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第6章 灰の反逆
第105話 人が死ぬ時はデュエルをスタンバイしておけって親父が言ってた②
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前回までのあらすじ!
魔王城は完全に倒壊してあれはもうやばいな!! ロージー! ギルドマスターはどうなっちまったんだ!?
「おい嘘だろ!? ロージーまだ出てきてないのに完全に城崩れちゃったぞ!?」
「ギルマス......まさか負けちゃったんじゃ――」
ホノラが不吉な事を呟く。
「パンナはともかくロージーが負けるわけないだろ!? パンナはともかく......」
「確かに。パンナさんはともかくギルドマスター殿が負けるとは考えられないわ......」
「それもそうね。パンナはともかくギルマスは負けそうになったら逃げて不戦勝狙いそうよね」
俺の意見とホノラ、ガブリエーラさんの意見は同じなようだ。
「ハッ......みんなして...俺も結構頑張ったのに酷い言われようだな......」
――――
しばらく待ってみたが誰かが来る様子もない......まさか本当に......
「......来ないな......」
「消去法でいけばそのギルドマスター殿が戦ったのはクープの奴だろう.......アイツも中々に強ぇ。相討ちになっちまったのかもなぁ......」
「ロック! そんな悲しい事言わないでくれよ......まだ信じさせてくれよ......」
いや、俺の考えが甘いのかもしれない。ここは今まで誰が死んでもおかしくない死闘の場だった。逆に今の所味方が誰一人死んでいないというのは奇跡に近いだろう。みんな命をかけて戦ってる......くそ、頭じゃわかってても早々切り替えられないもんだな......
ロージー......あんなだったけどいざこれからもう会えないとなると悲しいものだな。
ああっ! ダメだ......涙が流れるのを止めてくれねぇ......全部......全部アイツのせいだ!
「ロージーィィィィ!!!! 色々あったけど、今までありがとうなァァァッ!!」
あそこから亡骸を見つけて埋葬......というのはすこし無理があるだろう。だからこれが俺からの、せめてもの手向けだ!!
「――いやぁ僕そんなに感謝される事してないような気もするけど、どういたしまして! マツル君!!」
途端、俺達の足元の地面が盛り上がり、ロージーともう一人男の人がひょっこりと顔をだした......
「ギャァァァァッ!?!?!? ロージーお前、もうお化けになっちまったのか!?!?」
まだ腐ってない......新品のゾンビだァァァァ!!!!
「お化け!?!? えーっどこどこ!? 僕お化けって嫌いなんだよ!!」
「おめぇーだよ新品ゾンビィィィィ!!!!」
「みんな離れて!! この不届きな死霊は私が仕留める!!【本気パンチ! 神聖爆破】!!」
「え僕!? 違ッ――」
神聖等と謳っているが、ホノラによる唯の......唯の半径数メートルを消し飛ばす神聖とは程遠い筋肉の一撃がロージーゾンビを中心にクレーターを生成する。
「んぎゃァァァァァッ!!!!」
本当は生きていたロージーは、その一撃でホントの本当に帰らぬ人になってしまったのだった。
魔王城は完全に倒壊してあれはもうやばいな!! ロージー! ギルドマスターはどうなっちまったんだ!?
「おい嘘だろ!? ロージーまだ出てきてないのに完全に城崩れちゃったぞ!?」
「ギルマス......まさか負けちゃったんじゃ――」
ホノラが不吉な事を呟く。
「パンナはともかくロージーが負けるわけないだろ!? パンナはともかく......」
「確かに。パンナさんはともかくギルドマスター殿が負けるとは考えられないわ......」
「それもそうね。パンナはともかくギルマスは負けそうになったら逃げて不戦勝狙いそうよね」
俺の意見とホノラ、ガブリエーラさんの意見は同じなようだ。
「ハッ......みんなして...俺も結構頑張ったのに酷い言われようだな......」
――――
しばらく待ってみたが誰かが来る様子もない......まさか本当に......
「......来ないな......」
「消去法でいけばそのギルドマスター殿が戦ったのはクープの奴だろう.......アイツも中々に強ぇ。相討ちになっちまったのかもなぁ......」
「ロック! そんな悲しい事言わないでくれよ......まだ信じさせてくれよ......」
いや、俺の考えが甘いのかもしれない。ここは今まで誰が死んでもおかしくない死闘の場だった。逆に今の所味方が誰一人死んでいないというのは奇跡に近いだろう。みんな命をかけて戦ってる......くそ、頭じゃわかってても早々切り替えられないもんだな......
ロージー......あんなだったけどいざこれからもう会えないとなると悲しいものだな。
ああっ! ダメだ......涙が流れるのを止めてくれねぇ......全部......全部アイツのせいだ!
「ロージーィィィィ!!!! 色々あったけど、今までありがとうなァァァッ!!」
あそこから亡骸を見つけて埋葬......というのはすこし無理があるだろう。だからこれが俺からの、せめてもの手向けだ!!
「――いやぁ僕そんなに感謝される事してないような気もするけど、どういたしまして! マツル君!!」
途端、俺達の足元の地面が盛り上がり、ロージーともう一人男の人がひょっこりと顔をだした......
「ギャァァァァッ!?!?!? ロージーお前、もうお化けになっちまったのか!?!?」
まだ腐ってない......新品のゾンビだァァァァ!!!!
「お化け!?!? えーっどこどこ!? 僕お化けって嫌いなんだよ!!」
「おめぇーだよ新品ゾンビィィィィ!!!!」
「みんな離れて!! この不届きな死霊は私が仕留める!!【本気パンチ! 神聖爆破】!!」
「え僕!? 違ッ――」
神聖等と謳っているが、ホノラによる唯の......唯の半径数メートルを消し飛ばす神聖とは程遠い筋肉の一撃がロージーゾンビを中心にクレーターを生成する。
「んぎゃァァァァァッ!!!!」
本当は生きていたロージーは、その一撃でホントの本当に帰らぬ人になってしまったのだった。
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