12 / 24
第12話 残念朴念仁の嫉妬は兄弟も食わない
しおりを挟む
とりあえず紅茶でも淹れて一息つくか、と居間に移動しようとする一同。
と、浴室と脱衣所がある部屋へと繋がる扉の前を通り過ぎようとしたところで、けたたましい音を立てながらそれが全開になり、中から随分と慌てた様子のセトが飛び出してきた。
ろくに拭いてもいないのか全身ずぶ濡れで雫が滴っており、服も着ていない。腰にタオルを巻いただけの随分と寒々しい格好で、彼は戸口を塞ぐようにそこに立って肩を上下させている。
竜人は、世界の秩序と平穏を守るために時に己の体を張って脅威と戦う存在である。十ある種はそれぞれ持っている特性や能力が異なるのと、やはり多少は年齢の影響や個体差があるため全員一概にとも言えないが、長時間の激しい動きにも耐えられるように全身鍛えられ引き締められているのが共通事項なのだ。そこは男女による差はない。
普段は礼服の下に隠されていて見えないが、厚い胸板や美しく割れた腹筋、雄々しい二の腕……まさに男としての理想そのものを形にしたような体を目の当たりにして、ミラは小さく声を漏らすと顔を一気に真っ赤にさせた。ふしゅぅ、と俯いた頭の先から湯気さえ出ているような気もする。
「ホルスは! あいつは、どうした!?」
「せめて全身拭いて下着くらい穿いてから出て来いよ……百歩譲ってミラちゃんはいいとしても、此処には他にも女性がいるんだぞ。最低限のマナーくらいは守れ」
ファズは眉間の皺を深くして天井を仰ぎながら溜め息を漏らすと、背後で目を丸くしている使用人たちにお茶の仕度をしておいてくれと告げた。
使用人たちが早足でこの場から去っていく。残されたミラとシュイを除く兄弟たちは、セトと真正面から向き合う形になった。
「ホルスは帰らせた。近隣住民にも迷惑を掛けるようなら本格的に対処するところなんだが、今のところはうちの玄関先で騒いでるだけだからな……物的な被害らしい被害も出てないから、こっちとしても強くは出られん。一応向こうの家に一筆書くつもりではいるが、多分あの様子だと効果は薄いだろうな」
「…………」
セトは水を打ったように急に静かになると、ゆっくりと背筋を伸ばして何処かへと視線を向けた。
瞳からはハイライトが消えており、虚ろだ。何だか混沌とした空気が辺りに漂っているような気さえする。
「……あいつとは、一度腰を据えてじっくりと話し合う必要がありそうだな……」
「話し合いって、それって絶対物理だよな? やめろよ、お前に本気で暴れられたら冗談抜きで庭がなくなる」
ファズは肩を竦めてセトの背を軽く叩いた。
「……とりあえず、服を着て来い。居間で茶にしよう」
「……ああ」
一応は兄の言い分に納得してくれたのか、セトは小さく返事をすると脱衣所へと戻って行った。
発生源たる彼がこの場から去ったことによって次第に薄れ霧散していく『何か』の様子を感じ取っているのか、ナギが微妙に呆れた様子でぼやいている。
「ったく、朴念仁のくせしてミラちゃんに対する執着心と独占欲だけは人一倍っていうか……野郎としてのスペックは高いくせに残念だよな、あいつ。どうしてあれが女の子にモテてるんだろうなー、俺、全っ然理解できない」
「普通にしてる分にはただの真面目でデキるイケメンだしね。さり気ない気遣いとかも普通にできる奴だし。それでコロッといっちゃったって子は多いんじゃない? 加えて次期王様候補ともなれば、下心全開でお近付きになろうって考える子だっていなくはないだろうしね」
ナギのぼやきにウルが笑っている。
セトは、控え目に言ってかなりモテる男だ。顔立ちが整っていて他人に対する気遣いができて子供にも優しい、務めに対して真面目に取り組み、単純に竜人としての能力値も高く……その上家柄にも恵まれていて将来はこの国の王となるかもしれない人物、ともなれば、何とかして彼に取り入ろうと考える者も自然と多くなるわけで。
彼の兄弟たちは彼がミラ絡みの事に対しては残念レベルの腑抜けになることを知っているため、彼に対する評価は今ひとつのようだが。それはさておき。
「同じイケメンでもシュイとは雲泥の差だよなぁ。シュイは顔だけだったらセトよりいいってのに、あいつには浮いた話全然ないもんな」
「まあ、シュイは……ね。当人が色恋に対して興味持ってないし、性格がああだし。けど、あいつにも浮いた話が全然ないってわけじゃないよ? あいつにどうにか振り向いてもらおうと頑張ってる子はそこそこいるんだよ、まぁ俺が知ってる限りでの話だけど」
「そうなの?」
「うん。とはいっても、シュイがああいう性格だってことは周知されてるから、メンタル粉砕されてまでアタックしようって考える子は流石にいないみたいだけど」
「……それって浮いた話があるって言えるの?」
ナギのツッコミに、ウルはさぁ?ととぼけるように言って肩を竦めた。
そんな二人の遣り取りを横で聞いていたミラが、かなり遠慮しながらも言葉を挟んでくる。
「私は……素敵な男性だと思っていますけれど……シュイさんは……もちろん、シュイさんだけじゃなくて、ナギさんも、ウルさんも、ファズさんだって素敵で魅力的な男性だと、思ってます……」
『…………』
彼女の言葉に、二人は顔を見合わせて。
破顔して、ミラの頭をぽふぽふと撫でた。
「うん、ありがとね、ミラちゃん。俺たちのことまでそんな風に評価してくれるなんて嬉しいよ」
「やったーミラちゃんに褒められた! 俺、他の女の子にモテなくてもいいや! ミラちゃんが傍にいてくれれば一生契りを結べなくてもいい!」
「ひにゃっ!?」
がば、と真正面から抱きつかれ、ミラはびくんと身を跳ねさせた。
ナギはそんな彼女に頬ずりしかねない勢いで彼女をぎゅうぎゅうに抱き締めている。
と。
そんな彼の癖毛頭を、背後からわっしと問答無用で鷲掴みにした手があった。
「……ミラに何をしている。いい度胸だな、ナギ」
手に込められた力が徐々に強くなっていく。ぷるぷると小刻みに震え始める己の手をじっと見つめながら、着衣を整えたセトが混沌とした表情でそこに佇んでいた。
ナギは人間の男と比較すると長身ではあるが、百九十近い身の丈のセトからしてみれば頭ひとつ分くらいの身長差があるので、相手を上から見下ろすような格好になっている。威圧というよりももはや殺気そのものと言っても過言ではない気を孕んだ眼差しで睨まれて、掴まれた己の頭が嫌な軋み音を立て始めたことも手伝って、ナギは悲鳴を上げた。
「ちょっ、痛い痛い痛い! やめて俺の頭はリンゴじゃないってば! ちょっと、ウル! ファズ! 見てないで助けてよぉ!」
「……俺は普段からお前に言ってるじゃない。セトの許可なくミラちゃんに抱きついちゃ駄目でしょって。自業自得なんだから自分で何とかしなよ」
「悪いが俺もウルと同意見だな。そこできっちり反省しとけ」
兄弟たちからの無慈悲な返答に、ナギは涙混じりの声で絶叫した。
「酷い、薄情者! にゃあああミラちゃぁぁぁぁん! 助けてぇぇぇぇ!」
「……あ、あのっ、セトさん! 私、別に何も変なことされてませんから! だからナギさんを離してあげて下さい! セトさん!」
「──うるさいぞ、お前たち! 今何時だと思っている! 夜に騒ぐな、近所迷惑だ!」
最終的に、ミラがセトにしがみ付いて全力で彼をナギから引き剥がそうとしたことと、肩を怒らせたシュイが何処からともなく怒鳴り込んできたことによって、騒動は強制的に終了させられたのだった。
因みに、騒動の原因となったナギは、茶にありつくことなくシュイに個別に別室へと連れて行かれ、三十分近く懇々と彼から説教をされた上に罰として皆が使った後の茶器の後片付けを命令されていた。
シュイは他人に対してとにかく容赦がないため一族からは『澆薄賢者』などと呼ばれ恐れられているが、身内に対しても十二分に発揮されるその性分に、ナギは一人台所に軟禁されて渋々と食器洗いをしながら、彼の悪口をぶつぶつと呟きつつ溜め息をついていた。自分がミラに遠慮なしに抱きついたことに関しては、これっぽっちも反省はしていないようだった。
と、浴室と脱衣所がある部屋へと繋がる扉の前を通り過ぎようとしたところで、けたたましい音を立てながらそれが全開になり、中から随分と慌てた様子のセトが飛び出してきた。
ろくに拭いてもいないのか全身ずぶ濡れで雫が滴っており、服も着ていない。腰にタオルを巻いただけの随分と寒々しい格好で、彼は戸口を塞ぐようにそこに立って肩を上下させている。
竜人は、世界の秩序と平穏を守るために時に己の体を張って脅威と戦う存在である。十ある種はそれぞれ持っている特性や能力が異なるのと、やはり多少は年齢の影響や個体差があるため全員一概にとも言えないが、長時間の激しい動きにも耐えられるように全身鍛えられ引き締められているのが共通事項なのだ。そこは男女による差はない。
普段は礼服の下に隠されていて見えないが、厚い胸板や美しく割れた腹筋、雄々しい二の腕……まさに男としての理想そのものを形にしたような体を目の当たりにして、ミラは小さく声を漏らすと顔を一気に真っ赤にさせた。ふしゅぅ、と俯いた頭の先から湯気さえ出ているような気もする。
「ホルスは! あいつは、どうした!?」
「せめて全身拭いて下着くらい穿いてから出て来いよ……百歩譲ってミラちゃんはいいとしても、此処には他にも女性がいるんだぞ。最低限のマナーくらいは守れ」
ファズは眉間の皺を深くして天井を仰ぎながら溜め息を漏らすと、背後で目を丸くしている使用人たちにお茶の仕度をしておいてくれと告げた。
使用人たちが早足でこの場から去っていく。残されたミラとシュイを除く兄弟たちは、セトと真正面から向き合う形になった。
「ホルスは帰らせた。近隣住民にも迷惑を掛けるようなら本格的に対処するところなんだが、今のところはうちの玄関先で騒いでるだけだからな……物的な被害らしい被害も出てないから、こっちとしても強くは出られん。一応向こうの家に一筆書くつもりではいるが、多分あの様子だと効果は薄いだろうな」
「…………」
セトは水を打ったように急に静かになると、ゆっくりと背筋を伸ばして何処かへと視線を向けた。
瞳からはハイライトが消えており、虚ろだ。何だか混沌とした空気が辺りに漂っているような気さえする。
「……あいつとは、一度腰を据えてじっくりと話し合う必要がありそうだな……」
「話し合いって、それって絶対物理だよな? やめろよ、お前に本気で暴れられたら冗談抜きで庭がなくなる」
ファズは肩を竦めてセトの背を軽く叩いた。
「……とりあえず、服を着て来い。居間で茶にしよう」
「……ああ」
一応は兄の言い分に納得してくれたのか、セトは小さく返事をすると脱衣所へと戻って行った。
発生源たる彼がこの場から去ったことによって次第に薄れ霧散していく『何か』の様子を感じ取っているのか、ナギが微妙に呆れた様子でぼやいている。
「ったく、朴念仁のくせしてミラちゃんに対する執着心と独占欲だけは人一倍っていうか……野郎としてのスペックは高いくせに残念だよな、あいつ。どうしてあれが女の子にモテてるんだろうなー、俺、全っ然理解できない」
「普通にしてる分にはただの真面目でデキるイケメンだしね。さり気ない気遣いとかも普通にできる奴だし。それでコロッといっちゃったって子は多いんじゃない? 加えて次期王様候補ともなれば、下心全開でお近付きになろうって考える子だっていなくはないだろうしね」
ナギのぼやきにウルが笑っている。
セトは、控え目に言ってかなりモテる男だ。顔立ちが整っていて他人に対する気遣いができて子供にも優しい、務めに対して真面目に取り組み、単純に竜人としての能力値も高く……その上家柄にも恵まれていて将来はこの国の王となるかもしれない人物、ともなれば、何とかして彼に取り入ろうと考える者も自然と多くなるわけで。
彼の兄弟たちは彼がミラ絡みの事に対しては残念レベルの腑抜けになることを知っているため、彼に対する評価は今ひとつのようだが。それはさておき。
「同じイケメンでもシュイとは雲泥の差だよなぁ。シュイは顔だけだったらセトよりいいってのに、あいつには浮いた話全然ないもんな」
「まあ、シュイは……ね。当人が色恋に対して興味持ってないし、性格がああだし。けど、あいつにも浮いた話が全然ないってわけじゃないよ? あいつにどうにか振り向いてもらおうと頑張ってる子はそこそこいるんだよ、まぁ俺が知ってる限りでの話だけど」
「そうなの?」
「うん。とはいっても、シュイがああいう性格だってことは周知されてるから、メンタル粉砕されてまでアタックしようって考える子は流石にいないみたいだけど」
「……それって浮いた話があるって言えるの?」
ナギのツッコミに、ウルはさぁ?ととぼけるように言って肩を竦めた。
そんな二人の遣り取りを横で聞いていたミラが、かなり遠慮しながらも言葉を挟んでくる。
「私は……素敵な男性だと思っていますけれど……シュイさんは……もちろん、シュイさんだけじゃなくて、ナギさんも、ウルさんも、ファズさんだって素敵で魅力的な男性だと、思ってます……」
『…………』
彼女の言葉に、二人は顔を見合わせて。
破顔して、ミラの頭をぽふぽふと撫でた。
「うん、ありがとね、ミラちゃん。俺たちのことまでそんな風に評価してくれるなんて嬉しいよ」
「やったーミラちゃんに褒められた! 俺、他の女の子にモテなくてもいいや! ミラちゃんが傍にいてくれれば一生契りを結べなくてもいい!」
「ひにゃっ!?」
がば、と真正面から抱きつかれ、ミラはびくんと身を跳ねさせた。
ナギはそんな彼女に頬ずりしかねない勢いで彼女をぎゅうぎゅうに抱き締めている。
と。
そんな彼の癖毛頭を、背後からわっしと問答無用で鷲掴みにした手があった。
「……ミラに何をしている。いい度胸だな、ナギ」
手に込められた力が徐々に強くなっていく。ぷるぷると小刻みに震え始める己の手をじっと見つめながら、着衣を整えたセトが混沌とした表情でそこに佇んでいた。
ナギは人間の男と比較すると長身ではあるが、百九十近い身の丈のセトからしてみれば頭ひとつ分くらいの身長差があるので、相手を上から見下ろすような格好になっている。威圧というよりももはや殺気そのものと言っても過言ではない気を孕んだ眼差しで睨まれて、掴まれた己の頭が嫌な軋み音を立て始めたことも手伝って、ナギは悲鳴を上げた。
「ちょっ、痛い痛い痛い! やめて俺の頭はリンゴじゃないってば! ちょっと、ウル! ファズ! 見てないで助けてよぉ!」
「……俺は普段からお前に言ってるじゃない。セトの許可なくミラちゃんに抱きついちゃ駄目でしょって。自業自得なんだから自分で何とかしなよ」
「悪いが俺もウルと同意見だな。そこできっちり反省しとけ」
兄弟たちからの無慈悲な返答に、ナギは涙混じりの声で絶叫した。
「酷い、薄情者! にゃあああミラちゃぁぁぁぁん! 助けてぇぇぇぇ!」
「……あ、あのっ、セトさん! 私、別に何も変なことされてませんから! だからナギさんを離してあげて下さい! セトさん!」
「──うるさいぞ、お前たち! 今何時だと思っている! 夜に騒ぐな、近所迷惑だ!」
最終的に、ミラがセトにしがみ付いて全力で彼をナギから引き剥がそうとしたことと、肩を怒らせたシュイが何処からともなく怒鳴り込んできたことによって、騒動は強制的に終了させられたのだった。
因みに、騒動の原因となったナギは、茶にありつくことなくシュイに個別に別室へと連れて行かれ、三十分近く懇々と彼から説教をされた上に罰として皆が使った後の茶器の後片付けを命令されていた。
シュイは他人に対してとにかく容赦がないため一族からは『澆薄賢者』などと呼ばれ恐れられているが、身内に対しても十二分に発揮されるその性分に、ナギは一人台所に軟禁されて渋々と食器洗いをしながら、彼の悪口をぶつぶつと呟きつつ溜め息をついていた。自分がミラに遠慮なしに抱きついたことに関しては、これっぽっちも反省はしていないようだった。
0
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
この度、青帝陛下の番になりまして
四馬㋟
恋愛
蓬莱国(ほうらいこく)を治める青帝(せいてい)は人ならざるもの、人の形をした神獣――青龍である。ゆえに不老不死で、お世継ぎを作る必要もない。それなのに私は青帝の妻にされ、后となった。望まれない后だった私は、民の反乱に乗して後宮から逃げ出そうとしたものの、夫に捕まり、殺されてしまう。と思ったら時が遡り、夫に出会う前の、四年前の自分に戻っていた。今度は間違えない、と決意した矢先、再び番(つがい)として宮城に連れ戻されてしまう。けれど状況は以前と変わっていて……。
美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
らがまふぃん
恋愛
こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。この作品の前作が、お気に入り登録をしてくださった方が、ありがたいことに200を超えておりました。感謝を込めて、前作の方に一話、近日中にお届けいたします。よろしかったらお付き合いください。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。
*らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。
【本編完結】異世界再建に召喚されたはずなのにいつのまにか溺愛ルートに入りそうです⁉︎
sutera
恋愛
仕事に疲れたボロボロアラサーOLの悠里。
遠くへ行きたい…ふと、現実逃避を口にしてみたら
自分の世界を建て直す人間を探していたという女神に
スカウトされて異世界召喚に応じる。
その結果、なぜか10歳の少女姿にされた上に
第二王子や護衛騎士、魔導士団長など周囲の人達に
かまい倒されながら癒し子任務をする話。
時々ほんのり色っぽい要素が入るのを目指してます。
初投稿、ゆるふわファンタジー設定で気のむくまま更新。
2023年8月、本編完結しました!以降はゆるゆると番外編を更新していきますのでよろしくお願いします。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる