上 下
600 / 718

540. 『秋の配信ウィーク!行楽の秋』もしかして地獄?ひめウサギのドライブ!1泊2日の旅人たち配信 1日目~①

しおりを挟む
540. 『秋の配信ウィーク!行楽の秋』もしかして地獄?ひめウサギのドライブ!1泊2日の旅人たち配信 1日目~①


 オレは今、車を運転して山梨県と長野県の県境に向かっている。大丈夫……運転は久しぶりだが、彩芽ちゃんを乗せて練習したしな。オレは基本運転だからあまり雑談には参加せずに運転に集中できるからありがたい。

 配信画面では姫宮ましろの立ち絵に『運転中』と表示させているしな。ちなみに今は高速に乗っている。

 コメント
『行楽楽しみだな』
『夜の雑談も期待』
『それな』

「皆さん遠出とかって最近してますか?私は……3期生の旅行配信に同行させてもらった以来ですかね。さくら様は?」

「さくらはほとんど出掛けてないぜい……出来れば今年中に2期生でも旅行したいんだけどな」

「2期生の皆様でですか楽しそうですね。ラビ様は?」

「遠出と呼んでいいか分からないですけど、ラビは1ヶ月前くらいに山形の実家に帰りましたよ」

 コメント
『山形いいよな』
『姫は?』
『外出てなさそうw』

「ましろ先輩。外出てなさそうって言われでますけどw」

「え?いやいや!この前外ロケ行ったから。ねっさくらちゃん?」

「あんなの出たうちに入らねぇからw」

「えぇ!?あ。つむぎちゃん。一緒にバドミントンやったよね?」

「そう言えばやりましたねw」

 コメント
『バドミントンま?』
『遊んでるんだ』
『2人で?』

「いえ。あとはひなた様とポアロ様、かのん様とあると様の6人でした。その時も『あるアロ』てぇてぇでしたねw」

「なんだかんだあの2人仲良いよな。本当に姉妹みたいなんだよなw」

「あ。ましろ先輩。次のサービスエリアに寄ってもらえますか?ちょっと小腹が空きましたし、御手洗いにもいきたいですから」

「ましろ先輩。左車線に居たほうがいいんじゃないかい?」

「左ね……あ!」

「おい!ましろ先輩トラック来てるって!」

 コメント
『草』
『大丈夫か?』
『事故とか笑えない』

「もう少しでトラックにぶつかるところでしたよ!気をつけてくださいよましろ先輩!」

「ごめん……」

「さくら先輩語尾忘れてますよw」

「いやラビ。今のはキャラとか作ってる場合じゃないから」

「姫様には本当に運転に集中してもらいましょう」

 コメント
『そうしよ』
『姫頑張って』
『次の話題よろしく』

「それがいいですね。とりあえずラビたちはコメント欄を拾いますね!えっと……これにします。『最近後輩ライバーさんが元々すたリスで、推し活していて加入している人が多いですが、ラビさんとつむぎちゃんは推しの先輩はいますか?』って来てますね」

「確かに5期生のみるく先生とメルトはそうか。あとは4期生だとかなえとえるる……それこそ3期生のかのん、あると、キサラあたりもだよな?そう考えるとFmすたーらいぶも大きくなったよな。ラビはどうなんだい?」

「ラビはもちろんすたリスでしたけど、特定の推しは居ませんでしたかね。今は……あると先輩ですけど」

「そう言えばなんであるとなの?ゲームと言えばポアロ先輩とかココアとかもいるよな?」

「あると先輩はラビと配信するゲームジャンルが似ているのと、正直ポアロ先輩とココア先輩は配信真似できないと言うか……独特ですしwもちろん観てはいますけど、あると先輩が一番ということです!」

「やっぱりあるとちゃんなんだよな~。でもましろは同担拒否だからラビさんは敵だからw」

「ましろ先輩は参加しなくていいから運転に集中してろw」

 コメント
『姫w』
『確かに探偵とココアは……』
『真似できないよなw』

「つむぎちゃんはどうなんですか?さすがに普通に会社に入社してるので、すたリスだとは思うんですけど?」

「そうですね。えっと……つむぎは……まぁ……はい」

「え?つむぎちゃんなんですかそれw」

「お前推してるライバーいるんかよwどうせましろ先輩だろ?」

「いえ……姫様ではなくて……」

「え?ましろじゃないの!?」

 コメント
『誰だ?』
『つむつむの推し』
『来たぞ来たぞ』

「あのあの!本当に言わなくちゃダメですか!?配信では……言いたくないんですけどw」

「ダメに決まってんだろwみんな知りたがってんだよ、つむぎがなりたいてぇてぇカップリングをw」

「分かりました……その……笑わないでくださいよ?……すぅー……実はさくら様ですw」

「え?さくら!?私!?」

「はい……すたリスの時からずっと推してます。やっぱり企画力だったり、トーク力、司会力に憧れてます」

「おっおう!……ありがとう……」

 コメント
『草』
『私助かる』
『捜査一課なのか』
『さくつむ来たぞ!』

「だからこの『行楽の秋』チームで一緒になって、今もさくら様が隣にいるのですごく緊張してますw」

「えっと……お前……いきなりやりづらいんだけどw」

「すいませんwでも!つむぎは本当に尊敬しているだけで、『さくつむ』てぇてぇとか望んでませんから!安心してください!」

「別に『さくつむ』てぇてぇ否定しなくてもいいだろw本当はお前さくらのこと推してねぇだろw」

「なんでそんなこと言うんですかw」

 と、つむぎちゃんこと高坂さんの推しがさくらちゃんと暴露され配信は盛り上がる。まぁ……オレじゃないのが少し複雑だよな。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

男女比がおかしい世界に来たのでVtuberになろうかと思う

月乃糸
大衆娯楽
男女比が1:720という世界に転生主人公、都道幸一改め天野大知。 男に生まれたという事で悠々自適な生活を送ろうとしていたが、ふとVtuberを思い出しVtuberになろうと考えだす。 ブラコンの姉妹に囲まれながら楽しく活動!

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた

楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。 この作品はハーメルン様でも掲載しています。

最底辺の落ちこぼれ、実は彼がハイスペックであることを知っている元幼馴染のヤンデレ義妹が入学してきたせいで真の実力が発覚してしまう!

電脳ピエロ
恋愛
時野 玲二はとある事情から真の実力を隠しており、常に退学ギリギリの成績をとっていたことから最底辺の落ちこぼれとバカにされていた。 しかし玲二が2年生になった頃、時を同じくして義理の妹になった人気モデルの神堂 朱音が入学してきたことにより、彼の実力隠しは終わりを迎えようとしていた。 「わたしは大好きなお義兄様の真の実力を、全校生徒に知らしめたいんです♡ そして、全校生徒から羨望の眼差しを向けられているお兄様をわたしだけのものにすることに興奮するんです……あぁんっ♡ お義兄様ぁ♡」 朱音は玲二が実力隠しを始めるよりも前、幼少期からの幼馴染だった。 そして義理の兄妹として再開した現在、玲二に対して変質的な愛情を抱くヤンデレなブラコン義妹に変貌していた朱音は、あの手この手を使って彼の真の実力を発覚させようとしてくる! ――俺はもう、人に期待されるのはごめんなんだ。 そんな玲二の願いは叶うことなく、ヤンデレ義妹の暴走によって彼がハイスペックであるという噂は徐々に学校中へと広まっていく。 やがて玲二の真の実力に危機感を覚えた生徒会までもが動き始めてしまい……。 義兄の実力を全校生徒に知らしめたい、ブラコンにしてヤンデレの人気モデル VS 真の実力を絶対に隠し通したい、実は最強な最底辺の陰キャぼっち。 二人の心理戦は、やがて学校全体を巻き込むほどの大きな戦いへと発展していく。

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...