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68. カンスト
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68. カンスト
仮眠を取った咲夜さんも起きて、再度『ブレイブ☆ファンタジア』の攻略を始めていく。ちなみにレアアイテムの『神龍の杖』は意外にも咲夜さんが起きてからすぐに手に入った。その時の咲夜さんはすごく嬉しそうだったなぁ……。
「ねぇ颯太君。私のゲームプレイを見てて楽しい?」
「うん。楽しいけど?」
「そう……それならいいけど。ほらテレビとか見れないし、退屈じゃないかなって」
「そんな事ない。それにオレは咲夜さんの事をずっと見てたいから……えっと……仲間として」
「そっそうなんだ……」
なんか照れてる咲夜さん可愛いなぁ~。ってかこれってもしかしなくても告白みたいになってないか?まあ別に間違ってはないんだけどさ。
「今、ゲームの物語はどのあたりなんだ?」
「もう少しで最終章だと思うわ。長かったわね」
「いやもうキャラクター全員レベル99になってるけど……。」
「アイテムを集めてたら自然にこうなるわよ。レベルカンスト。これ当たり前のことね?」
……マジ?こんなにやりこんでる人早々いないけどな……。さすがは咲夜さんと言うべきか……。
とりあえず、オレは喉が乾いたので冷蔵庫からこの前たまたま買ったコーラを取り出す。プシュッ!と音を立てて開けると炭酸特有の音が部屋に響き渡る。ゴクゴクと勢いよく飲むと炭酸が弾けて気持ち良い。やっぱりコーラは最高だぜ!!すると突然咲夜さんが騒ぎだす。
「あっ颯太君!昨日嘘ついたわね!」
「え?嘘?」
「もう!自分だけ闇に堕ちたイフリート飲んでるじゃない!ずるいわ!私にも一口頂戴!!」
……こいつが闇に堕ちたイフリートか……なるほどパッケージ赤いしね。となるとシルフの断罪はメロンソーダ系の緑の色の炭酸でヴォルトの怒りはレモン系の炭酸か。さすがにこれはわからないよ咲夜さん……。
咲夜さんはそのままコーラをオレの手から奪い取り、ゴクゴクッと飲み始める。
「ん……んふぅ……んくっ」
飲んでるときの声がエロいんだが……やめてくれ思春期の健全な男子高校生には刺激が強すぎるぞ。
「ぷはぁー!美味しい!!やっぱり闇に堕ちたイフリートは最高ね!!力が沸いてくるわ!」
「……」
「どうしたの颯太君?」
「いやなんでもない……」
今ので少し興奮してしまったとは言えない……。そして一息ついてオレもコーラを飲もうとしたが、あることに気づいてしまう。
……これ間接キスになるよな?
そう考えてしまうと、途端に恥ずかしくなり、飲むことができなくなる。
「あら?どうしたの颯太君?」
「なんでもない……」
もう咲夜さんの唇しか目に入らなくなってくる。プルンとした柔らかそうなピンク色の唇……あれに触れたい……。って何考えてんだよ!オレは自分の理性と戦い続けるのだった。
仮眠を取った咲夜さんも起きて、再度『ブレイブ☆ファンタジア』の攻略を始めていく。ちなみにレアアイテムの『神龍の杖』は意外にも咲夜さんが起きてからすぐに手に入った。その時の咲夜さんはすごく嬉しそうだったなぁ……。
「ねぇ颯太君。私のゲームプレイを見てて楽しい?」
「うん。楽しいけど?」
「そう……それならいいけど。ほらテレビとか見れないし、退屈じゃないかなって」
「そんな事ない。それにオレは咲夜さんの事をずっと見てたいから……えっと……仲間として」
「そっそうなんだ……」
なんか照れてる咲夜さん可愛いなぁ~。ってかこれってもしかしなくても告白みたいになってないか?まあ別に間違ってはないんだけどさ。
「今、ゲームの物語はどのあたりなんだ?」
「もう少しで最終章だと思うわ。長かったわね」
「いやもうキャラクター全員レベル99になってるけど……。」
「アイテムを集めてたら自然にこうなるわよ。レベルカンスト。これ当たり前のことね?」
……マジ?こんなにやりこんでる人早々いないけどな……。さすがは咲夜さんと言うべきか……。
とりあえず、オレは喉が乾いたので冷蔵庫からこの前たまたま買ったコーラを取り出す。プシュッ!と音を立てて開けると炭酸特有の音が部屋に響き渡る。ゴクゴクと勢いよく飲むと炭酸が弾けて気持ち良い。やっぱりコーラは最高だぜ!!すると突然咲夜さんが騒ぎだす。
「あっ颯太君!昨日嘘ついたわね!」
「え?嘘?」
「もう!自分だけ闇に堕ちたイフリート飲んでるじゃない!ずるいわ!私にも一口頂戴!!」
……こいつが闇に堕ちたイフリートか……なるほどパッケージ赤いしね。となるとシルフの断罪はメロンソーダ系の緑の色の炭酸でヴォルトの怒りはレモン系の炭酸か。さすがにこれはわからないよ咲夜さん……。
咲夜さんはそのままコーラをオレの手から奪い取り、ゴクゴクッと飲み始める。
「ん……んふぅ……んくっ」
飲んでるときの声がエロいんだが……やめてくれ思春期の健全な男子高校生には刺激が強すぎるぞ。
「ぷはぁー!美味しい!!やっぱり闇に堕ちたイフリートは最高ね!!力が沸いてくるわ!」
「……」
「どうしたの颯太君?」
「いやなんでもない……」
今ので少し興奮してしまったとは言えない……。そして一息ついてオレもコーラを飲もうとしたが、あることに気づいてしまう。
……これ間接キスになるよな?
そう考えてしまうと、途端に恥ずかしくなり、飲むことができなくなる。
「あら?どうしたの颯太君?」
「なんでもない……」
もう咲夜さんの唇しか目に入らなくなってくる。プルンとした柔らかそうなピンク色の唇……あれに触れたい……。って何考えてんだよ!オレは自分の理性と戦い続けるのだった。
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