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番外:万聖節3
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リンボクの木が、さわさわと風に梢を揺らす。
朝の光を残す陽光が、湖面に反射して、きらきら光る。その光の粒をまといながら魚が一匹、ぴちゃりと跳ねて湖面を揺らし、すぐに何もなかったように水の中に消える。
俺は、リンボクの木のお気に入りの枝に座り、ごつごつとした木の幹に背中を預けている。風は涼しいが、日に照らされた樹皮は温かくて心地よい。
いつもの場所で、いつもの天使の姿。
いつもと違うことといえば、俺の腕の中に悪魔がいるということだろう。
ぐったりと目をつぶり意識の無い彼女の身体を抱きしめる。
そして、大きくため息をついた。
「思いっきり、やらかしちゃったな」
何度めだろう、さきほどまでの俺のルカへの仕打ちを思い出しては気分が沈む。
ルカの毒の影響で、だいぶおかしくなっていた俺は、一年ぶりの欲望とか会えなかった寂しさとか、天界に連れてけない未練とか、そんなものを盛大にルカにぶつけてしまったのだった。
気づいたときには、ルカは気を失ってぐったりしていた。彼女の白い肌にはびっしりと、俺の跡がのこり、何ヶ所も鬱血した噛み傷までついていた。ルカのなかに入りきらず、あふれた俺の体液が、肌のいたるところにこびりつき、なかなかに凄惨な光景だった。
我にかえった俺は、気を失ったままのルカの傷をすべて癒やし、身体中きれいに洗い、服を着せてここまで連れて来たのだった。
「ルカ、ほんとにごめん」
ぎゅっとルカの身体を抱きしめなおす。
俺の気持ちの暗い部分なんて、ルカに見せたくなかった。ただ、一晩、いっしょに楽しくすごして、笑顔で別れるつもりだったのに。
何度めだろう、意識の無いルカの頬に自分の頬をくっつけて、すりすりする。かすかに香る甘い桃に似た香りの中に、俺の匂いがした。洗い落とし切れなかった俺の匂い。きっと、すぐに消えてしまうだろう。
もぞりと腕の中で、ルカが動く気配。俺は慌ててルカの身体をちょっと起こして、どきどきしながら、ルカの目覚めを待つ。
ぱちぱちと瞬きして目を開けたルカは、少しぼうっとしていたけれど、俺と目が合うと慌てて周りをきょろきょろみまわした。
「天界じゃないよ。さっきのホテルはチェックアウトして、ここは俺のお気に入りの場所」
急いで、まだここが下界であることを伝える。
「あの……あのね、ルカ、俺、さっき……」
さきほどの一連のやらかしについて謝罪をしようと、もごもごする。
俺が言い終わるまえに、ルカががばっと俺に抱きついた。黒い羽根がばさりとはためいて、甘い香りが俺の鼻孔をくすぐる。
「セフィ!まだ一緒にいられるの、嬉しい!」
「……ルカ!」
思わずルカを抱きすくめた。ルカが俺に触れて、俺と一緒にいるのを喜んでくれるという事実に胸が震える。
「ルカ、さっきはごめん。たくさん傷つけて脅すようなことまで言っちゃって。ルカの嫌がることなんて、俺、ひとつもしたくなかったのに」
ルカは俺の頬に触れて、軽く首を振る。紅蓮の髪が、ルカの動きにあわせてふるふると揺れた。にっこりと微笑んで俺をみつめる紅の瞳からうまく目を逸らせない。
「あれは完全に私の毒のせいだったから、気にしないで。セフィこそ、気にしてどこかに行っちゃうかと思ったから、また顔見れて嬉しかった。セフィ、大好き」
ルカの尻尾が、俺の頬を撫でる。
俺は愛の囁きを返すかわりに、尻尾を捕まえて、その先にキスした。
「また、来年も会いに来てくれる?」
「もちろん、ルカに会いにいく。それと」
懐から一枚の葉っぱを取り出す。
俺が管理している大樹、天界の神樹の葉っぱだ。
ぐっと葉っぱを握ると、手の中で葉が形をかえる。
ひらいた俺の手のうえには、指輪が一つ乗っていた。センターにエメラルドがひと粒ついている、金色の指輪。
「もしよければ、これを受け取ってもらえないかな。ルカがこれを持っててくれれば、俺は寂しくても我慢できる」
「おー、セフィみたいな色合いでかわいい」
よし、これは、オッケーってことだな。
強引にそう解釈した。
ルカの左手をとり、その左指に指輪をはめて、俺の瞳と同じ色のその石に、口づけた。
「必ず、ルカに会いに行く」
「うん、待ってるね」
湖面で反射する光の中で微笑むルカを、俺は心に焼きつけた。
◇◇◇
「ぐ……あ……なんで、こんなとこに、天使が……しかも貴様、セフィロトの……」
俺に首を掴まれて吊るされた悪魔が、苦しげに口から泡を吐く。
「汚物を狩りにくるのに、場所は関係ないな?」
そのまま、喉を潰せば悪魔は潰れた蛙みたいな声をだし、だらりと尻尾がさがった。
無造作に路地裏のゴミ溜めにぽいっと投げると、まるで砂が崩れるみたいに悪魔が消える。魔界に逃げ帰ったのだ。
夕暮れ間近な街の路地裏には、人避けをかけているから、人間たちが今の喧騒に気づくことはない。
ぱんぱんと、手を払う。手に残った、悪魔のねばつく喉の感触が気持ち悪かった。
「………………セフィ?」
小さな愛しい声が聞こえる。少し離れた建物のかげから、紅蓮の髪のはしっこが見えた。
駆け寄って、ルカの華奢な手をとる。ずっと会いたかった紅の瞳をのぞきこんだ。なんかちょっとまんまるになってる。
「ルカ!ええっと、偶然だね?」
「うん、……昨日ぶり?」
「そう、昨日も偶然だったからねー」
一晩あえなくてさみしかったなー、などと思いつつ、ルカを抱きしめる。
「さっきの、あいつは何?ルカに嫌がらせしてたみたいだったけど。一応、殺してはいないよ?」
「無理やりサバトに参加しろってしつこかったから、たすかったんだけど……」
路地裏であいつがルカに、なかなかの剣幕で迫っていたから、とりあえず割って入って追い払ったのだった。あの悪魔から俺の記憶は消している。
昨日は、淫魔っぽいメスの悪魔がこれまたルカに絡んでたので、割って入ったのだけど、そいつは一応ルカのお友達とのことだったので、怪我はさせなかった。その淫魔から俺の記憶は消している。
それから、三日前は⸺。
「偶然、多すぎない?」
「そうかな。でも俺はルカに会えて嬉しい。今夜、暇だったりしない?」
三日前にルカにつけた俺の匂いが、だいぶ薄まってて落ち着かない。ただ一緒に寝るだけでいいから、ルカに俺の匂いをつけたかった。
「セフィ、ひとつ聞いてもいい?」
腕の中でルカが、もぞりとうごいて俺を見上げてくる。
「この指輪って、もしかして、何か変な効果ついてる?」
「えへへ、ルカ、鋭いね」
ルカを抱えて、一度翼をはばたかせて、ふわりと浮き上がる。静かに建物の上へ、さらに上空の街の上へと浮かび上がる。
眼下には夜になりかけの街に、次々にあかりが灯るのが見えた。
そのどの光よりも、俺にはルカが輝いてみえる。この輝きを、俺はどこにいても知覚できるのだった。これが、ルカにあげた俺の指輪の効果。
「俺が会いに来るの、嫌?」
「嫌じゃない。嬉しいよ。あと、今夜はこのあと空いてるから一緒に遊ぼう?」
夕焼けの赤さに、いつも以上にルカの色合いが鮮やかさを増す。
俺がそれに見惚れていると、ルカの唇が俺に頬に触れた。
「セフィ、好きだよ」
「ありがとう、ルカ」
言葉にするかわりに、俺はありったけの想いをこめて、ルカを抱きしめた。
番外編 おしまい
朝の光を残す陽光が、湖面に反射して、きらきら光る。その光の粒をまといながら魚が一匹、ぴちゃりと跳ねて湖面を揺らし、すぐに何もなかったように水の中に消える。
俺は、リンボクの木のお気に入りの枝に座り、ごつごつとした木の幹に背中を預けている。風は涼しいが、日に照らされた樹皮は温かくて心地よい。
いつもの場所で、いつもの天使の姿。
いつもと違うことといえば、俺の腕の中に悪魔がいるということだろう。
ぐったりと目をつぶり意識の無い彼女の身体を抱きしめる。
そして、大きくため息をついた。
「思いっきり、やらかしちゃったな」
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ルカの毒の影響で、だいぶおかしくなっていた俺は、一年ぶりの欲望とか会えなかった寂しさとか、天界に連れてけない未練とか、そんなものを盛大にルカにぶつけてしまったのだった。
気づいたときには、ルカは気を失ってぐったりしていた。彼女の白い肌にはびっしりと、俺の跡がのこり、何ヶ所も鬱血した噛み傷までついていた。ルカのなかに入りきらず、あふれた俺の体液が、肌のいたるところにこびりつき、なかなかに凄惨な光景だった。
我にかえった俺は、気を失ったままのルカの傷をすべて癒やし、身体中きれいに洗い、服を着せてここまで連れて来たのだった。
「ルカ、ほんとにごめん」
ぎゅっとルカの身体を抱きしめなおす。
俺の気持ちの暗い部分なんて、ルカに見せたくなかった。ただ、一晩、いっしょに楽しくすごして、笑顔で別れるつもりだったのに。
何度めだろう、意識の無いルカの頬に自分の頬をくっつけて、すりすりする。かすかに香る甘い桃に似た香りの中に、俺の匂いがした。洗い落とし切れなかった俺の匂い。きっと、すぐに消えてしまうだろう。
もぞりと腕の中で、ルカが動く気配。俺は慌ててルカの身体をちょっと起こして、どきどきしながら、ルカの目覚めを待つ。
ぱちぱちと瞬きして目を開けたルカは、少しぼうっとしていたけれど、俺と目が合うと慌てて周りをきょろきょろみまわした。
「天界じゃないよ。さっきのホテルはチェックアウトして、ここは俺のお気に入りの場所」
急いで、まだここが下界であることを伝える。
「あの……あのね、ルカ、俺、さっき……」
さきほどの一連のやらかしについて謝罪をしようと、もごもごする。
俺が言い終わるまえに、ルカががばっと俺に抱きついた。黒い羽根がばさりとはためいて、甘い香りが俺の鼻孔をくすぐる。
「セフィ!まだ一緒にいられるの、嬉しい!」
「……ルカ!」
思わずルカを抱きすくめた。ルカが俺に触れて、俺と一緒にいるのを喜んでくれるという事実に胸が震える。
「ルカ、さっきはごめん。たくさん傷つけて脅すようなことまで言っちゃって。ルカの嫌がることなんて、俺、ひとつもしたくなかったのに」
ルカは俺の頬に触れて、軽く首を振る。紅蓮の髪が、ルカの動きにあわせてふるふると揺れた。にっこりと微笑んで俺をみつめる紅の瞳からうまく目を逸らせない。
「あれは完全に私の毒のせいだったから、気にしないで。セフィこそ、気にしてどこかに行っちゃうかと思ったから、また顔見れて嬉しかった。セフィ、大好き」
ルカの尻尾が、俺の頬を撫でる。
俺は愛の囁きを返すかわりに、尻尾を捕まえて、その先にキスした。
「また、来年も会いに来てくれる?」
「もちろん、ルカに会いにいく。それと」
懐から一枚の葉っぱを取り出す。
俺が管理している大樹、天界の神樹の葉っぱだ。
ぐっと葉っぱを握ると、手の中で葉が形をかえる。
ひらいた俺の手のうえには、指輪が一つ乗っていた。センターにエメラルドがひと粒ついている、金色の指輪。
「もしよければ、これを受け取ってもらえないかな。ルカがこれを持っててくれれば、俺は寂しくても我慢できる」
「おー、セフィみたいな色合いでかわいい」
よし、これは、オッケーってことだな。
強引にそう解釈した。
ルカの左手をとり、その左指に指輪をはめて、俺の瞳と同じ色のその石に、口づけた。
「必ず、ルカに会いに行く」
「うん、待ってるね」
湖面で反射する光の中で微笑むルカを、俺は心に焼きつけた。
◇◇◇
「ぐ……あ……なんで、こんなとこに、天使が……しかも貴様、セフィロトの……」
俺に首を掴まれて吊るされた悪魔が、苦しげに口から泡を吐く。
「汚物を狩りにくるのに、場所は関係ないな?」
そのまま、喉を潰せば悪魔は潰れた蛙みたいな声をだし、だらりと尻尾がさがった。
無造作に路地裏のゴミ溜めにぽいっと投げると、まるで砂が崩れるみたいに悪魔が消える。魔界に逃げ帰ったのだ。
夕暮れ間近な街の路地裏には、人避けをかけているから、人間たちが今の喧騒に気づくことはない。
ぱんぱんと、手を払う。手に残った、悪魔のねばつく喉の感触が気持ち悪かった。
「………………セフィ?」
小さな愛しい声が聞こえる。少し離れた建物のかげから、紅蓮の髪のはしっこが見えた。
駆け寄って、ルカの華奢な手をとる。ずっと会いたかった紅の瞳をのぞきこんだ。なんかちょっとまんまるになってる。
「ルカ!ええっと、偶然だね?」
「うん、……昨日ぶり?」
「そう、昨日も偶然だったからねー」
一晩あえなくてさみしかったなー、などと思いつつ、ルカを抱きしめる。
「さっきの、あいつは何?ルカに嫌がらせしてたみたいだったけど。一応、殺してはいないよ?」
「無理やりサバトに参加しろってしつこかったから、たすかったんだけど……」
路地裏であいつがルカに、なかなかの剣幕で迫っていたから、とりあえず割って入って追い払ったのだった。あの悪魔から俺の記憶は消している。
昨日は、淫魔っぽいメスの悪魔がこれまたルカに絡んでたので、割って入ったのだけど、そいつは一応ルカのお友達とのことだったので、怪我はさせなかった。その淫魔から俺の記憶は消している。
それから、三日前は⸺。
「偶然、多すぎない?」
「そうかな。でも俺はルカに会えて嬉しい。今夜、暇だったりしない?」
三日前にルカにつけた俺の匂いが、だいぶ薄まってて落ち着かない。ただ一緒に寝るだけでいいから、ルカに俺の匂いをつけたかった。
「セフィ、ひとつ聞いてもいい?」
腕の中でルカが、もぞりとうごいて俺を見上げてくる。
「この指輪って、もしかして、何か変な効果ついてる?」
「えへへ、ルカ、鋭いね」
ルカを抱えて、一度翼をはばたかせて、ふわりと浮き上がる。静かに建物の上へ、さらに上空の街の上へと浮かび上がる。
眼下には夜になりかけの街に、次々にあかりが灯るのが見えた。
そのどの光よりも、俺にはルカが輝いてみえる。この輝きを、俺はどこにいても知覚できるのだった。これが、ルカにあげた俺の指輪の効果。
「俺が会いに来るの、嫌?」
「嫌じゃない。嬉しいよ。あと、今夜はこのあと空いてるから一緒に遊ぼう?」
夕焼けの赤さに、いつも以上にルカの色合いが鮮やかさを増す。
俺がそれに見惚れていると、ルカの唇が俺に頬に触れた。
「セフィ、好きだよ」
「ありがとう、ルカ」
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