新宿プッシールーム

はなざんまい

文字の大きさ
上 下
13 / 113

最後のスコティッシュフォールド(4)

しおりを挟む
自分がミナミに欲情していると、知られたくなかった

だが、ベルトの金具はカチャカチャと鳴るし、チャックを下ろす音は響くし、スラックスの衣擦れの音も気になった

もしかしたら、もうバレているかもしれない



その時、ミナミが、顔を紅潮させながら「長谷川さん…」と呟いた

長谷川は自分の手を止めることができなかった

初めてオナニーをした時みたいに、力加減など気にせず、ガムシャラにしごいた


「くっ…」


声が漏れた

決定的だ

きっとバレた


だが、ミナミは長谷川から言われたことを忠実に守り、目をつむったまま

「オレもいじっていい?」

と聞いた



「前と後ろ…長谷川さんはどっちが好み?」

「…っ…後ろ」

「エッチだね」


ミナミは、目をつむったまま手探りでクリームのチューブをつかむと、自分の指につけた


「長谷川さん、よく見ててね」


ミナミはイメージフェラをしている方の肘で体を支えると、口と手を動かすのは止めずに、反対の手で後ろの穴をいじった

自分の気持ちいい場所はきちんとわかっている

こんな仕事をするのだから、気持ちよくなければ続けられない

一番長い中指を挿れ、腹側の粘膜をこすった



「アッ…」

圧迫感と、身をよじりたくなるほどの快感が、身体中に広がった

長谷川が荒い息づかいで、

「お前、女に、フラれたっ…て言ってた、から、てっきり、ノンケだと思ってたけ、ど、後ろ、もずいぶん開発されて…んだな。自分で?それとも…他の男?」

「気になる?」

ミナミの手と口のピストンが早くなった



「べ…つに…」


ズズ
じゅるじゅる
ちゅぱ


ミナミが、精液をすする音がした

その音を聞いた瞬間、長谷川は本当に自分の性器が吸われているかのような感覚を感じ、一気に絶頂に達した
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ガテンの処理事情

BL
高校中退で鳶の道に進まざるを得なかった近藤翔は先輩に揉まれながらものしあがり部下を5人抱える親方になった。 ある日までは部下からも信頼される家族から頼られる男だと信じていた。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

モルモットの生活

麒麟
BL
ある施設でモルモットとして飼われている僕。 日々あらゆる実験が行われている僕の生活の話です。 痛い実験から気持ち良くなる実験、いろんな実験をしています。

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

処理中です...