この話題についてはもうおしまい。あたしがこれからやることも決まったし、早いところ次の目的地に向かうわよ」
あたしは建物の外に出た。
青々と茂る緑が何処までも続いた世界が広がっている。森……と言うには木々の密度が微妙にまばらだが、林と呼ぶには多い、そんな自然の土地である。
足下には明らかに人が踏み固めてできたと思われる土が剥き出しの道があり、それは曲がりくねりながら緑の中へと伸びていた。人の往来によってできた道が今でも明確な形を保って存在しているということは、この神殿はこんなに荒れ果ててはいるが今でもそれなりに足を運んでいる人間の存在があるらしい。
人が作った道ならば、それを辿っていけば森の外に出られる可能性は高い。
まずは、森の外に出よう。全てはそれからだ。
あたしは鉈を右手でしっかりと握り締め、左手に彼を抱えて、一歩を踏み出した。
「ベルーガ。あたしが持ってる能力についての説明をしてちょうだい。まだ内容を確認してないものが幾つかあったでしょ」
「心得た」
彼からの淡々とした説明に耳を傾けながら、あたしはこれからに対する期待を胸に膨らませる。
あたしは、世界の頂点に立つ。神すらも超越する生命のカーストの頂に立って、全てを見下してやるのだ。
世界征服などには興味はないが、あたしのこれからの所業が結果としてそういうものを招くなら、それはそれで構わない。そうなったら世界の支配者として君臨するだけのこと。誰にも文句は言わせない。
楯突くなら、片っ端から薙ぎ払って踏み潰してやる。あたしに手を出したことを後悔させてやるのだ。
あたしは、自由。その自由を脅かす権利など、誰にもないのだから。
鼻先に感じる自然の匂いと、微妙な土っぽさ。仄暗さで満たされた視界。
古い石造りの聖堂……という雰囲気の建物の中に、あたしは立っていた。
目の前には、何もない空間。二十メートルほど先には口を大きく開いた出口がある。元々は扉が付いていたのかもしれないが、現在はそういったものは影も形もなく、ただ四角い窓のような通り道がそこにあるばかりだ。他には何もない……蔦が這った壁や天井は崩れかかっており、あちこちに穴が空いてそこから外の光が差し込んできている。
あたしの背後には、これまた随分と古めかしい石像が立っていた。高さは天井ぎりぎり、約十メートルといったところだろう。全体のあちこちに無数の罅割れがあり、腕が片方肩の辺りから砕けてなくなっている。微妙に枯れた苔に覆われているせいでくすんだオリーブ色っぽい緑色に像自体が変色しており、祀られている像というよりも、屋外で長いこと雨曝しにされた遺跡の像という印象を受ける。
像の姿には、見覚えがある。癖のある短髪を左右に分けて纏めた女性だ。
「……これって、メルティーア?」
「此処は、ユオル地方にある土地神の神殿と呼ばれている場所だ。この地方では豊穣神メルティーアを土地神として崇めており、彼女を祀るための神殿があちこちに建てられているのだ」
あたしの呟きを拾った彼が説明してくれる。
この世界には、八神と呼ばれる全部で八人の神がいて、八つに分類された地方をそれぞれ守護していると言い伝えられているという。
炎と太陽の象徴こと太陽神アポストロフ。
氷と時間の象徴こと霊氷神ヘルニクス。
風と英知の象徴こと翔風神ハルヴァーナ。
土と豊穣の象徴こと豊穣神メルティーア。
雷と破壊の象徴こと破壊神ヴェルゾエフ。
水と慈愛の象徴こと華水神ロメリア。
光と月星の象徴こと醒月神ルトゥーティカ。
闇と真理の象徴こと冥王神ゼラヴラス。
この世界に存在している魔法は、彼ら八神の力を借り受けることによって初めて効果が得られるものらしい。
あたしがメルティーアから手に入れた『魔法適性』という先天能力が八神から力を借り受けている証明のようなものであり、この能力がなければ魔法の効果を満足には引き出せないのだそうだ。能力がなくても一応『××魔法』という後天能力さえあれば魔法を使うことは可能らしいが、この能力があるとないとでは効果の差は歴然だという。
因みに、邪神は八神とは全く異なる『九人目の神』で、今からおよそ十五年ほど前に、突如としてこの世界に姿を現した神らしい。一説によると、この世界で一般的に知られている魔法とは全く異なる未知の魔法を操る力を持っているそうだ。
もしもあたしが邪神を食べてその能力を手に入れたら、この世界においてあたしの右に出る存在はいなくなるというわけか。
世界を救う勇者なんかになる気はないけれど、あたし自身のために、邪神討伐を狙うのは悪い選択肢ではないと思う。
でもそのためには、まだ『力』が足りない。
「……ねえ、ベルーガ。メルティーア以外の神のところに行くことはできないの?」
「何だ、そのベルーガというのは」
あたしの質問に質問を返してくる彼。
あたしは肩を竦めた。
「何って、貴方の名前よ。コデックス何とかって長すぎて言いづらいし、呼ぶの面倒だもの。貴方、本の時も人の時も見た目が真っ白でしょ、だからそれに因んだ呼び名を考えたのよ。貴方はあたしのものなんだから、あたしがどういう名前を付けようがあたしの自由でしょ」
ベルーガとはシロイルカとかシロクジラとも呼ばれている海の生き物で、その名前の由来は『白』という言葉から来ている。同じ白でも安直に英語のホワイトとかドイツ語のヴァイスから名前を取るよりは捻りがあっていいでしょ?
「今から貴方の名前はベルーガ。これは命令よ」
「心得た」
名前を気に入ったのかそれとも自分がどう呼ばれようが関心自体がないのか、彼はあたしの提案を素直に受け入れた。
「で、質問の答えは? 他の神のところにはどうやって行けばいいの?」
「下界と同様に神界も区域が分かれていて、その境界は神ごとの守護地域に基づいて定められている。別の神の元へ行く方法は二つ。神界を移動して神の居住地を探し当てるか、下界からそれぞれの神を祀る土地神の神殿を介して神界転移を用いて転移する手段を用いるかだ」
土地神の神殿は、下界と神界との往来が可能な唯一の場所らしい。祀っている神の種類によって、どの神のところに転移できるかどうかが決まるのだそうだ。
「あたしがそれを実行するとして、より確実なのはどっち?」
「下界から土地神の神殿を介する方法だ。神界は下界と異なり距離や時の流れが一定ではないため、人間のお前では生涯を費やしても移動しきれない可能性がある」
「そう。分かった」
「他の八神を狩るつもりか」
元々神の所有物だった割には全く驚いてもいない様子で問う彼に、あたしはきっぱりと言った。
「力を手に入れるためには神を狙うのが一番手っ取り早いって分かったの。メルティーアからこれだけの能力が手に入ったんだから、他の神だって期待していいわよね」
予想だが、八神は自然の象徴だから少なくとも象徴になっている魔法の適性と魔法を操る能力は持っているはずだ。これから八神ですら手を焼いている邪神を狩ろうとしているのだから、確実に邪神に対抗できるだけの能力は手に入れておきたい。ちまちまと魔物を狩って使い物になるかどうかも分からない能力を延々と集めていくよりかは、そちらの方が将来性があると思うのだ。
「あたしは、あたし自身の自由のために力を手に入れるの。そのためだったら神だろうが何だろうが遠慮なく殺してやるわよ。文句あるの?」
「異論はない。私はお前の決定に従い、必要に応じて英知を授ける。それだけだ。お前が為したことによって結果としてお前がどのような存在に昇華しようと、私はお前が私の所有者である限りお前の傍に存在し続けるのみだ」
「なら、この話題についてはもうおしまい。あたしがこれからやることも決まったし、早いところ次の目的地に向かうわよ」
あたしは建物の外に出た。
青々と茂る緑が何処までも続いた世界が広がっている。森……と言うには木々の密度が微妙にまばらだが、林と呼ぶには多い、そんな自然の土地である。
足下には明らかに人が踏み固めてできたと思われる土が剥き出しの道があり、それは曲がりくねりながら緑の中へと伸びていた。人の往来によってできた道が今でも明確な形を保って存在しているということは、この神殿はこんなに荒れ果ててはいるが今でもそれなりに足を運んでいる人間の存在があるらしい。
人が作った道ならば、それを辿っていけば森の外に出られる可能性は高い。
まずは、森の外に出よう。全てはそれからだ。
あたしは鉈を右手でしっかりと握り締め、左手に彼を抱えて、一歩を踏み出した。
「ベルーガ。あたしが持ってる能力についての説明をしてちょうだい。まだ内容を確認してないものが幾つかあったでしょ」
「心得た」
彼からの淡々とした説明に耳を傾けながら、あたしはこれからに対する期待を胸に膨らませる。
あたしは、世界の頂点に立つ。神すらも超越する生命のカーストの頂に立って、全てを見下してやるのだ。
世界征服などには興味はないが、あたしのこれからの所業が結果としてそういうものを招くなら、それはそれで構わない。そうなったら世界の支配者として君臨するだけのこと。誰にも文句は言わせない。
楯突くなら、片っ端から薙ぎ払って踏み潰してやる。あたしに手を出したことを後悔させてやるのだ。
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