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20. 五日目夜②※

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 シウの両頬には、真っ赤なもみじみたいな手の跡がついていた。本日、二度目、愚かな発言をした自分への戒めのもみじである。
 気配を殺して邸宅内を迷い無く進む。
 
「次は、お父様の書斎にいきますよ。それから、お待ちかね、私の部屋です!」

 シウは、父の書斎から機械のようなものを見つけ出すと、それも布袋にいれた。印章の類もいれていく。

 シウの部屋は、書斎のすぐ近くにあった。幸いにも、ここまで人の気配も無ければ、警備員と鉢合わせすることもない。
 シウはカーテンがきっちり閉まっていることを確認し、机の上のランプを小さく灯す。

「人工魔力(※)が来ていてよかった。真っ暗だと味気ないですからね」
 ※この世界での電気のようなもの。魔力の一種。機械魔術都市ガルムで発電ならぬ発魔力している
 
 シウの部屋は、緑とブラウンを貴重とした落ち着いた色合いだった。差し色の淡いピンクが品よく可愛らしい。部屋の中にはドレッサーや重厚なデスク、天蓋つきのベッドなどが置かれている。香水の匂いだろう、やや甘い花の匂いがたちこめていた。

 さっそく着替えたいということで、ゼンは壁の方を向かされた。やることやってるが、着替えは見ちゃだめらしい。

 衣擦れの音が後ろから聞こえる。ちらっと見たいのを、ゼンは必死で耐えた。すぐ目の前の壁紙の規則的な模様を、端から順に数える。服を替えるだけにしては意外と長い。ゼンは辛抱強く待った。

「ゼンさん」

 待ちかねたシウの声。振り向いたゼンの前には、スミレ色のドレスを着た令嬢がいた。

 いつもの、ゼンの服を適当に羽織ったシウとは違う。軽く化粧をして、髪飾りをつけ、ちゃんとアクセサリーも身につけている。
 つややかに微笑まれて、思わずゼンは一歩下がった。すぐ後ろは壁だ。

「すぐまた着替えちゃいますけど、一応、お嬢様っぽいでしょ? 一度くらいはちゃんとゼンさんに見てもらいたくてって、なんで座っちゃいます?」

 シウに釘付けのまま、へたり込んだゼンの腕をもちあげて、もー、とばかりに引っ張る。シウが力の限りに引っ張っても、ゼンはちっとも動かない。

「逆ですよ! ゼンさんが、私の腕をとってエスコートするんです」

 ぷくっと頬を膨らませたシウに、のそのそと亀みたいにゼンが起きあがった。シウに誘導されて、背中を丸めて部屋の真ん中に引っ張り出される。

「ダンスしましょう。ほら、手を握って、こっちの手は腰」

 ダンスなんて、ゼンは五年前にちょこっとかじったくらいだった。ステップの存在など完全に忘れている。シウに導かれるまま、右往左往する。

「私、今、靴はいてないんですから、踏まないでくださいね。ほら、こっちに来て」

 そんなことを言われたら、余計動けない。ランプの灯りに照らされて軽快に踊るシウと、まごまごしているゼンの影が、壁にうつって伸びたり縮んだりしている。

 楽しそうなシウを見て、ゼンはまた、しゃがみこみたくなった。うつむくゼンの頬を、シウは両手で挟み込んで、じっと金の瞳をみつめる。

「ゼンさん、そんなに私を憐れまないで」
「ちがう」
 
 親指で、ゼンの頬をなでながら、シウはにっこりと微笑んだ。小さく首を振るゼンの顔を引き寄せて、頬にまぶたに、目尻に、キスをする。

「意外と私は楽しんでるんですよ?」

 仕方ない人ですね。
 ちいさくつぶやくと、シウは踊りながら、ゼンを部屋のすみまで誘導する。シウにトンと押されて座るとそのまま、押し倒された。上に広がる天蓋。身体の下の柔らかな布団の感触。ふわふわなベッドは、ゼンの家のみすぼらしい寝具とは大違いだ。

 あおむけのゼンの上に、ドレス姿のシウが乗る。ゼンは焦った。服は埃や泥だけでなく、血とかいろいろついてる気がする。だいぶ小汚い。

「汚れる」
「今から、汚すつもりで着たんですよ」

 くすくすとシウが笑いながら、ゼンをベッドの真ん中に追いやる。天蓋布を閉めると、なんだか中の温度が少しあがった気がした。遠くのランプの灯りだけでも、意外と中は明るい。

「私がなんで四苦八苦してこんな着にくくて動きにくいものを着たと思います?ゼンさんに、脱がしてもらおうと思ったんですよ。そういうの、好きかなって」

⸺ゼンさん、そういうご趣味があるんですね

 今度は、否定できないゼンだった。
 可愛い女の子の服を脱がすのが嫌いな男がいるだろうか。そんなのは男ではない。

「ほら、こんな本格的なお嬢様のドレスを脱がせる機会なんて滅多に無いですよ。後ろ開ければ脱がせやすいですよ。ゼンさんのために着たんですよ」

 シウの売り文句が激しい。しかも、駄目押しとばかりに、ゼンの手を持ち上げて、ドレス越しの柔らかな胸に押し当てる。その柔らかさに抗えず、とりあえず揉んだ。ドレスで下から持ち上げているせいか、いつもより張りがある。上の肌が出てる部分を指で押して弾力を確認する。

「ん……これは、生地が薄めのドレスなんですよ。揉み心地いいかなって」

 なんという配慮。確かに、胸元の生地はふにふにしていて、おっぱいの柔らかさが手に伝わる。ゼンはあれこれ考えるのをやめて、積もり積もった欲望に身を委ねることにした。
 いつもより色づく唇にキスする。頬に、耳に唇を這わせ、耳元で揺れるイヤリングにも口づける。背中の留具を外そうとして、大事なことを言い忘れていることに気づいた。
 シウの頬を両手で挟み込む。あれ?みたいな感じで、ぱちくりしている琥珀色の瞳を覗き込んだ。

「シウ、本当にありがとう。ずっと感謝している」

 みるみる真っ赤になるシウの頬に、熱を帯びる唇に、耳にキスしながら背中の留具を外した。複数ついている留具を、片手で順番に外す。

 シウの後ろにまわり、留具を外すたびにあらわになる白い背中に口づけていく。唇を押し当てるたびに、シウはびくびくと震えて、いつの間にか抱え込んだ枕に突っ伏していた。耳も、うなじも真っ赤だ。

 腰まで留具を外し、白い背中を存分に愛撫する。滑らかな感触を楽しみながら、背筋や肩甲骨の下側に、まんべんなくキスを落とす。服のすきまから手を差し入れて敏感な脇にも触れる。このまま、ドレスを下におろそうか。そう考えて、思い直した。
 うつ伏せになっているシウの、たっぷりとした生地のスカートをゆっくりともちあげる。

「ゼンさん!?」

 慌てたシウの声に、ゼンはさっとスカートを下におろした。
 
「だめじゃ、ない、です」

 シウのつぶやきに、安心してまた持ち上げる。白いストッキングが、白いガーターベルトで止められているのが見えた。下着も白い。しかも、布面積が意外と狭い。思ったより刺激的な光景で、またすぐにスカートを降ろした。

(そうだった、スカートといえばこれだった)

 女性の下着くらい見たことあるはずなのに、すっぽり抜けてて、無駄に焦るゼンだった。

「なるほど、気が利かずすみません、ゼンさん」

 シウが何かを悟り、うつ伏せから四つん這いに態勢を変える。

「これで、ゼンさんのご趣味に添えるかと」
「ちがうから」

 などといいつつ、もう一度めくってしまうゼンだった。

 とりあえずスカートをまくりあげる。細い太ももから、ぷるんと丸みを帯びた臀部へと続く曲線美は、なかなかに芸術的だ。ストッキングとガーターベルトの隙間に触れる。ぴくりと震えるはずみで、スカートの裾が少し揺れた。滑らかに吸いつく太ももをゆっくりと撫でまわす。さわるたびに、ふるふる震える太ももに、たまらず口づけた。わざと音をたてて何度も吸う。

「ひゃ、ゼンさん」

 反射的に逃げようとする腰をつかまえてひきよせ、さらにキスを落とす。肌と下着のちょうど境目に舌をはわせ、甘く噛む。
 下着の上から、綺麗な丸みも堪能する。両手で割れ目を開くように揉みながら、しっとりと濡れた布地に口づける。

 すでに潤っていて、下着越しにもシウが昂っているのがよくわかった。考えてみたらゼンも、抑え込んだとはいえ、さきほどの衝動の名残りはある。

 薄布を横にずらし、割れ目に唇を押し当てた。

「あっ、やああっ」
「シウ、声」

 慌ててシウが両手を口に当てる。震えながら揺れる腰を押さえつけて、割れ目を親指で左右に大きくくつろげる。シウが声を我慢するのをいいことに、思う存分、彼女を味わう。舌で舐め、奥まで差し入れ愛液を音をたててすする。シウが必死で声を抑えているのが、身体の震えから伝わってきた。

 いい加減我慢できなくなり、ゼンもズボンを緩めてずらす。四つん這いの姿勢のシウの秘所にあてがい、シウの反応をみながらゆっくり挿れる。半分くらいゆっくり挿れたものの、我慢できずにその後は一気に根元まで挿れた。シウのくぐもった声が枕越しに聞こえる。身体の震えがおさまるのを待ち、何度も奥を抉る。強く打ちつければ、白い尻の丸みが、ゼンに押されて形をかえて震える。

 ゆっくり引き抜くと、結合部がよく見えた。ぎりぎりまで抜いてまたゆっくり押し入れる。てらてらと光る赤黒く太い陰茎が、シウの白い可憐な肌にのみこまれていく。あふれた愛液が、隙間からあふれて滴った。

 ガーターベルトが白のせいか、シウの肌がいつもに増して慎ましやかに見える。そんなところにこんな卑猥なものを挿れているのは、あまりに倒錯的だった。

 一度、奥まで挿れたまま、シウを仰向けにする。シウの瞳はすでに淫蕩に彩られており、とろんとした目でゼンを見上げてくる。腰を抱え直し、一度強く打ちつけた。

「ふぁっ、ああっ」

 たまらず声を上げたシウの口を片手で抑える。むーむーいっているのに構わず、一気に奥まで押し込む。

 もう片方の手でおっぱいを揉みながら、ゆっくりとシウを揺さぶった。足を抱え込むように持ち直し、大きく左右に開く。上から勢いをつけながら、何度も深く抉る。ストッキングに包まれた足が小刻みに艶かしく揺れ、ギシギシと、ベッドが動きに合わせて軋みあげた。

 一度奥まで深く挿れた状態で動きを止め、ゼンは服を脱ぎ上半身を晒す。

 シウが声を出さないように、再び口をゼンの手で塞ぐ。少し息苦しいのか、シウは真っ赤になりながら、くぐもった声をもらしている。背徳感のままに、胸のふくらみを乱暴に掴み、色づく乳首を指でこねる。粘着く水音は激しさを増し、淫蕩に潤んだシウの瞳から涙がこぼれた。

 ゼンは、なんだかとてもいけないことをしている気がした。こう、良家の女の子の部屋に忍び込んで無理やりしているような、そんな錯覚。

 本当は、ズコット家は処罰なんて受けてなくて、シウも奴隷じゃなくて、さっきの書斎にシウの父親がいて、見回りの執事なんかがいたりして。シウを慕う気持ちが高まりすぎたゼンが、諸々掻い潜って忍び込んで押し倒して、欲望のままに襲っている。そんなありもしない妄想に、不覚にも股間の昂りが増した。
 
(くっ……そんな趣味は、俺にはないはず)

 新たな扉が開く危機感に、ぶんぶんとゼンは首を振る。
 このままでは、よくない。
 変な性癖に目覚めてしまう。

 シウの口を手で塞ぐのはやめて、唇で塞ぐことにした。そのかわり、手は指を絡めて握り、シーツに縫いつける。ふわりと化粧の匂いがした。耳飾りが慎ましやかに音を立てる。ぎゅっと、シウがゼンの手を握り返してくるのに、不覚にも胸の鼓動が高鳴る。
 
 これはこれで恋人感がぐっと増してしまい、それにも背徳感を感じるめんどくさい男、ゼンであった。
 どちらにしろシウの中は気持ちよく、すぐにゼンは我慢できなくなってきた。

 そんな感じで大層盛り上がってしまったため、ゼンはぎりぎりまで気づかなかった。
 シウの部屋の扉の外に、人の気配があることに。

「おい、誰かいるのか」
 
 バンバンと扉をノックされた時には、まさに引き抜いて外で射精そうとしたところだった。その直前、最後に名残惜しく、深く唇を重ねながらシウの一番奥にぐりぐりと押し当てている時だった。
 
 ガチャガチャと鍵を開ける音に、慌ててゼンは、ランプの灯りの魔力を断つ。ゼンは魔力をある程度操ることが可能だ。魔力銃も、機械魔術式の乗り物も、この力を使えば無力化したり爆発させたりすることができる。同じ力を持つ人間に今まで出会ったことがない。今のところ、彼、固有の能力だ。
 
 ランプの灯りが消え、あたりが闇に包まれるのと、扉が開くのは同時だった。重い足音はひとつ。中に少し入り様子を伺っている。
 ゼンとシウは、息を潜めた。お互いの鼓動が聞こえるかと思うほどの、静寂が支配する。ちなみに、いまだに抜きそびれてゼンはシウの中に挿入したままだし、唇も重ねたままだ。

 天蓋はぴたりと閉まり、外から中の様子は見えないはずだ。もし見つかれば、相手をすぐに殺そうとゼンは思うものの、見つかった時の気まずさが半端ない。

 靴音が近づいてくる。
 ベッドのすぐ横に、人の気配。

(先手をうって殺すか)

 ゼンが覚悟を決めかけたとき、唐突にシウの中がぎゅっと締まった。その刺激に、ゼンの射精感が増す。今までギリギリで我慢していたところへの強烈な刺激。しかも、すぐ横には警備員。
 わけのわからない緊張感でゼンの心臓はバクバク跳ねた。我慢できず、今は絶対に違うと思いながら、そのままシウの中で射精する。こんな時に限って、いつもより長く止まらないのだった。

(こんな趣味も……俺にはないはず……!)

 そう思いつつも、止まらない。ようやく止まったかと思えば、またシウのなかがうねり、その締めつけに身体が反応する。無限に続くかと思われた緊張と快楽の一時は、警備員が気づかず部屋を立ち去るまで続いた。扉の鍵が閉め直され、廊下を足音が遠ざかる。
 
 一気に緊張が解け、お互い大きく息を吐いた。身体の力が抜ける。

 安堵と、強烈な快楽の残り火に突き動かされて、ゼンはシウを抱きしめた。シウもゼンの首に腕をまわして、お互い激しく唇を貪る。中に入ったままの男根は、射精したばかりなのにまた主張を増す。何度かシウの身体を揺するとみちみちと大きくなり心地よい圧迫感を覚えた。

 見張りがいなくなったのをいいことに、そのまま激しくお互いを貪る。水音と肉がぶつかる音。すぐにゼンはのぼりつめ、またシウの中で放った。
 真っ赤な顔で荒く息をつきながら、シウがボソリと呟いた。
 
「ゼンさん、こんなご趣味もあるのですね」

 謎の昂りを見せた己の身体がちょっと信じられず、ゼンは呆然とする。
 
(とてもダメなご趣味……!)

 思わずシウの胸に突っ伏すれば、汗ばむ黒髪を優しく撫でてくれた。
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